38:リーゼントとウサギ。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ノーネームとの戦って辛勝し、夜のうちに棄見下町から石矢魔町に戻るはずだった因幡、神崎、姫川。
だが、戦いで疲弊した3人はうっかり電車の中で眠ってしまい、終電が終わった頃には海の見渡せる田舎の駅に到着してしまった。
仕方なく始発まで電車を待つことにし、日が昇る頃に早朝一番の電車に乗ってそのまま石矢魔に帰ってきた。
夏目達に迎えられ、帰路につく因幡達。
またいつもの日々が始まるかと思いきや、ここ、姫川の新たなマンションの一室では大きな変化が起きていた。
風呂に入ったあと、疲れのあまり、毛布も被らずベッドの上にうつ伏せに倒れ込んで眠りに落ちていた姫川。
午前7時。
アラームが鳴りだし、たった2時間の眠りから叩き起こされる。
「ん…」
(アラーム切っとくの…忘れてた…)
眠る前に、執事の蓮井に「疲れた。眠い。今日は学校を休む」と送りつけたから、起こしに来る予定はないというのに。
毎日鳴り響くように設定したアラームを一時的にオフにするのを忘れたことに舌を打ち、切って至福の2度寝に突入しようと、頭上近くでうるさく鳴り響くケータイに手を伸ばした。
「…?」
音のする方向に手を伸ばしても届かない。
右目だけ開けてケータイの位置を確認した。
その前に、自分の今の手が目に入り、
「!!!?」
一気に脳が覚醒した。
.