49:お土産も思い出もお忘れなく。
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哀場以外の珍高の不良達を残らずブッ飛ばしたあと、神崎は二葉を迎えに、姫川の部屋を訪れた。
「……………」
玄関を開け放したまま、絶句だ。
「ああ、そうそう。オレもそんな顔してた」
ソファーに座ってくつろぐ因幡は、神崎の顔を指して頷く。
「なんだよ」
「あ…、ああ、うん。おまえはそうだよな…」
部屋を5階ほど買い占める姫川のことだからとあえて納得することにした。
「―――で、二葉は?」
神崎が尋ねると、姫川はあからさまに顔をしかめ、ベッドを指さす。
キングサイズのベッドに寝転んだり跳ねたりしている二葉と花澤。
「うわオニふかふかっスよ―――っ!! パネェ―――ッ!!」
「スモウが寝れるぞスモウ!!」
キャッキャはしゃぐ二葉達に、姫川はうんざりとした顔で「早く回収してくれ」と神崎に言った。
だが、いざ連れ帰ろうとすると、すっかりそのベッドが気に入った二葉はごねだした。
「嫌だ―――っ!! 二葉はここで寝るんだ―――!!」
「ワガママ言ってんじゃねえよっ!!」
ベッドにしがみつく二葉と、その両脚を引っ張る神崎。
それを、手をこまねいて眺める姫川、因幡、花澤。
「い―――加減に…、しろっ!!」
「あっ!!」
ベッドから手を放してしまった二葉は、とにかくなにかにつかもうと手を伸ばし、すぐ近くにあったそれを反射的につかんだ。
「「あ」」
因幡と花澤は目を丸め、そこに、開け放たれた玄関からコハルが「お邪魔します」と現れた。
「桃ちゃん、ごめん、思ったより仕事がはかどらない。どうすれば…」
その光景に、コハルもフリーズした。
二葉がつかんだのは、姫川のバスローブの裾だった。
二葉を引っ張る神崎も「あ…」と漏らしていた。
モロに見える姫川の下半身。
因幡は晒される直前に、目の前の花澤の目を背後から両手で覆っていた。
「見えないっスよー」
「てめーらガン見してんじゃねーよ」
部屋の周りを見回したコハルははっとしたように一度部屋を出て、ドアを閉めた。それから息を吸い込み、
「――――――ッッッ!!!」
ブシャァッ!!
吐血しながら叫び、廊下は惨状と化した。
年齢制限かかりそうな光景なのでお見せできません。
「……母さんにナマモノ見せてんじゃねーよ。殺す気か」
裾が放されたことではっと我に返った因幡はコハルの安否が気になった。
「ナマモノ言うな。あっちが勝手に見たんだろが。そして珍しげなモン見る目で見んなガキ」
「だって、一より…」
「二葉ぁ!!!」
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