真犯人を見つけましょう。
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その夜、神崎はヨーグルッチを買いにコンビニへと向かっていた。
昼休みのあと、放送で職員室に呼び出されたことを思い出す。
職員室には警察が来ていて、色々と質問を投げかけられた。
特徴が割れてるぶん、疑いの目も露骨だった。
あの目を思い出し、神崎の額に青筋が浮きあがる。
「露骨に疑いやがって…、あの税金泥棒ども…」
コンビニが見えてきた時だ。
「キャ―――ッ!!」
「!」
遠くの方から女性の悲鳴が聞こえ、まさか、と思い、悲鳴が聞こえた方角へと足を向け、住宅街を駆ける。
(確か、この辺から…)
曲がり角を曲がろうとしたとき、どんっと誰かとぶつかった。
「っ! 気をつけろっ!」
よろめいた神崎は、慌てて横を通過した男に向かって怒鳴った。
男は一目散にかけ、別の曲がり角で姿を消す。
「なんだ? あのヤロー…。!」
その時、なにかを踏みつけた。
視線を下ろしたが、暗がりではっきりとはわからず、拾ってみる。
「……これ…」
ショルダーバッグだ。
「いたぞ!」
「あいつだ!」
「は!?」
いきなり懐中電灯に顔を照らされて目を細める。
そして、2人組の警官が駆け寄り、神崎を取り押さえた。
「大人しくしろ!」
「ようやく捕まえたぞ!!」
「なに!!?」
わけがわからないうちに手首に手錠をかけられ、パトカーまで呼ばれてしまい、辺りは騒然となった。
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