このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

はじまり

私は荷物の準備があるので先に帰らせてもらい準備をさせてもらった。今日は親も姉妹も家にはいない。

「大切な人を救いにエジプトへ行かなければなりません。必ず帰ってきます。親不孝な子でごめんなさい。」

そう書かれたメモ書きを残し荷物を持ち外に出る。家の鍵は犬小屋に置いて。

「ただいま戻りました。」

するとホリィさんが目覚めていた。

「おはようございます、ホリィさん」

「あらおはよう雛子ちゃん。ほんとあたしったらどうしちゃったのかしら。急に熱が出て気を失うなんて...でも解熱剤でだいぶ落ち着いたわ」

まだ背中だけだから何が起こったのか気づいてないのね...

「びっくりしたぞホリィ どら 起きたら歯をみがかなくてはな...」

ゴシゴシ

「顔も拭いて」

「髪もバサバサじゃぞ」

「爪も手入れして」

ジョースターさんがサクサクサクサクとりんごを剥く。

「あーん」
ジョースターさんがホリィさんにりんごを食べさせている。

「パパ 下着もはきかえさせてーッ!」

と言い下着をクルクルまわすホリィさん。

「キャハハ じょうだん!じょうだんだってば!フフフ」

さすがホリィさん、おちゃめだ。ジョースターさんの顔が赤くなる。

「さあてと 承太郎今晩何食べる?」

「動くなッ!静かに寝てろーッ!」

ビクゥ! 突然の大声に体が飛び跳ねる。

「ね...熱が下がるまで何もするなってことだ... 黙って早くなおしゃあいいんだ...」

なんだ、先輩も心配してただけだったのか。と少しホッコリする。

ホリィさんがまた気を失う。

「ホリィさん!」

「ホ、ホリィ! ううッ!また気を失ったぞ!!」

「気丈に明るくふるまっているがなんという高熱...今の態度でわかった 何も語らないが娘は自分の背中の『スタンド』のことに気づいている... 逆にわしらに自分の『スタンド』のことを隠そうとしていた...わしらに心配かけまいたしていた!娘はそういう子だ...」

「必ず助けてやる...安心するんだ。心配することは何もない...必ず元気にしてやる...安心していればいいんだよ」

「JOJOのおかさん...ホリィさんという女性は人の心を和ませる女の人ですね...そばにいるとホッとする気持ちになる。
こういうことを言うのもなんだが恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います。守ってあげたいと思う...元気なあたたかな笑顔が見たいと思う...」

典明くんが言う。

「私もそう思います。」

「うむ いよいよ出発のようだな...」

行くぞ!


「やはり......おれの居場所を勘付いたな......来るのか......このエジプトに......ジョセフと......ジョータロー......」


飛行機は成田からカイロへ向かう。
4/4ページ
スキ