暗黒武術会編
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幽助の傷の手当てはしたけど霊丸が撃てないようだ
連射という高等技術を使ったから
とにかく回復するまでは放っとくしかない
それから蔵馬と飛影が帰ってこなかった
今日の試合は3人に任せて蔵馬と飛影を探しに行くことにした
飛影は治療させてくれなかったけど恐らく右腕が痛むのだろう
森の中を探していると尻尾の長い妖怪とロボットみたいなやつに絡まれている2人をみつけた
右手に霊気を集中させ飛影を掴んでいるロボットの腕を斬った
「翼?!」
すると蔵馬がムチを通してロボットの回路に侵入し服従させた
『やっとみつけた』
「翼!どうしてここに…」
『試合始まってるから呼びに来た』
「…こいつらに言え」
「何者かが仕組んだんだろう…教えてもらおうか」
尻尾の長い妖怪は臆した様でペラペラと話し始めた
今日の試合の相手であるDr.イチガキチームの選手で
蔵馬と飛影を足止めするよう命令されたこと
それからある男を幽閉していること
その男とはイチガキによって病の体にされており
その病を治してもらうことを条件に、実験台にして殺人機械にした人間3人の恩師らしい
恐らくその人間3人と今幽助達は戦っているのだろう
案内させた先には男が寝かされていた
顔色は悪くひどい状態だったが蔵馬は症状を見ただけで解毒薬をカンタンに作ってしまった
「これでもう大丈夫でしょう」
『少し休ませて霊気を送ってから連れていく』
「それじゃぁ先に行ってますね」
蔵馬と飛影は妖怪とあの大きな機械を持って会場に向かった
「円、梁、魁…」
霊気を送っていると弱々しい声が聞こえた
「私、は…」
『起きた…動ける?』
「君の霊気のお陰で少しなら…」
『あなたの弟子が、待ってる』
男に肩を貸し、会場に向かった
▽
会場に着くと浦飯チームが勝利していた
そして幽助がイチガキというやつを殴り飛ばした
恩師と弟子達は無事に再会することができた
肩が軽くなったところで辺りを見渡すと
桑原がボロボロになっていた
『幽助、桑原…』
駆け寄り傷の具合を見ようとすると信じられないアナウンスが聞こえた
「皆さんお静かにお願いします
ではこれより二回戦を行います!!
二回戦 浦飯T VS 魔性使いT」
「連戦!?」
「一体どーゆーことだ!?聞いてねーぞ」
「ス…スイマセン
私は命じられた予定を進行するだけの雇われ司会でして…」
審判に詰め寄る幽助の声を遮るように魔性使いチームが現れた
彼らの正体は魔界の忍、手強そうな相手だ
対戦方法は一対一の勝ち抜き戦となった
そしてメディカル・チェックと称して覆面と飛影がテントへ連れていかれた
2人は結界に閉じ込められ試合の欠場を告げられた
確かに今あの2人は力を使えない…
『2人が欠場なら私が出てもいい?』
「翼!」
「そーだ!俺たちの補欠の翼が入るぜ!」
「えー、大会の規定により補欠は仲間が死んだ時のみ入ることができますので
今回は入ることができない…とのことです」
「なんだとー!?」
『幽助、この人に詰め寄ってもしょうがない』
「仕方ない…幽助、
オレで全員かたづけると言いたいが
奴らの妖気がそうさせてくれそうもない
できる限り奴らの手の内を暴いてみる
…その後はたのむ」
もしもの時は…
▽
第一試合 蔵馬vs化粧使いの画魔
相手は妖気内在のパワー型で武器を出す隙が作りにくいほどの連続攻撃をしかけてくる
攻撃を避けたはずの蔵馬の左足に模様が描かれた
動きの鈍った蔵馬の両手両足にも描かれたそれは
獄錠の粧といい手足それぞれ70㎏の重さに感じるという
だが蔵馬は髪の毛でムチを操り攻撃した
重傷を負った画魔は当たらない攻撃を続けた
攻撃を避けて返り血を浴びる蔵馬
ついに画魔は倒れたが術の正体である画魔の血によって蔵馬の妖気が封じられた
画魔が死んでも10分は効力が残るらしい
▽
第二試合 蔵馬vs呪氷使いの凍矢
容赦ない凍矢の氷の攻撃を受けていた蔵馬は
辛うじて急所を避けていた
焦った凍矢は氷の剣で蔵馬に飛びかかった
蔵馬は妖気を外に出せないので
傷口に自らシマネキ草の種を植え体の中の妖気を使い攻撃に転じた
蔵馬の勝利が決定したところで蔵馬は立ったまま意識を失った
「交代だ!!後はオレがやるぜ!!」
しかし大会本部は交代を認めなかった
▽
第三試合 蔵馬vs爆拳
意識のない蔵馬をいたぶる爆拳
ダウンでカウントを取っている所を掴みあげ
カウントをとらせず再び殴ろうとした
そんなことは、許さない!
両手に力を集中させ奴の頭に狙いを定めた
「やめろ爆拳!!」
攻撃を放つ寸前に相手チームの選手が止めた
そして私の隣で霊丸を構えていた幽助に蔵馬を投げた
「…蔵馬
頼んだぜ、翼」
『うん』
全身がひどい状態だが特にやっかいなのがシマネキ草だ
このままだと呂屠の様になりかねない
今蔵馬に妖気を送るとシマネキ草が活発化する恐れがある
とりあえず枯らすためにシマネキ草を掴み力を集中させた
▽
第四試合 幽助vs爆拳
爆拳は汗を霧にかえて身を隠し幽助に襲いかかった
幽助は霊丸を足元に撃ち霧を吹き飛ばし
爆拳を場外へ殴り飛ばしてあっという間に決着がついた
幽助が様子を見に来ると抱えていた蔵馬は目を覚ました
「蔵馬…」
「すまないな…予定では三人はオレで倒したかったが…」
「ケガは大丈夫か?」
「ケガよりも自分で植えたシマネキ草がやっかいだな
魔界の植物だけに枯らすのに時間と妖力がかかる
まさに自分でまいたタネだけどね」
『一気に枯らすと蔵馬に負担がかかるから時間かけるけど、必ず治すから』
「ゆっくり休んでていいぜ
残りのふたりもオレがきっちりカタはめる」
「油断だけはするなよ
前の三人は出てくる順番も強さもバラバラだったが
残るふたりは確実に大将クラスだ」
『幽助…なら大丈夫』
「おう!!どんな奴が相手だろーが
負ける気はねー!!」
▽
第五試合 幽助vs風使いの陣
試合開始とともに殴りかかった幽助の拳を避け
陣は上空へ飛び上がり、落下しながら旋回し幽助を殴り付けた
幽助はいきいきした表情を見せている
気に入ったんだな…陣のこと
陣は腕に竜巻を纏わせた修羅旋風拳を繰り出した
かするだけでも威力がある
スピードを上回る幽助は陣を追い詰める
すると陣は空中へ逃げた
隙をつき霊丸を放つも爆風障壁で霊丸の方向を変えられた
再び向かってくる陣に幽助は至近距離で霊丸を放った
両者吹き飛ぶも決着は着かず
両腕に竜巻を纏わせる陣に対抗し
幽助は霊光弾をくらわせた
場外へ吹き飛んだ陣はそのままリングに帰ってこれず
幽助が勝利した
あと一人だ
第六試合が始まろうとしたとき
大会本部からの物言いが入った
幽助が場外へ落ちたときのカウントの取り方が遅かったため場外10カウントで引き分けとする、と
やれやれここまで卑怯な手を使うとは呆れる
魔性使いチーム最後の一人が審判に勝ちを宣言するよう訴える
「一番納得いかねーのはだれかわかってんのかコラてめー」
「幽助…勝ちなんざ奴等にくれてやれ
奴を見ていかに意味のないバカげた遊びかわかったろう
こんなヤツらのルールにつき合うことなどない
ここからはオレのルールでやってやる
本当に強い奴だけが生き残るサバイバル・ルールだ」
飛影の炎が結界を飛び出しそうな勢いだ
戦えなかったし相当お怒りのようだ
「つきあうぜ飛影!
派手に暴れてやる!!」
「浦飯T戦闘可能選手不在のため魔性使いTの勝…」
「待っったぁあーーーーー!!」
審判が魔性使いチームの勝利を宣言しようとしたとき
背後から大きな声が響いた
「さっきからきいてりゃてめェら全く
このオレ様の存在をすっかり忘れやがって」
『桑原…忘れてた』
「オメーなぁ…」
「おお、まだあんなのがいたな」
「にをこの…」
反論しようとしたとき桑原は傷口を押さえて苦痛の表情を見せた
『桑原…』
「ほーれムチャだバカ野郎!!
オメーは一回戦でもうボロボロなんだぞ」
「オレしかいねーんだろが
ムカつくまんま暴れるだけなら奴らと変わんねーぜ
キタネェ奴らにも筋通して勝つからかっこいいんじゃねーか?大将」
「勝てればな」
「っちいちっせーんだよ めーはよ」
『なら、手当てを…』
「いやいい、どんないちゃもん言われるかわかんねーからな」
無理…するんだろうな、みんな
それなら
『勝ってきて』
「おう!!」
▽
第六試合 桑原vs土使いの吏将
ふらふらの桑原は霊剣が出せず一方的にやられていた
吏将は場外へ降り土を鎧の様に纏った
そのまま桑原へ体当たりするも桑原は立ち上がった
最後の気力を振り絞るように吏将に向かっていく
よそ見をしたかと思った瞬間、
裏拳で軽々吏将を場外へ吹き飛ばした
「雪菜さんっっっ!!
来てくれたんスか!!」
結局は桑原が圧勝し浦飯チームは勝利した
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