あなたにサプライズを。
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学校のとある家庭科実習室にて。テーブルに並べられた材料と調理器具。
それを立って見下ろす、神崎、城山。
これから譲れない戦いを始める前の緊迫した空気が流れている。
向かいには、ニヤニヤと笑みを浮かべた夏目が座っていた。
「…………よし、城山、始めるぞ」
「はい、神崎さん」
意を決した神崎は背後のテーブルに置いていた、白の三角巾と薄いピンクのエプロンをつかみとり、身に付けた。
それに続いて、同じく城山も同じ格好をする。
準備は整った。
2人は顔を見合わせ、そして、城山は卒倒した。
「城山ーっ!!?」
うつ伏せに倒れた城山の顔は血だまりに浸かっている。
鼻血と吐血だ。
神崎は城山の身になにが起きたのか理解できず、胸倉をつかんで揺さぶり起こそうとする。
「いきなり瀕死じゃねえか! 今日を命日にする気かっ!!」
目を覚ましかけた城山だが、吐血を繰り返す。
「エプロン姿の神崎君が視界に入るからだよ。一度放してあげて」
開始早々流血沙汰。
城山の復活まで少々お待ちください。
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