揺れる
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魔界・地下2000メートル――幽ノ樹海(ゆうのじゅかい)
ブーン……ブーン……。
耳元をかすめる、小さな羽音。
(ダメ……ここで起きたら負け……)
固く目を閉じ、再び眠りにつこうとする。
――が、耐えられない。一度羽音を意識してしまうと、身体のあちこちが妙にかゆく感じてしまう。
「んん゛〜、もうっ!」
重たい身体を起こし、薄暗がりの中で目を凝らす。
「……魔血中(まけっちゅう)か」
ふぅ、とため息をつき、両手を勢いよく合わせる。
パァン!
鋭い音が静寂を破り、白い煙が両手から立ちのぼる。
おかしい。
完全に仕留めたはずなのに、手にはヤツの痕跡はなく、どこかからまだ羽音が――。
「こんのぉ〜! 私の眠りを邪魔した罪は、重いのよ!!」
――こうなったら、ちょっと本気出しちゃうんだから。
少女の髪が逆立ち、青白い光がその身体から溢れ出す。
周囲の闇が裂け、目がくらむような閃光が辺りを包み込んだ。
***
幽助 side
魔界統一トーナメントが終わってから、1週間。
俺は、人間界と魔界を行き来する生活を続けていた。
3回戦目で散った俺と飛影は、よく手合わせをして鍛錬を積んでいる。
「ふっ、恐ろしいヤツだ。どんどん強くなってやがる」
俺の攻撃をひらひらと避けながら飛影は言った。
「ったりめーよ! 次は優勝してやっからな!!」
(くらえ……俺の殺人パンチ!)
言い終えると同時に、一気に間合いを詰めて渾身の一撃を――
――が、拳は飛影の目の前で止まった。
(なんだ、この妖気は……!?)
「……お前も感じたか」
「後ろを見ろ」
飛影が指差す方へ視線を向ける。
そこには、青白い光の柱が、天へと突き抜けていた。
明らかにヤバい妖気の量だ。……けど、なんでだろ。ワクワクが止まらねぇ。
「おい飛影!! 行くぞ!」
勢いよく地面を蹴り、俺は空へと跳び上がった。
「……フン、考えることは同じか」
ブーン……ブーン……。
耳元をかすめる、小さな羽音。
(ダメ……ここで起きたら負け……)
固く目を閉じ、再び眠りにつこうとする。
――が、耐えられない。一度羽音を意識してしまうと、身体のあちこちが妙にかゆく感じてしまう。
「んん゛〜、もうっ!」
重たい身体を起こし、薄暗がりの中で目を凝らす。
「……魔血中(まけっちゅう)か」
ふぅ、とため息をつき、両手を勢いよく合わせる。
パァン!
鋭い音が静寂を破り、白い煙が両手から立ちのぼる。
おかしい。
完全に仕留めたはずなのに、手にはヤツの痕跡はなく、どこかからまだ羽音が――。
「こんのぉ〜! 私の眠りを邪魔した罪は、重いのよ!!」
――こうなったら、ちょっと本気出しちゃうんだから。
少女の髪が逆立ち、青白い光がその身体から溢れ出す。
周囲の闇が裂け、目がくらむような閃光が辺りを包み込んだ。
***
幽助 side
魔界統一トーナメントが終わってから、1週間。
俺は、人間界と魔界を行き来する生活を続けていた。
3回戦目で散った俺と飛影は、よく手合わせをして鍛錬を積んでいる。
「ふっ、恐ろしいヤツだ。どんどん強くなってやがる」
俺の攻撃をひらひらと避けながら飛影は言った。
「ったりめーよ! 次は優勝してやっからな!!」
(くらえ……俺の殺人パンチ!)
言い終えると同時に、一気に間合いを詰めて渾身の一撃を――
――が、拳は飛影の目の前で止まった。
(なんだ、この妖気は……!?)
「……お前も感じたか」
「後ろを見ろ」
飛影が指差す方へ視線を向ける。
そこには、青白い光の柱が、天へと突き抜けていた。
明らかにヤバい妖気の量だ。……けど、なんでだろ。ワクワクが止まらねぇ。
「おい飛影!! 行くぞ!」
勢いよく地面を蹴り、俺は空へと跳び上がった。
「……フン、考えることは同じか」
