前日の追いかけっこ。
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サプライズパーティーもお開きになり、オレは姫川とともに正門の前で全員を見送った。
そこであることを思い出す。
「…車呼んでやるけど?」
「うーん…。帰りづれぇんだよなぁ。ウチの奴らも騒ぐの好きだから、同じサプライズパーティー用意してそうだし…」
去年と同じなら。
「あ…、そうだ、他の奴らの相手で忘れてたけど、オレからの誕生日プレゼントはなにがいい? オレなら即行で用意できるけど?」
姫川は携帯を取り出し、スタンバイOKといいたげなドヤ顔をする。
オレは考えた。
考えたけど、これしか思い浮かばない。
「じゃあ、おまえの半日、オレにくれよ」
「…え?」
「だから…、半日だけ、てめーのこと好きにさせろって言ってんだよ…」
姫川はポカンとしてる。
日の下じゃなくてよかった。
オレの顔、とてもじゃないけど見せられたもんじゃないくらい赤面している。
この言葉言うの、ある意味勇気いるよな。
「べ、べべ、別に、今日用事あるなら…い…けど…」
すると、姫川ははっとした顔をしてオレの両肩を強くつかんだ。
「半日どころか、1日全部くれてやるよ! オレの誕生日でもねえのに、なに嬉しいこと言ってくれてんの!?」
そのままギュゥッと苦しいくらい抱きしめられた。
「待て…っ、苦し…って!」
「お、おお、悪い」
「好きに、とは具体的に!?」
前を見ると、まだヨーグルッチの着ぐるみを着た下川がいた(つうか帰ってなかったのか)。
オレの返答を待っているのか、バイクに乗ったままこちらをガン見している。
こいつもそろそろ救いようがねえくらいMK5になってきたな。
「とりあえず、最初にあの着ぐるみ着ろよ」
指をさして姫川に言うと、姫川は苦笑して首を横に振った。
「いやぁ、アレはさすがにパス」
「ええ!? 着ろって言ったのアンタじゃん!!」
.END
グッドナイトオチw
え、聖石矢魔との時期が合わない?
そこはノーコメントで。
神崎君、誕生日おめでとう!!