勉強の時間です。
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古「…………5科目、平均10点」
男「ふう。熾烈な闘いだったぜ」
東「そうだな」
神「誰かヨーグルッチ持ってねーか?」
姫「やり遂げた顔してるけど…、おまえらこの3倍とらなきゃなんねーのわかってる?」
因「神崎、ヤの字は頭悪いとやってけねーよ?」
しかし、神崎は男鹿や東条ほど頭が弱いわけでもないようだ。
国語力はある。
姫「神崎、国語は良いんだよな(3馬鹿の中で)…。漢字は得意か?」
神「ああ。日本人だからな☆」
陣「なら、50点以上とってみろ」
絶望的な点数を見て、まずは基礎を教えることになった。
社会(担当:陣野)
陣「なくようぐいす…?」
神「鎌倉幕府?」
陣「惜しい」
因「神崎は色々ズレて覚えてるな」
陣「「敵は本能寺にあり!」と本能寺に火を放ったのは?」
男「徳川信長!!」
姫「混ざってる。ついでに間違ってる」
陣「日本地図を最初に作ったのは?」
東「日本地図…、日本地図…、どんな形してたっけ?」
邦「そこを聞き返すの!!?;」
因「都道府県問題も危ういな…」
国語(担当:邦枝)
邦「じゃあ、今からこの黒板に書く漢字の読みを書いてって」
“学校”、“度胸”、“強い”、“根性”など。
普段男鹿達が使用している言葉ばかりだ。
東男「じゃあ神崎任せた」
邦神「放棄した!!」
古「おまえらいつもひらがなでセリフ言ってるわけじゃねーだろ!;」
因「投げるなら、この恋愛小説一本音読してもらう。ちなみに内容は…官能―――エロ、BLもの…」
男「がっこー!!」
東「どむね―――っ!!」
男「さいきょうい!!」
東「ねせい―――!!」
邦「読み方ほぼ間違ってるけど答えてる…」
陣「よほど音読が嫌のようだ」
姫「ちなみにソレ、誰の?」
因「母さんの」
古「お母さんの!?」
昼休みとなり、休憩の時間となった。
ジャンケンをしたわけでもなく、古市はみんなの弁当を取りに、教室まで行かされる。
大「こんな問題もわかんないのかい!? オラ下川寝んなぁ!!」
谷「撃ちますか?」
花「寧々さんマジ厳しいっス…。ていうか、葵姐さんがあっちに行ったからって不機嫌パネェ」
相「東条さんとこはもっと厳しいんだろーなぁ…」
古市は静かに扉を閉めて空き教室に戻って来た。
弁当を取りに行く空気ではなかったからだ。
誰も昼休みに気付いていないのか、休息もとっていない状況だった。
古「戦場で取りにいきませんでした。ほぼ石矢魔ヤンキーが死屍累々状態です;」
男「ああ!? じゃあ昼ごはんどうすんだよ! 古市、コロッケ買ってこいや!」
東「オレメロンパン」
神「ヨーグルッチ」
古「自分の立場をわきまえてください」
古(3馬鹿共が)
姫「テスト勉強だし…、頭に良さそうなもの食わせてやるか…」
そこで姫川はケータイで注文をとり、5分もしないうちにそれは蓮井の手でカートに載せられて運ばれてきた。
蓮「お疲れ様です、坊っちゃま。こちらでよろしいので?」
姫「おう」
運ばれてきたのは、まぐろの頭だった。
きっちり3人分。
さかなさかなさかな~♪
マグロの恨めしい目のせいで頭に流れるメロディーが楽しく聞こえない。
机の上に遠慮なく置かれた、目の前のマグロの頭部を前に、3人の目は真っ白だ。
姫「魚には頭を良くさせる成分…詳細は削るがそんなのが入ってる。特に目玉の部分がいいらしい。感謝して食べろよ」
因「残したらねじこむので」
神男東「……………」
ギョロっとしたマグロの目が、軽くトラウマになりそうだった。
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