小さな話でございます。
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神崎の家の庭。
神「おまえ七夕知らねえだろ」
姫「願い事を短冊に書いて笹につけるんだろ?」
神「わかってんじゃねーか。わかってねーけど」
姫「?」
神「オレのを見てみろ」
『ヨーグルッチの雨降らせ』
姫「織姫彦星も困惑する願いだな」
神「……………」
『姫川个神崎』
神「相合傘送りつけられた織姫彦星の気持ちも考えてやれよっ。つかこれ合ってんの!?」
姫「願い事って言ったらこれしか思い浮かばなくてな。神崎と今のまま末永く一緒にいますようにって」
神「そう書けばいいのになんで相合傘? 面倒だったか?」
姫「違う違う。リアルで神崎と相合傘したことねーし。今年こそしたい。その願いも含めてる」
神「二重に願い事してんじゃねーよ」
姫「おまえと付き合ってからちょっとしたあこがれだよ。織姫彦星もそれくらい大目に見てくれるだろ」
神「大体、相合傘ならいつもしてんだろうが。てめぇの頭にのってるもんで」
姫「? ……リーゼントのことか?」
神「こっちの相合傘の方がいい。世界にひとつしかねぇオレだけの傘だからな」
姫「神崎…(キュン)」
神「姫川…(照)」
「キュンじゃねえよあのヤロウ!!」
「若がリーゼントフェチになってる!?」
「誰か『リーゼント爆発しろ』って願えっ」
「チクショウ。完全に2人だけの世界になってやがる!」
「えーと、二葉はポリキュアの…」
姫川を睨む若親衛隊の方々の傍では、スルースキルを身に着けた二葉が願い事を考えていた。
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