ただの日記には書ききれません。
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校舎崩壊でしばらく入院していたオレと神崎達。
その間、資料集めさせていただきました。
神崎と姫川の写真はもちろん、陣野と相沢の写真も忘れない。
母さんが新しいカップリングに迷ってたから。
この2人はサブストーリーに使用する予定らしい(どっちが右か左か知らんが)。
陣野達には許可もらうどころか一言も伝えていない。
全力で反対されるとわかっているからだ(当たり前)。
自分の本が読まれないからって起訴されたら逃げ場がないというのに。
無事退院し、現像した写真を手に家へと帰った。
玄関では母さんがオレの帰りを待っていてくれていた。
「桃ちゃん…、退院したって顔じゃないわよ」
目の下に隈があるらしい。
原因はわかってる。
睡眠時間が少なかったからだ。
「……写真」
オレは欠伸をし、母さんに写真を渡した。
ミッションコンプリート。
超眠い。
「あ、ありがとう」
とにかくいい写真が撮れた。
特に写真がいい。
別に指示したわけでもないのに、あんな写真が撮れたんだ。
神崎が姫川にごはん食べさせてあげたり、着替えとか手伝い合ったりとかあったけど。
オレは思い出してみる。
喉が渇いて自販機コーナーに行こうと起き上がったとき、目の前に飛び込んできた光景を。
姫川のベッドで、神崎が姫川の胸に顔を埋めて眠っているではないか。
寝ぞうが悪いうえに抱き癖って!!
オレは写真を数枚撮ってしばらくその光景を眺めていた。
いや、寝ようと思ったけど眠れなかっただけだ。
毎晩この光景が続いてみろ。
寝不足にもなるわ。
朝には2人とも離れてるから気付きゃしない。
家に帰って早々、オレは自分の部屋で寝ようと階段を上がる。
「がふっ!!」
「えええ!?」
1階から母さんが吐血する声が聞こえた。
写真で流血沙汰は初めてだ。
オレは思い当たる写真を思い出す。
眠くて引き抜くの忘れてた。
最終日に撮影した夜の写真。
実はその日病室のクーラーが壊れてみんな半脱ぎ状態のうえ、暑くて汗までかいてるのにあの寝ぞう。
どう見ても情事後の写真にしか見えない。
1階に下りると、母さんは出血多量で倒れていた。
床にはこれまた余裕な血文字が。
“リアルキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!”
きてねえよ。
写真でアウトだったらもう漫画家なんてやめてしまえ、と言いたかったが、先に救急車を呼ぶことにした。
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