霊界探偵編
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霊界探偵となった浦飯幽助
初任務では霊界の秘宝を盗み出した剛鬼・蔵馬・飛影を捕らえ宝を取り戻した
そして言い渡された次の任務は
高名な霊能力者99名の奥義を破り自分のものにしてきた妖怪・乱童
霊光波動拳の使い手である幻海の後継者を決める選考会に来るその乱童を捕まえるための潜入捜査
全世界異種格闘技戦東京ドーム最前列チケットに釣られたオレは会場に着くと
すごい数の弟子入り志願者と桑原に出会った
桑原は自分の霊を感じる体質の相談に来たらしい
するとバアサンが現れた
「ふん……よくもまあ集まったもんだね
どれ、それじゃ早速始めようかね
第一次審査は…クジ引きじゃ」
「あ!?クジ引きだあーー!?」
「オレは、弟子入りに来たんじゃねーんだけどなー」
バアサンが出てきた方からフードを被った若い女がクジを持って出てきた
フードの下から見えるふわりとした白銀の髪に無表情だが端正な顔立ち
周りの奴らからは息を飲む音が聞こえた
「な…なんて、か、かわいいんだ……」
とか隣からも聞こえてきた
コイツは惚れやすいからな…
フードの女が持つカメの中にクジが入っていて全員がそれを引いた
赤い紙をひいたら第一次審査は合格だと
外れたら帰れるじゃねーか!と思ったが結果は合格…
ついでに桑原のやつも…
「当たったヤツはついといで、外れたヤツはとっとと帰りな」
バアサンの声に待ったをかけ、バアサンの何倍もある大男達が絡んでいった
バアサンは目力と気合いで意図も簡単に大男達を吹き飛ばした
次はフードの女がバアサンの前に出てきた
『まだ生き恥をさらしたいヤツはおいで』
凛とした声が響く
数人「あんな小娘なら」と前に出ようとしたとき
フードの女から発せられた殺気にそいつらは尻餅をつき何もせずに逃げるようにここから去っていった
あいつもただ者じゃねぇ…
▽
第二次審査はゲームだ
なんでも霊能力の高さを測るらしい
ジャンケンゲーム、パンチングゲーム、カラオケゲーム
このうち二つ以上合格しなくちゃいけない
といってもあっさりクリアしたオレは部屋の隅にいたフードの女に近付き声を掛けた
「なあ!お前はやらねーのか?」
『私はしない…』
「お前ただ者じゃねぇだろ?パンチングゲームしてみろよ!オレと勝負しよーぜ?」
『…むり』
「なんでだよ!?」
『…手加減が難しい…壊すと怒られる』
「は…その細腕でか!?」
『…次の審査は外…先行く…』
「あ!ちょっと待てよ!!」
淡々と答えてたけどそれがはったりでないことはなぜか分かった…
面白ぇじゃねーか!!
▽
第三次審査はここから魔性の森を抜け山の上に見える大木に2時間以内にゴールすること
真っ直ぐ突っ切ったら1番に着くと思ったのに
ヘビやヒルは出るわ変なコウモリ野郎に絡まれるわで散々だった
がなんとか時間ギリギリ間に合うことが出来た
『次の審査はこっち…』
フードの女の誘導に従ってみんなが進み出すと
それを見届けてから女は一瞬で姿を消した
「いなくなってる!!」
「あ?かわいこちゃんはどこに…」
「あの子なら森の中さ」
後ろを振り向くことなくバアサンが答えた
「時間切れになったら助けてやらんと死人が出かねないからね」
「あの人数を、あの範囲を一人でか?」
「そのくらい朝飯前だよ」
「あいつは一体何者なんだ?」
「あたしの弟子だよ」
「じゃぁあの子が後継者になるんじゃ…」
「あたしゃそのつもりだったんだけどね
奥義なんかいらんと突っぱねられたのさ」
「すげえやつだな」
「くっちゃべってる暇はないよ
次の審査だ」
オレ達は闘技場へと連れられた
▽
第四次審査は暗闇の中でのサシの勝負
桑原と武蔵の勝負は、桑原が敵の折れた木刀から霊気の剣を出して勝った
次はオレと牙野の戦い
相手は暗闇でも見えるマスクをつけ、オレは攻撃を受けっぱなしだった
が火のついたタバコを牙野の胴着にさして居場所を確かめ霊丸でしとめた
▽
次は湿地帯での勝負
霊丸を撃てるほどの霊気が戻ってないオレと
オレ以上の霊気を飛ばす技を持つ風丸との勝負
手裏剣に追いかけられたオレは玉砕覚悟で風丸に向かって行く
が直前で沼にはまり風丸は自分の手裏剣にやられなんとか勝つことができた
そして次の試合は桑原と少林
恐らく最後まで残ったコイツが乱童だ
少林が呪文を唱えると桑原が小さくなった
桑原は少林に捕まえられ人形遊びでもするかのように桑原の腕を折り体を握りしめた
勝敗は決し、桑原は重症だ
こんなヤツに奥義なんて渡せねぇ
「根性入れ直してやんぜ
てめーに殺された99人の分もな」
少林の正体はやっぱり乱童で変化したことにより妖気が増した
乱童が出した妖気の糸に捕まり沼に落ちた
魂になってまで発破をかけに来た桑原のおかげか
糸を自力で引きちぎることができた
隙をついて乱童を殴るも効かず
オレは力尽き動けなくなった
何かを話す乱童
しばらくすると乱童は縮んでいった
耳に詰まった藻を取ると
乱童はどうやら技に溺れ術が自分に帰ってきたらしい
倒れ込みながら乱童にエルボー・ドロップをかまし
辛くも勝利した
「奥義継承者は浦飯幽助に決定!!」
乱童は捕まえることができたがオレも桑原もボロボロだ
ぼたんが桑原の隣で心配していると
「翼!!」
バアサンが誰かの名前を呼んだ
するとフードの女がオレらの前に現れた
「治療してやんな」
フードの女はぼたんの反対側に座り桑原に手をかざした
桑原は光に包まれた
『とりあえず骨はくっつけた
この霊気の強さなら後は自力で治せるはず』
「本来あたしの霊波動はこーゆー使い方をするべきものじゃからな
前より丈夫になってるだろうさ」
「翼っていったか…ありがとな!」
『別に…』
「あのー…幻海師範には弟子がいるのにどうして後継者を探していたんですか?」
「この子が継ぐなら問題なかったんだがね」
『奥義は欲しい人にあげたら良いと思う』
「例え乱童みたいなやつにでもかい?!」
『ばぁちゃんは誰でもって言ってたけど
ばぁちゃんに手をかけるような気に入らないヤツなら潰してた』
「潰し…!!」
『ま、あの程度ならばぁちゃん負けないけど…
乱童とかいうのより君の方がマシ』
翼はオレの側に座り霊波動でオレのキズを治し始めた
氷みたいにクールなヤツかと思ったけどいいやつそうだ
「サンキューな」
『…ばぁちゃんの修行は比じゃないよ』
「げ……」
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