襲撃
結局、一睡もできなかった・・・。
トランクスがそんな事態になってる事実を知ってしまったことを悶々と考えてしまったのが原因だ・・・。
私が眠りについたのは、夜が明けるのとほぼ同じ時刻。
そんな睡眠時間が枯渇しまくった私を、誰かが早々に乱発内線コールをぶちかまして叩き起こしてくださった。
ベットに腹這いになって、頭の上にある受話器をとってみれば、不機嫌そうな小さなトランクスの声。
「おい。早くでろよ。これから、部屋に迎えに行くからな!しょうがないから、俺が家を案内してやる。べ、別に、ママに頼まれて仕方がなくだからな!いいか。ちゃんと起きてろよ!」
ガチャン・・・・。
「・・・・・」
一方的にしゃべられて、一方的にきられた・・・。
お世辞でも寝起きが良いとは言えない私は、受話器を耳にあてたまま、3分ほど停止した。
そうか。
ここドラゴンボールの世界だったっけ・・・。
くそぉ。ちびトラめ・・・。
人様の睡眠時間を何と心得る。
一体今何時なんだろうと、部屋にあるデジタル時計に目をやると、朝の7時ちょい過ぎ。
まだまだこんな時間・・・。
完全に私は二度寝を決め込む態勢を整え、うつ伏せの状態のまま、顔を枕に埋めた。
するとどこからともなく、ドンドンと何かを叩く音が聞こえてきた。
ピクリと反応を示すも、私はわざとそれを無視をして、夢の世界へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドンドン。
ドンドンドンッ!!
ドンドンドンドンッ!!
「・・・・・・・っうるさぁぁぁい!!」
掛け布団を床に蹴り落として、音のする方を睨み付けた。
そこには外から、窓にへばりついて、こちらの様子を伺っている小さいトランクスの姿があった。
キッチンのハチャメチャが押し寄せくる事件の時もそうだったけど、何でこの子、窓から入ってくるんだろう。
私は文句を言うべく、小さいトランクスがへばりついた窓を開ける。
「まだ7時でしょーが!もう、ちょっと寝かせてよ!」
そのまま窓を閉めようとしたが、小さいトランクスが、素早い動きでそれを制止した。
「まだ寝るのかよ!? もぉ朝ごはんも出来てるんだぞ!!」
は、早っ!!
早いよブルマさん・・・。
うー・・・さすがに居候の身で、作ってくれた朝ごはんの文句は言えない。
眠さと、落胆でおでこを押さえて、床に座り込んだ。
その隙をついて、小さいトランクスは部屋に侵入する。
「あれ、なんかお前、目が赤いぞ?・・・・」
「あ、あぁ・・・昨日、あんまり寝れていの」
後、泣いたせいだきっと・・・。
いつになく目も開かないし、きっとこれは腫れてるな。
そんな私の目をマジマジと覗き込むと、小さいトランクスは軽く肩をすくめた。
「ふぅん・・・。じゃぁ、せめてご飯は食べろよな。案内はまた後でしてやるからさ。ママの料理はあったかいのが一番美味いんだから」
「・・・そうする。ちょっと顔洗ってくるから待ってて・・・」
床に落とした、掛け布団をベッドに戻すと、ボーッとする頭を抱え、洗面所に向かう。
「・・・・おい。・・・あのさ。お前を襲ったって言う怪物は、俺がやっつけてやるから、安心しな」
えっ?
意外な言葉に、私は驚いて振り返り小さいトランクスを見つめた。
小さいトランクスは若干頬を赤く染めながら、明後日を方向を向いている。
「俺、部屋の外で待ってるから、早くこいよ」
ダッシュで部屋から飛び出す後ろ姿を見て、私は洗面所で自分の顔を再度確認した。
真っ赤に腫れた両面・・・。
これは確実に泣いたのバレたかな・・・。
でも、何だ、以外と良い奴じゃん。
小さくてもやっぱり、トランクスはトランクスってことか。
思わず口元に笑みをにじませて、私は寝不足の顔を冷たい水でひっぱたいた。
トランクスがそんな事態になってる事実を知ってしまったことを悶々と考えてしまったのが原因だ・・・。
私が眠りについたのは、夜が明けるのとほぼ同じ時刻。
そんな睡眠時間が枯渇しまくった私を、誰かが早々に乱発内線コールをぶちかまして叩き起こしてくださった。
ベットに腹這いになって、頭の上にある受話器をとってみれば、不機嫌そうな小さなトランクスの声。
「おい。早くでろよ。これから、部屋に迎えに行くからな!しょうがないから、俺が家を案内してやる。べ、別に、ママに頼まれて仕方がなくだからな!いいか。ちゃんと起きてろよ!」
ガチャン・・・・。
「・・・・・」
一方的にしゃべられて、一方的にきられた・・・。
お世辞でも寝起きが良いとは言えない私は、受話器を耳にあてたまま、3分ほど停止した。
そうか。
ここドラゴンボールの世界だったっけ・・・。
くそぉ。ちびトラめ・・・。
人様の睡眠時間を何と心得る。
一体今何時なんだろうと、部屋にあるデジタル時計に目をやると、朝の7時ちょい過ぎ。
まだまだこんな時間・・・。
完全に私は二度寝を決め込む態勢を整え、うつ伏せの状態のまま、顔を枕に埋めた。
するとどこからともなく、ドンドンと何かを叩く音が聞こえてきた。
ピクリと反応を示すも、私はわざとそれを無視をして、夢の世界へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドンドン。
ドンドンドンッ!!
ドンドンドンドンッ!!
「・・・・・・・っうるさぁぁぁい!!」
掛け布団を床に蹴り落として、音のする方を睨み付けた。
そこには外から、窓にへばりついて、こちらの様子を伺っている小さいトランクスの姿があった。
キッチンのハチャメチャが押し寄せくる事件の時もそうだったけど、何でこの子、窓から入ってくるんだろう。
私は文句を言うべく、小さいトランクスがへばりついた窓を開ける。
「まだ7時でしょーが!もう、ちょっと寝かせてよ!」
そのまま窓を閉めようとしたが、小さいトランクスが、素早い動きでそれを制止した。
「まだ寝るのかよ!? もぉ朝ごはんも出来てるんだぞ!!」
は、早っ!!
早いよブルマさん・・・。
うー・・・さすがに居候の身で、作ってくれた朝ごはんの文句は言えない。
眠さと、落胆でおでこを押さえて、床に座り込んだ。
その隙をついて、小さいトランクスは部屋に侵入する。
「あれ、なんかお前、目が赤いぞ?・・・・」
「あ、あぁ・・・昨日、あんまり寝れていの」
後、泣いたせいだきっと・・・。
いつになく目も開かないし、きっとこれは腫れてるな。
そんな私の目をマジマジと覗き込むと、小さいトランクスは軽く肩をすくめた。
「ふぅん・・・。じゃぁ、せめてご飯は食べろよな。案内はまた後でしてやるからさ。ママの料理はあったかいのが一番美味いんだから」
「・・・そうする。ちょっと顔洗ってくるから待ってて・・・」
床に落とした、掛け布団をベッドに戻すと、ボーッとする頭を抱え、洗面所に向かう。
「・・・・おい。・・・あのさ。お前を襲ったって言う怪物は、俺がやっつけてやるから、安心しな」
えっ?
意外な言葉に、私は驚いて振り返り小さいトランクスを見つめた。
小さいトランクスは若干頬を赤く染めながら、明後日を方向を向いている。
「俺、部屋の外で待ってるから、早くこいよ」
ダッシュで部屋から飛び出す後ろ姿を見て、私は洗面所で自分の顔を再度確認した。
真っ赤に腫れた両面・・・。
これは確実に泣いたのバレたかな・・・。
でも、何だ、以外と良い奴じゃん。
小さくてもやっぱり、トランクスはトランクスってことか。
思わず口元に笑みをにじませて、私は寝不足の顔を冷たい水でひっぱたいた。