リクエスト:持ち物検査を始めます。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある日の聖石矢魔学園にて、その行事が行われた。
HRの時間となり、いつも通り早乙女が教室に入ってくる。
「よーし、HRを始めるぞー」
なにか良い事でもあったのか、笑顔だ。
その気味の悪い顔に、クラス全員が怪訝な顔をし、ざわめいた。
「そして嬉しいことに、持ち物検査も始めるぞー」
「…あ?」
聖石矢魔学園では、たまに抜き打ち持ち物検査が行われていた。
それは転校してきた石矢魔の生徒も例外ではない。
郷に入れば郷に従え。
学園内にいる限り、聖石矢魔の校則に従わなければならない。
持ち物検査があることさえ知らされていなかった石矢魔生徒は全員不満げな表情を浮かべていた。
これが草食系一般教師なら「やっぱりやめます」と引いているところだが、あの早乙女だ。
「そんな顔してもやるからな」と笑顔で返した。
一クラス一クラス行われているのか、廊下では他の教師が4人ほど待機していたが、石矢魔クラスに足を踏み入れるのを躊躇っている様子だ。
「よしおまえらー、全員カバンを机の上に置けー。机の中のも全部だ」
そう言って早乙女は“没収箱”と書かれたダンボールを取り出した。
.