勉強の時間です。
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そして。
陣「この日本地図にある、この白いクマさんマークがいるところは?」
東「ほっかいどーだ!」
姫『私のヨーグルッチはどこに行きましたか?』
神「オレのヨーグルッチはどこに行きましたか?」
因「男鹿が壁を殴ったとして返ってくるのは?」
男「反動だ!」
佐「そ、そろそろ始めてもいいかな?」
古「もうちょっと待ってください! あと1分!」
邦「最初は社会だから、そっちを優先させましょう!」
追試テスト当日、全員目の下に隈をつくったままテストに臨んだ。
その数日後、テストが点数をつけられて戻ってきた。
配ったのは早乙女だ。
面倒だからと5教科のテスト用紙をいっぺんに配る。
ひとりひとりが受け取ると同時に赤点を免れ、歓喜の声を上げては解答用紙を見せつける。
空き教室組以外の生徒は全員合格だ。
問題は、因幡達に勉強を手伝ってもらっていた男鹿達だ。
解答用紙も残り3人分だ。
早「男鹿ー」
呼ばれた男鹿はテストを取りに行く。
その点数、国語32点、英語31点、理科35点、社会33点、算数36点。
男「よっしゃー!!」
古「越えたー!!」
家に帰ってからも付きっきりで教えていた古市もバンザイする。
早「神崎」
神「おう」
その点数、国語40点、英語41点、理科35点、社会32点、算数36点。
神「見ろやー!!」
城「さすがです!! 神崎さん!!」
因(オレと姫川が家にお邪魔してでも勉強してた甲斐があったな…)
早「最後、東条だ」
東「よしっ!」
その点数、国語30点、英語30点、理科30点、社会28点、算数30点。
東「やったぞー!!」
しかし、教室内は静まり返っていた。
社会、28点。
赤点に入ってしまったからだ。
陣「虎…」
東「そんな……」
早「……まあ…、そう落ち込むな東条…。留年しても、オレが面倒みてやるか…」
陣「先生、この点数間違ってます」
東条の解答用紙を取りあげた陣野は教卓にそれを叩きつける。
早「…あ?」
陣「点数を改めて足し算したところ…、虎の本当の点数は33点だ」
早「……あ」
改めて見直した早乙女は確かに間違っていることに気付く。
古「先生が計算違いしてどうするんですか」
早「先生だって完璧じゃねーんだよ! はい! ということでおめでとう! 全員学年上がってよし!」
それだけ言って早乙女は逃げるように教室から出て行った。
男「最後まで適当な奴だぜ」
東「しかしこれでまたしばらくのんびりできるわけだ」
因「油断してると次のテストまであっという間だぞ」
神「じゃあ帰るかー」
因「聞けよ3馬鹿共っ!!」
姫「……………」
姫川は神崎の社会のテストをじっと見ていた。
神「いつまでじっと見てんだ。返せよ」
姫「あ、ああ」
神「…なんだよ?」
姫「いや? …帰るか」
姫(改めて計算してみたら、こいつ社会29点じゃねーか)
もしかしたら、他のメンバーも赤点の奴がいるかもしれない。
姫川はそんな予感を胸に秘め、間違っても口にはしまいと決め、因幡達とともに下校する。
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