時の狭間
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「さ~て、帰り道はどこかな???」
「ち、ちょっと待たんかっ!!」
自称、次元の神を名乗るおじいちゃんを残し、帰り道を探そうとする私。
自称、次元の神が私の背後で吠える。
「まったく、若いもんは頭が固いのぉ。見ておれ。・・・・ほっとっとっの~。すっぽんっぽーん!!」
ズルッ。
間の抜けた声に、不覚にも私はずっこけた。
「な、な、何なのよー!!?・・・」
思わず振り返り、叫ぶ私。
そして、目の前の光景に唖然とする。
自称次元の神の頭上。
何もないはずの、空中に大きな映像が鮮明に映し出されていた。
さっき会った白い怪物の映像が。
悪寒が走る。
怪物は、赤い血のような瞳を光らせ、ものすごい早さで、空中のスクリーンを飛び回った。
そして、空間に浮遊している女性に向かって、飛び掛かった。
その女性は私だ。
さっきの私だ。
首を絞められ、必死にもがいてる・・私。
「えっ・・・!?」
思わず、もらす声。
首を絞められた私の体が、青い光を放ち、みるみるうちに縮んでいく。
すっかり小さくなった私の手が、怪物の腕から、力なくすべり落ちる。
瞬間。
今度は金の光が、白い怪物に向かって飛んできた。
私は目を 凝らす。
まばゆいばかりの金色の光。
よくみると、その光の中に人がいる。
しかも。
どこかで見たことがあるような・・・・。
ないような・・・・。
私は過去の記憶を必死に、こじ開け、ある一人の人物を割り当てた。
「ト、トトトト、トランクス!!!!!!??????」
間違いない。
漫画自体何年も開いていないが、トランクスは中でも、一番好きだった人物だ。忘れるはずがない。
「な、なな何で漫画のキャラが・・・・。」
「世界と言うのは、創造何じゃよ。紺碧の気を持つ者」
「創造・・・?」
スクラルがすっと、杖を下ろすと、映像は溶けるようになくなった。
「神の創造。人の創造。誰かの想いが創造となって、物質を作り出す。おまえさんのとこじゃぁ、それが気や、魔法、魔術と言ったりする。」
杖をつきながら、私に歩み寄る。
「ドラゴンボール。この物語は紺碧の気を持つ地球人によって、想われ、愛され、本物の世界となったんじゃよ。」
チラリと横目で、私を覗き込む。
どうだ。聞く耳もったか??
言葉にしなくとも、目がそう言ってる。
私は長い長いため息をつくと、その場に腰を下ろした。
「わかりました。おとなしく聞くし、信じます。だから、教えて。私に何が起きてるの??」
「もとより、わしは全部教えるつもりじゃがな。」
スクラルはゆっくりゆっくり語りだした。
また、スクラルの語る話は頭が痛くなるような、魔可不思議な話だった。
「・・・・・・・・」
「さ~て、帰り道はどこかな???」
「ち、ちょっと待たんかっ!!」
自称、次元の神を名乗るおじいちゃんを残し、帰り道を探そうとする私。
自称、次元の神が私の背後で吠える。
「まったく、若いもんは頭が固いのぉ。見ておれ。・・・・ほっとっとっの~。すっぽんっぽーん!!」
ズルッ。
間の抜けた声に、不覚にも私はずっこけた。
「な、な、何なのよー!!?・・・」
思わず振り返り、叫ぶ私。
そして、目の前の光景に唖然とする。
自称次元の神の頭上。
何もないはずの、空中に大きな映像が鮮明に映し出されていた。
さっき会った白い怪物の映像が。
悪寒が走る。
怪物は、赤い血のような瞳を光らせ、ものすごい早さで、空中のスクリーンを飛び回った。
そして、空間に浮遊している女性に向かって、飛び掛かった。
その女性は私だ。
さっきの私だ。
首を絞められ、必死にもがいてる・・私。
「えっ・・・!?」
思わず、もらす声。
首を絞められた私の体が、青い光を放ち、みるみるうちに縮んでいく。
すっかり小さくなった私の手が、怪物の腕から、力なくすべり落ちる。
瞬間。
今度は金の光が、白い怪物に向かって飛んできた。
私は目を 凝らす。
まばゆいばかりの金色の光。
よくみると、その光の中に人がいる。
しかも。
どこかで見たことがあるような・・・・。
ないような・・・・。
私は過去の記憶を必死に、こじ開け、ある一人の人物を割り当てた。
「ト、トトトト、トランクス!!!!!!??????」
間違いない。
漫画自体何年も開いていないが、トランクスは中でも、一番好きだった人物だ。忘れるはずがない。
「な、なな何で漫画のキャラが・・・・。」
「世界と言うのは、創造何じゃよ。紺碧の気を持つ者」
「創造・・・?」
スクラルがすっと、杖を下ろすと、映像は溶けるようになくなった。
「神の創造。人の創造。誰かの想いが創造となって、物質を作り出す。おまえさんのとこじゃぁ、それが気や、魔法、魔術と言ったりする。」
杖をつきながら、私に歩み寄る。
「ドラゴンボール。この物語は紺碧の気を持つ地球人によって、想われ、愛され、本物の世界となったんじゃよ。」
チラリと横目で、私を覗き込む。
どうだ。聞く耳もったか??
言葉にしなくとも、目がそう言ってる。
私は長い長いため息をつくと、その場に腰を下ろした。
「わかりました。おとなしく聞くし、信じます。だから、教えて。私に何が起きてるの??」
「もとより、わしは全部教えるつもりじゃがな。」
スクラルはゆっくりゆっくり語りだした。
また、スクラルの語る話は頭が痛くなるような、魔可不思議な話だった。