はじまり
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ピト
やられ…?
「オ、オモチャ?」
「ハッハッハッハッ!!
まだわからんのか?オレだよオレ…
世界屈指の推理小説家
工藤優作だ!!」
「と、父さん…
じゃーあのオバサンはまさか…」
「ごめんね新ちゃん…」
「母さん!!!」
「でも我が子に気づかれないなんて
まだまだ私も女優としてやっていけるわね♡」
「…て事はその大男は…
阿笠博士!!」
『私も忘れないでね、新ちゃん』
「翼まで…?!!」
ソファーに寝転がっていた翼も起きてみんなでにやにやしてやがる…
「そーか、てめーらオレをはめるためにこんな手のこんだ事を…」
『無茶しないっていったのに!!!
あんな大胆な方法じゃばれちゃうよ!
新ちゃんには危機感が足りない』
「う、、、あれは翼が拐われたと思って必死で!」
「うふふ、翼ちゃんとはとーーっても仲良しなのね♡
いつお嫁に来てくれるのかしら♡」
『へ??』
「ばっっっ!!」
「それとも本命は蘭ちゃんなの?♡」
「翼くんならいつでも来てくれていいぞ!」
『私??』
「あなたのママに似てますます綺麗になってきたわねー♡」
そういって翼を抱き締める母さんを見て
思わず頭を押さえた
「殺されるかと思ったんだぞ…」
「おー、そーかそーか
じゃーこんな危ない国はさっさと引き揚げて
父さんたちと外国でのんびり暮らそうか!」
「え?」
「そうよ、新ちゃん…
本当はあなたがどんな危険な立場にいるかわからせるために、こんな事をやったのよ!」
「だからワシもこの芝居に協力したんじゃよ、新一くん…」
『新ちゃん
私もできるなら安全なところにいてほしい
離れるのは寂しいからとっても複雑なんだけど…』
「翼…」
海外で暮らすなら黒ずくめの男たちのことも忘れてこそこそすることなく過ごせるだろう
それでいいのか
いいわけない
「やだね!
これはオレの事件だ!オレが解く!
父さん達は手を出すな!」
「し、新ちゃん…」
「それに…オレはまだ日本を
離れるわけにはいかねーんだ!」
『それならお手伝いさせてね』
「翼!」
『無茶しないように見守らせてね
有希子さんと優作さんがちょっとでも安心できるように!』
「かわいいわー♡翼ちゃん!!
いっそ翼ちゃんも連れていきたいくらい♡」
そうして母さんはまた飽きもせず翼を抱き締めていた
嵐のようなオレの両親はあっという間に飛行機で去っていった
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