はじまり
今日も友達ができなかった。
これ、この透明な壁のことで気味悪がられちゃうんじゃあないかと思うと友達なんて作れないんです。
いくら優しい人が現れたとしても、それで自分の壁の存在を明かしたとしても、きっと内心では気味悪がっているんじゃないか、なんて頭の中で考えていたら足がすくんでしまって今日も誰にも話しかけられませんでした。
こんなもの無くなってしまえばいいなんて毎日のように思っています。
いつか私と同じこれが原因で私と同じ悩んでいる人を見つけたのなら、力になってあげたい。ひとりじゃないんだよって言ってあげたい。そんな人本当にいるんでしょうか。もしいたのならそれはきっと運命の人なのかもしれませんね。
少し昔話をしますね。
物心着いた時、私はこれに気が付きました。
初めは自慢したくて姉に言いましたよ。
でもね、「怖いわ、雛子。幻覚でも見てるのよ...だってなにもないもの。」
と返されてしまったんです。
私が普通じゃないってことが世間にしれわたる前に家族間だけの話題になったのがせめてもの救いですね。
私のこの力はどうやら「守る」だけでなく攻撃することもできるらしいです。
例えば...こんな風に透明で巨大な壁を上から落としたり、剣の形にしたり。くまさんの顔にだって出来ますよ。硬いけれど。
不思議ですね。やろうと思えばなんでも出来る気がします。
今わかっているのはこれだけ。またもう少しこれについて調べてみることにします。
これ、この透明な壁のことで気味悪がられちゃうんじゃあないかと思うと友達なんて作れないんです。
いくら優しい人が現れたとしても、それで自分の壁の存在を明かしたとしても、きっと内心では気味悪がっているんじゃないか、なんて頭の中で考えていたら足がすくんでしまって今日も誰にも話しかけられませんでした。
こんなもの無くなってしまえばいいなんて毎日のように思っています。
いつか私と同じこれが原因で私と同じ悩んでいる人を見つけたのなら、力になってあげたい。ひとりじゃないんだよって言ってあげたい。そんな人本当にいるんでしょうか。もしいたのならそれはきっと運命の人なのかもしれませんね。
少し昔話をしますね。
物心着いた時、私はこれに気が付きました。
初めは自慢したくて姉に言いましたよ。
でもね、「怖いわ、雛子。幻覚でも見てるのよ...だってなにもないもの。」
と返されてしまったんです。
私が普通じゃないってことが世間にしれわたる前に家族間だけの話題になったのがせめてもの救いですね。
私のこの力はどうやら「守る」だけでなく攻撃することもできるらしいです。
例えば...こんな風に透明で巨大な壁を上から落としたり、剣の形にしたり。くまさんの顔にだって出来ますよ。硬いけれど。
不思議ですね。やろうと思えばなんでも出来る気がします。
今わかっているのはこれだけ。またもう少しこれについて調べてみることにします。