襲撃
いいです!こんな高いの!
って、返すと
いいじゃない。かわいいんだからー♪
って返ってくる。
いいです!こんなにたくさん!
って返すと
いいじゃない。かわいいんだからー♪
って返ってくる。
木霊でしょうか、、、、。
明後日の方を見ている私に、傍観を決めこんでいたクリリンが苦笑いした。
「あはは、、、美波ちゃんもがんばるなぁ」
エロ目でデパートにいるピチピチギャルを、ターゲッティングしているヤムチャも、「世界一のお金持ちなんだぜ。気にすることないのに」とつぶやく。
限度があるでしょうよ!
ブルマさんに連行される形でやってきたブランドショップで、私は頭を抱えて外野にツッコミを入れた。
心の中で。
キッズ向けのラブリー系をウリにしている服屋さん。
そのとにかくピンクピンクした服を、ブルマさんはあれもかわいい、これもかわいいと悩んだあげく、「あっちの棚からここまでの服、全部ちょうだい」と店員に言ってのけるのだ。
しかもこれ、3店舗目。さっきから同じようなやりとりを3回繰り返している。
で同じようにトランクスが外野とも内野とも言えないポジションで、大量の戦利品を両手に積み上げ、たっている。
戦利品が邪魔で顔は見えないけど。
ブルマは目をパチパチまたたいた。
「あら、美波ちゃんピンクきらい?」
「いえ、別に嫌いじゃないですけど、着眼点はそこじゃなくて、、、」
「ならよかったわ!じゃあ、これ買って次行くわよ!次!」
「まだ買うんですか!?」
とーぜん!みたいに親指おったてるブルマさん。
絶句している間に、まばゆいゴールドカードをレジのカルトンに出している。
戦利品から顔を出すトランクスを横目に見ると、彼も私とにたりよったりな表情をしている。
そうだよね。
未来から来たトランクスからすれば、この大型スーパーですら、もの珍しいものだろうし。
私は頭をフル回転させて、この恐ろしいショッピングを阻止する手段を考え出した。
うーん、うーんとうなりながら、歩く人、品物を眺めている人、レジに連なる行列を、順に追っていく。
、、、、。
、、、、。
、、、、。
、、、、!
「ブルマさん、次のお店に行く前に少し休憩しませんか?」
と指差したのは、アイスキャンデーの売っているお店だ。
それにピクリと反応するちびトラと悟天。こちらに我関せずで、ジャレあって遊んでいたのに、急に「わあ! 俺も!食べる! 悟天も食べたいよな!な!悟天」とさわぎだした。
悟天は「アイスキャンデー?」と目をキラキラさせる。
ちなみにチチさんは悟天くんをブルマさんに預けて、自分の洋服を見てるらしく、いない。
さわぎだしたちびっ子、、、(まあ、私もちびっ子にがいとうするんだろう)をブルマさんはぐるりと見まわし、ふっと笑った。
「そうね。結構歩いたし、休憩にしましょ!」
「やったぁーー!トランクス君なに味食べるー!?」
「そうだな。俺は大人っぽくレモン味にするかな」
レモン味が大人っぽいか知らんが、そこにツッコミを入れている場合じゃない。
我先にとアイスキャンデーの行列にダッシュしたちび二人を追いかける。
「ちょっと待って二人とも!ストォーープ!!」
私の声にお利口な悟天くんは「ん?」って顔をしてピタリと止まる。
トランクスも相方が急停止したため、「なんだよ。もう!」としぶしぶ止まった。
私は大人たちが談笑しながら、こちらに向かってくるのを確認しながら、ふたりの肩に両腕をまわした。
よっぽどこわい顔をしていたのか、チビトラが若干引いている。
「お、ね、が、い、が、あ、る、の」
ぽよよんとした顔の悟天くんと、引き気味のチビトラが顔を見合わせる。
私はすばやく深呼吸すると、彼らを味方にするべく、商談を持ちこんだ。
って、返すと
いいじゃない。かわいいんだからー♪
って返ってくる。
いいです!こんなにたくさん!
って返すと
いいじゃない。かわいいんだからー♪
って返ってくる。
木霊でしょうか、、、、。
明後日の方を見ている私に、傍観を決めこんでいたクリリンが苦笑いした。
「あはは、、、美波ちゃんもがんばるなぁ」
エロ目でデパートにいるピチピチギャルを、ターゲッティングしているヤムチャも、「世界一のお金持ちなんだぜ。気にすることないのに」とつぶやく。
限度があるでしょうよ!
ブルマさんに連行される形でやってきたブランドショップで、私は頭を抱えて外野にツッコミを入れた。
心の中で。
キッズ向けのラブリー系をウリにしている服屋さん。
そのとにかくピンクピンクした服を、ブルマさんはあれもかわいい、これもかわいいと悩んだあげく、「あっちの棚からここまでの服、全部ちょうだい」と店員に言ってのけるのだ。
しかもこれ、3店舗目。さっきから同じようなやりとりを3回繰り返している。
で同じようにトランクスが外野とも内野とも言えないポジションで、大量の戦利品を両手に積み上げ、たっている。
戦利品が邪魔で顔は見えないけど。
ブルマは目をパチパチまたたいた。
「あら、美波ちゃんピンクきらい?」
「いえ、別に嫌いじゃないですけど、着眼点はそこじゃなくて、、、」
「ならよかったわ!じゃあ、これ買って次行くわよ!次!」
「まだ買うんですか!?」
とーぜん!みたいに親指おったてるブルマさん。
絶句している間に、まばゆいゴールドカードをレジのカルトンに出している。
戦利品から顔を出すトランクスを横目に見ると、彼も私とにたりよったりな表情をしている。
そうだよね。
未来から来たトランクスからすれば、この大型スーパーですら、もの珍しいものだろうし。
私は頭をフル回転させて、この恐ろしいショッピングを阻止する手段を考え出した。
うーん、うーんとうなりながら、歩く人、品物を眺めている人、レジに連なる行列を、順に追っていく。
、、、、。
、、、、。
、、、、。
、、、、!
「ブルマさん、次のお店に行く前に少し休憩しませんか?」
と指差したのは、アイスキャンデーの売っているお店だ。
それにピクリと反応するちびトラと悟天。こちらに我関せずで、ジャレあって遊んでいたのに、急に「わあ! 俺も!食べる! 悟天も食べたいよな!な!悟天」とさわぎだした。
悟天は「アイスキャンデー?」と目をキラキラさせる。
ちなみにチチさんは悟天くんをブルマさんに預けて、自分の洋服を見てるらしく、いない。
さわぎだしたちびっ子、、、(まあ、私もちびっ子にがいとうするんだろう)をブルマさんはぐるりと見まわし、ふっと笑った。
「そうね。結構歩いたし、休憩にしましょ!」
「やったぁーー!トランクス君なに味食べるー!?」
「そうだな。俺は大人っぽくレモン味にするかな」
レモン味が大人っぽいか知らんが、そこにツッコミを入れている場合じゃない。
我先にとアイスキャンデーの行列にダッシュしたちび二人を追いかける。
「ちょっと待って二人とも!ストォーープ!!」
私の声にお利口な悟天くんは「ん?」って顔をしてピタリと止まる。
トランクスも相方が急停止したため、「なんだよ。もう!」としぶしぶ止まった。
私は大人たちが談笑しながら、こちらに向かってくるのを確認しながら、ふたりの肩に両腕をまわした。
よっぽどこわい顔をしていたのか、チビトラが若干引いている。
「お、ね、が、い、が、あ、る、の」
ぽよよんとした顔の悟天くんと、引き気味のチビトラが顔を見合わせる。
私はすばやく深呼吸すると、彼らを味方にするべく、商談を持ちこんだ。