とんだ奴らが入れ替わりました。
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翌日、神谷とヘアバンは、下校時間に聖石矢魔学園の正門まで2人が出てくるのを待っていた。
「神谷さん…、本当に行くんですか?」
「おう。オレの身勝手な願いのせいでお2人に迷惑かけちまったからよ…。詫びねえと…。たとえ拒絶されたっていいんだ。自分の気持ち、伝えてくるぜ」
「神谷さん…」
そう言ってるうちに、昇降口から出てきた神崎と姫川を見つけ、神谷はヘアバンをそこで待機させて走り寄った。
「神崎さん! 姫川さん!」
「「!」」
「昨日はマジですみませんでした!!」
改めて2人の前で大きく頭を下げると、2人は一度互いの顔を見合わせ、神崎は「あー…」と漏らす。
「もういいって。オレとこいつは相変わらずだし…。昨日も散々謝ってもらったし…」
「ええ。けど、姫川さんには悪いですけど、オレ、神崎さんのこと諦めませんからっ!! だから…」
顔を上げた神谷を見た途端、2人は絶句する。
「オレっ、神崎さんが認めてくれるような男、目指すんでっ!」
輝かしい顔の神谷の頭は、姫路に頼んでリーゼントにしてもらっていた。
見守るヘアバンも同時に思う。
(((目指す方向違くね…?)))
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