時代劇に挑戦しました。
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ある日の放課後だ。
「突然だが、時代劇をすることになった。…協力してくれるよな?」
「「「は?」」」
教卓の前に立って宣言する男鹿に、その場にいた、神崎、姫川、古市が首を傾げる。
「台本はここに…」
話を進もうとする男鹿に、神崎が手を挙げた。
「ちょ、ちょ、待て。待てよ、男鹿。いきなり現れて人のみぞおちに一発食らわせてラチった挙句、劇って…。ははは…。ブッ殺されてえのかてめぇ!!? 今ここで殺人劇起こすぞっ!!」
理不尽極まりない男鹿に耐え切れずキレる神崎に、古市も姫川も「うんうん」と頷きながら同意している。
「まず理由を説明しろよ、男鹿」
古市の言葉に、男鹿は面倒臭そうな顔をしたが、「実はなー…」と話しだす。
「演劇部が集団インフルエンザ起こしたらしくてな…。演劇部部長が…」
『バレーの試合後のケンカイリュージョン見たよっ!! そのキミの演技力を見込んでお願いだ!! 頼むっ!! コンクールに出場してオレ達の意志を継いでくれぇ!!! ゲホゲホガハッ!!!』
そのあと、演劇部部長は病院に強制的に連れて行かれた。
「あれはさすがのオレもビビった…」
死に物狂いで懇願する演劇部部長に気圧され、その台本を受け取ってしまったのだった。
「なんか…、欠席ごときで、歴代の演劇部の汚点になりたくないんだってよ。プライドってやつかねぇ」
男鹿は「わからなくもねーけど」と腕を組んで頷く。
「それで、オレ達に協力してほしい…と」と姫川。
「だったら素直に頼めよ」と神崎。
「…で、そのコンクールっていつだよ?」と古市。
「明日」
「「「はい、ふざけんなぁっっ!!?」」」
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