Get Backers 2
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銀次は怯えていた。それは何故か………理由は簡単、隣に赤屍がいるからだ。
「……蛮ちゃん、早く助けてくだしゃい………早くしないとボクの心臓が持ちましぇん…」
「まぁ良いじゃないですか、気長に待ちましょう…ね?銀次君…」
「…………蛮ちゃぁぁぁぁぁん!」
「待ってろ銀次!今助けてやっからな!赤屍、銀次に手ぇ出しやがったらぶっ殺すぞ!!」
「クスッ、血の気が多い事で…」
銀次と赤屍は今特殊な金属で出来ている箱のような物の中に閉じ込められている。
蛮はその箱に設置されているパネルに向かって四苦八苦していた。
どうしてこうなったのか、時は8時間前に遡る。
奪還屋の2人がいつも居座っている喫茶店Honky Tonkにヘヴンが仕事の依頼人の老人と共にやってきた。
蛮と銀次は奥のテーブル席で話を聞く。
「じゃ、その宝石を奪り返して来ればいいんだね?」
「そうじゃ。…じゃが、その宝石が保管されている場所が厄介でな…」
「厄介?」
蛮は老人の話に疑問を抱く。隣の銀次も頭の中に疑問符が浮かび上がる。
「嗚呼、その保管されている箱…金庫と言った方が良いじゃろか。
やたらデカくての、それに保管されとるのじゃが、力技では開ける事が出来ん」
「何…?」
「ソレは刺激を与えれば与えるほど強固になっていき、どんなに強い力を持ってしても開ける事が出来なくなってしまうのじゃ」
「え、蛮ちゃんどういう事?」
「分かりやすく言うと、ガムを噛み続けると固くなるだろ?それと同じようなもんだ」
「ま、そんなもんじゃ」
「へぇー!」
「開けるには金庫に設置してあるパネルを操作して開けるしかない」
「……」
「あの宝石は命より大事な物なのじゃ、頼む!アレを奪り返してくれ!!報酬はいくらでも出す!!」
「…なら決まりだ。俺達Get Backers、その依頼…確かに引き受けたぜ」
この依頼を受け、念入りに作戦を練った。
蛮がパネルを操作し、ロックを解除して見張っている間に銀次が中の宝石を奪り返す、事は順調に進む…ハズだった。
そこに赤屍蔵人が現れるまでは…。
宝石自体は蛮に手渡されたから良かったものの、肝心の銀次が中に閉じ込められてしまったからずらかりたくても出来ない。
しかも一度扉が閉まると、暗号が初期化されて一からやり直さなくてはいけなかった。
何故扉が閉まったのか、それは銀次が突然現れた赤屍にビビり中で電撃を放ってしまったのが原因。
警報が鳴り響き、用心棒達が現れたが蛮はそれらを即座に片付け、パネルの操作に集中した。
(早くしねぇと銀次が赤屍の野郎に…っ!!)
完全にビビった銀次はタレて、金庫内の端に張り付くようにしている。
赤屍に背後に立ってほしくなかったから。
「銀次君、そんな所にいないでこちらに来てお話しませんか?扉が開くまで退屈でしょ」
「い……いえっ、結構デス……」
「そうですか?なら、私がそちらに行きましょうか?」
「いえいえっ!ボクにお構いなくっ!!」
「そうですか」
「……………」
「…」
「……………」
「……」
「……………」
「…銀次君」
「ハイッッ!!」
「君は、美堂君とお付き合いしているのですか?」
「ハイッ!ボクと蛮ちゃんは…!……え?………な、なんで赤屍さんがその事をご存じなのでしょうか…?」
「風の噂で聞いたものですから…」
「………………」
銀次は大量の冷や汗をかいていた。
この人の考えている事はさっぱり分からない…油断してると危険だ、と。
警戒心丸出しの銀次に対して赤屍はニコニコしながら少しだけ歩み寄り、距離を詰めていく。
「っ!!?」
「安心してください、何もしませんから…」
「う…嘘じゃないって…証拠でもあるん、デスか?」
「証拠…ですか…」
「ぼ……ボクに手を出すと蛮ちゃんのスネークバイトの…え、餌食になっちゃいますよ!」
「それは困りますねぇ…」
「でしょ!?だからホラ…あまりボクに近づかない方がッ……」
「…ですが、私は貴方にこんなにも惹かれてしまっているので…」
「…?ひ、引かれる…?」
「貴方に“恋”をしてしまったのかもしれません…」
「……蛮ちゃん、早く助けてくだしゃい………早くしないとボクの心臓が持ちましぇん…」
「まぁ良いじゃないですか、気長に待ちましょう…ね?銀次君…」
「…………蛮ちゃぁぁぁぁぁん!」
「待ってろ銀次!今助けてやっからな!赤屍、銀次に手ぇ出しやがったらぶっ殺すぞ!!」
「クスッ、血の気が多い事で…」
銀次と赤屍は今特殊な金属で出来ている箱のような物の中に閉じ込められている。
蛮はその箱に設置されているパネルに向かって四苦八苦していた。
どうしてこうなったのか、時は8時間前に遡る。
奪還屋の2人がいつも居座っている喫茶店Honky Tonkにヘヴンが仕事の依頼人の老人と共にやってきた。
蛮と銀次は奥のテーブル席で話を聞く。
「じゃ、その宝石を奪り返して来ればいいんだね?」
「そうじゃ。…じゃが、その宝石が保管されている場所が厄介でな…」
「厄介?」
蛮は老人の話に疑問を抱く。隣の銀次も頭の中に疑問符が浮かび上がる。
「嗚呼、その保管されている箱…金庫と言った方が良いじゃろか。
やたらデカくての、それに保管されとるのじゃが、力技では開ける事が出来ん」
「何…?」
「ソレは刺激を与えれば与えるほど強固になっていき、どんなに強い力を持ってしても開ける事が出来なくなってしまうのじゃ」
「え、蛮ちゃんどういう事?」
「分かりやすく言うと、ガムを噛み続けると固くなるだろ?それと同じようなもんだ」
「ま、そんなもんじゃ」
「へぇー!」
「開けるには金庫に設置してあるパネルを操作して開けるしかない」
「……」
「あの宝石は命より大事な物なのじゃ、頼む!アレを奪り返してくれ!!報酬はいくらでも出す!!」
「…なら決まりだ。俺達Get Backers、その依頼…確かに引き受けたぜ」
この依頼を受け、念入りに作戦を練った。
蛮がパネルを操作し、ロックを解除して見張っている間に銀次が中の宝石を奪り返す、事は順調に進む…ハズだった。
そこに赤屍蔵人が現れるまでは…。
宝石自体は蛮に手渡されたから良かったものの、肝心の銀次が中に閉じ込められてしまったからずらかりたくても出来ない。
しかも一度扉が閉まると、暗号が初期化されて一からやり直さなくてはいけなかった。
何故扉が閉まったのか、それは銀次が突然現れた赤屍にビビり中で電撃を放ってしまったのが原因。
警報が鳴り響き、用心棒達が現れたが蛮はそれらを即座に片付け、パネルの操作に集中した。
(早くしねぇと銀次が赤屍の野郎に…っ!!)
完全にビビった銀次はタレて、金庫内の端に張り付くようにしている。
赤屍に背後に立ってほしくなかったから。
「銀次君、そんな所にいないでこちらに来てお話しませんか?扉が開くまで退屈でしょ」
「い……いえっ、結構デス……」
「そうですか?なら、私がそちらに行きましょうか?」
「いえいえっ!ボクにお構いなくっ!!」
「そうですか」
「……………」
「…」
「……………」
「……」
「……………」
「…銀次君」
「ハイッッ!!」
「君は、美堂君とお付き合いしているのですか?」
「ハイッ!ボクと蛮ちゃんは…!……え?………な、なんで赤屍さんがその事をご存じなのでしょうか…?」
「風の噂で聞いたものですから…」
「………………」
銀次は大量の冷や汗をかいていた。
この人の考えている事はさっぱり分からない…油断してると危険だ、と。
警戒心丸出しの銀次に対して赤屍はニコニコしながら少しだけ歩み寄り、距離を詰めていく。
「っ!!?」
「安心してください、何もしませんから…」
「う…嘘じゃないって…証拠でもあるん、デスか?」
「証拠…ですか…」
「ぼ……ボクに手を出すと蛮ちゃんのスネークバイトの…え、餌食になっちゃいますよ!」
「それは困りますねぇ…」
「でしょ!?だからホラ…あまりボクに近づかない方がッ……」
「…ですが、私は貴方にこんなにも惹かれてしまっているので…」
「…?ひ、引かれる…?」
「貴方に“恋”をしてしまったのかもしれません…」
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