リクエスト:天使はちっちゃくても天使です。
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放課後の教室で、無事に元の年齢の体に戻った神崎と古市は、酷い目に遭った、とばかりの表情を浮かべていた。
「オレ、自分用の化粧水持つ。それ以外は使わない」
「2度とにきびなんざつくらねえ」
それでも効果が残っているのか、2人の肌はスベスベだ。
にきびも消えたままになっている。
「男鹿、今日のことは忘れて、さっさと帰ろうぜ」
「オレはもう少しゆっくりしてくか。疲れたし」
「「……あの…」」
声をかけられ、神崎と古市ははっとする。
古市は男鹿の手を繋ぎ、神崎は姫川の膝の上に自然と座ってヨーグルッチを飲もうとしていた。
「「うわあああああっ!!」」
古市は慌てて投げ捨てるように男鹿の手を放し、神崎は姫川から離れて飲もうとしたヨーグルッチを握りつぶしてしまう。
「いやっ、これはっ」
「なんか自然とっ」
「ふむ…。元に戻っても、しばらく精神年齢が安定しなくなるようだな」
化粧水の説明書きの続きのようなものを発見したヒルダは2人の反応を見て納得する。
「「なに!!?」」
そんな美味しい話を聞き逃す相方達ではなかった。
「古市、久々に手ぇ繋いで帰るか? ん?」
「神崎、パパのお膝においで」
手を差し出す男鹿と、自身の膝を軽く叩く姫川。
神崎と古市は無意識に疼いてしまうが耐えようと必死だ。
そして、この副作用は1ヶ月以上続いたそうだ。
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