これでも惚れ込んでます。
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神崎は一人に羽交い絞めにされる。
「姫川!?」
姫川は3人がかりで地面に押さえつけられていた。
「よ…、ようやく大人しくなりやがった…」
「さすが東邦神姫。手こずらせやがる…」
どちらもボロボロだ。
「さて…、それじゃあ…」
スタンバトンで撲られた一部が痛みつつ、ひとりが神崎の手ぬぐいに手をかけ、外した。
「く…っ」
しかし、神崎はかたく目を閉ざしたままだ。
それに苛立った目の前のMK5は神崎のアゴをつかみ、目をこじ開けようとした。
「目ぇ開けろやコラァ!」
「誰が開けるかボケぇぇ」
必死の攻防戦。
「あ、てめぇ!」
ゴッ!
声が聞こえたかと思えば、鈍器で殴られる音が聞こえた。
「触んなゴミ」
目の前の声に、神崎はおそるおそる目を開けた。
立っていたのは、やはり姫川だった。
3人の他校MK5を引き摺り助けに来たようだ。
足下には神崎と攻防戦していた相手が頭にコブを作って転がっている。
「あーあ…、目ぇ開けちまったか…」
目が合い、姫川はため息をつく。
「姫川…。……ぷはっ、だっせぇカッコ(笑)」
「はあ!?」
小馬鹿にする神崎に怒りの形相を浮かべる。
神崎は「いい加減放せよ」と羽交い絞めしている相手に頭突きをかまし、そのままブロック塀にぶつけて自力で抜け出した。
それから続けざまに姫川の服をつかんだままの残り3人を蹴り飛ばして引き剥がす。
「てめぇはやっぱりこの神崎様がついてねーとダメダメってことだ」
「調子こいてんじゃねーぞ!! つうか、オレ見てなんとも思わないのか?」
「相変わらずの腐れフランスパンにしか見えねーが?」
「お…っまえ…」
スタンバトンの先端を神崎に突き付け、今にもケンカが始まりそうだ。
存在を忘れられている他校MK5は立ち上がり、歯を向いた。
「おいコラオレ達を無視してんじゃねーよ!」
「イチャイチャしてんじゃねーよ!」
「つうかなんだよデマだったのかよ!」
「だましてんじゃねーよ!」
「だからこっち見ろって言ってんだろーがよ!」
ほぼ同時に声を発する他校MK5。
「「てめぇら、マジ噛み合ってねぇんだよ!!!」」
「「「「ギャーッ!!」」」」
他校MK5瞬殺!!
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