ワンパンマン 1
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「………………先生」
「何…?」
「焼却しま「やめて、うちが燃えてなくなる」…はい」
むなげやの特売をジェノスと行ってきた。
予定より安く済んだので今日はご馳走にしようと話しながら帰ると部屋の中にプニプニした怪人が居座っていた。
しかも部屋を全て埋め尽くしていて入る余地がない。
「…なんでうちの中なんだろうな」
「なんででしょうね」
かれこれ10分は経過しただろうか。いい加減うちの中に入って飯食いたい。
「あー…やっぱ燃やすか?」
「ですがそれでは先生のご自宅が…」
「そうなんだよなー、問題はそこなんだよ」
時折怪人を突いてみるが、ただただプルプルするだけで何もしてこない。…何のための怪人なんだろう。
「引っ張り出そうにも何かに引っかかって取れねーし」
「何の抵抗もないのが逆に気持ち悪いですね」
「んー……よし、ジェノス」
「はい先生」
「お前ちょっとベランダ行ってガラス戸外して来い」
「えっ、ガラス戸ですか?」
「ああ、割らないようにな」
「はい、分かりました」
俺の言った事を素直に聞いたジェノス。…そう、俺には一つの考えがあった。
それは鉄板か何かで怪人を押し出してみる、という考えだ。
「玄関の方で引っかかるんだったらベランダの方に出したらすんなり行くだろ」
「準備出来ました、先生!」
「よし、じゃー押すぞー!」
「はい!」
俺は近所に捨ててあった鉄板で怪人を押してみた。するとニュルニュルと押し出す事が出来た。
「ジェノス、そっち側どうだ?」
「順調に押し出せていますよ先生!!」
「おっしゃぁ!!」
キッチンを過ぎ、リビングを抜けて……怪人を部屋から完全に出し切る事に成功した。
「ふぅー…ジェノス、あと頼んだ」
「はい、怪人を片付けたら部屋の掃除手伝います」
「おう」
「先生の邪魔をする奴は誰であろうと許さん、…焼却」
「あーぁ、アイツのせいで部屋のところどころぬるぬるじゃん…あ、よかった漫画は無事だ」
「先生、焼却してきました」
「お、サンキュー」
「…部屋、すごいですね」
「飯の前に掃除だな」
「はい!」
― ― ―
「やーっと終わったぁー…」
「お疲れ様でした、お風呂沸かしてきましたからお先にどうぞ」
「おう、そうするわ」
部屋のいたる所にぬるぬるだった部屋を約1時間弱かけて掃除した。
布団とか……大丈夫かな……寝れるかな。
「ジェノスー、布団無事か?」
「一つは無事でした」
「そっか…今日は一緒に寝るのか」
「そうですね。先程敷布団はクリーニングに出しましたので数日後には綺麗になってますよ」
「じゃ、それまでは一緒か…変な事するなよ?」
「フッ、本当はして欲しいくせに…素直じゃない先生も好きですよ」
「可愛げのない奴」
「嫌いではないでしょ?」
「まぁな」
野郎が2人一つの布団に寝るのは狭いけど、ジェノスといるのが幸せだから苦じゃない。
たまには…いいな。
-終-
「何…?」
「焼却しま「やめて、うちが燃えてなくなる」…はい」
むなげやの特売をジェノスと行ってきた。
予定より安く済んだので今日はご馳走にしようと話しながら帰ると部屋の中にプニプニした怪人が居座っていた。
しかも部屋を全て埋め尽くしていて入る余地がない。
「…なんでうちの中なんだろうな」
「なんででしょうね」
かれこれ10分は経過しただろうか。いい加減うちの中に入って飯食いたい。
「あー…やっぱ燃やすか?」
「ですがそれでは先生のご自宅が…」
「そうなんだよなー、問題はそこなんだよ」
時折怪人を突いてみるが、ただただプルプルするだけで何もしてこない。…何のための怪人なんだろう。
「引っ張り出そうにも何かに引っかかって取れねーし」
「何の抵抗もないのが逆に気持ち悪いですね」
「んー……よし、ジェノス」
「はい先生」
「お前ちょっとベランダ行ってガラス戸外して来い」
「えっ、ガラス戸ですか?」
「ああ、割らないようにな」
「はい、分かりました」
俺の言った事を素直に聞いたジェノス。…そう、俺には一つの考えがあった。
それは鉄板か何かで怪人を押し出してみる、という考えだ。
「玄関の方で引っかかるんだったらベランダの方に出したらすんなり行くだろ」
「準備出来ました、先生!」
「よし、じゃー押すぞー!」
「はい!」
俺は近所に捨ててあった鉄板で怪人を押してみた。するとニュルニュルと押し出す事が出来た。
「ジェノス、そっち側どうだ?」
「順調に押し出せていますよ先生!!」
「おっしゃぁ!!」
キッチンを過ぎ、リビングを抜けて……怪人を部屋から完全に出し切る事に成功した。
「ふぅー…ジェノス、あと頼んだ」
「はい、怪人を片付けたら部屋の掃除手伝います」
「おう」
「先生の邪魔をする奴は誰であろうと許さん、…焼却」
「あーぁ、アイツのせいで部屋のところどころぬるぬるじゃん…あ、よかった漫画は無事だ」
「先生、焼却してきました」
「お、サンキュー」
「…部屋、すごいですね」
「飯の前に掃除だな」
「はい!」
― ― ―
「やーっと終わったぁー…」
「お疲れ様でした、お風呂沸かしてきましたからお先にどうぞ」
「おう、そうするわ」
部屋のいたる所にぬるぬるだった部屋を約1時間弱かけて掃除した。
布団とか……大丈夫かな……寝れるかな。
「ジェノスー、布団無事か?」
「一つは無事でした」
「そっか…今日は一緒に寝るのか」
「そうですね。先程敷布団はクリーニングに出しましたので数日後には綺麗になってますよ」
「じゃ、それまでは一緒か…変な事するなよ?」
「フッ、本当はして欲しいくせに…素直じゃない先生も好きですよ」
「可愛げのない奴」
「嫌いではないでしょ?」
「まぁな」
野郎が2人一つの布団に寝るのは狭いけど、ジェノスといるのが幸せだから苦じゃない。
たまには…いいな。
-終-
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