キール編
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検査を終えて指定された部屋に行くと
FBIの人が迎え入れてくれた
そこには新ちゃんもジョディ先生も赤井さんもいなかった
ただすごくバタバタしている
しばらくして帰ってきたみんなはとても怖い顔をしていた
映像で見た楠田陸道さんがやっぱり黒の組織の一員で
この病院に水無怜奈さんがいることがバレてしまい
確保するため追いかけていた最中に拳銃で自殺したらしい
彼が組織に定期連絡を入れていたとしたら
水無怜奈の居場所は確実にバレることになる
むしろもう不審な人影を確認したためバレているようだ
水無怜奈さんを移動させるか迎え撃つか…
良い策が思いつくまで赤井さんは部屋を出てしまった
ジョディ先生とジェイムズさんによると
赤井さんはかつて黒の組織に諸星大という名で潜入していたらしい
そこで組織の科学者を妹に持つ女の人と恋人になり
コネクションを持つことでうまく潜り込んだ
ライというコードネームを与えられ
ジンとの仕事に漕ぎ着けたがFBI捜査官のミスで潜入がバレてしまった
赤井さんの恋人は、妹と共に組織を抜けることと引き替えに10億円の強奪を任されたが
FBIが彼女を引き込みこれからも連絡を取ることを恐れ
理由もなく消されてしまったらしい
その女の人の本名は、宮野明美さん…
仇をうつためにも赤井さんは組織を迎え撃ちたいと思ってるみたい
『コナン…くん…』
「ああ…」
あの時…助けられなかったことが本当に悔しい
新ちゃんはそれを打ち消すかのように
私の手を小さな手で強く、握ってくれた
▽
赤井さんの後を追って部屋を出た新ちゃんに呼び出されついていくと
そこには赤井さんがいた
なんだか新ちゃんと一緒に悪い顔をしているように見える
「翼ねーちゃん…あと一人見て欲しいんだ」
『誰を見るの?』
「水無怜奈だ」
『!!』
「今から彼女に交渉を持ちかける
それに偽りがないか確認できるか?」
『……水無怜奈さんは組織に潜入するほどの人だから
どこまで分かるかは…分からないけど…やらせてほしいです!』
「翼ねーちゃん、本当に大丈夫?
一応動画に撮って後で見てもらうことも考えたんだけど…」
『そんな危ない証拠残さない方がいいよ
何より直接見た方が少しでも分かるかもしれないから』
「決まりだな」
『お願いします!』
私と新ちゃんはこっそり水無怜奈さんの病室に入った
見回りを交代した赤井さんはその場を出ていく
その隙を見計らった瑛祐くんが病室に入ってきた
瑛祐くんを止めるため水無怜奈さんは起きて自分が姉だとばらした
血液型が違うと思っていたが新ちゃんによると
瑛祐くんは白血病治療のためお姉さんの骨髄を移植し血液型が変わってしまっていた
「でも、だったら何でそうだと僕に教えてくれなかったの?
名前まで変えて何でアナウンサーしてたんだよ!?
ねぇどうして!?」
「仕方ないよ…お姉さんの正体は…
CIAの諜報員なんだから…」
「し、CIA?ハハ…何言ってんだよ?何で姉さんが…」
「お姉さんだけじゃない…お父さんもだよ…」
「え?父さんも?」
「ああ…ある組織を探るために潜入してたんだ…そして
恐らく奴らの都合でアナウンサーをさせられるはめになり、
TVで自分の姿を見た瑛祐兄ちゃんが会いに来ないように、
あえて何も教えずに別人のフリをしたってトコロかな?
まあ結果は裏目に出て…こうやって会いに来ちゃったけどね…」
「ちょっと待てよ!わけわかんないよ!!
何なんだよある組織って!?」
「おっと…君が知っていいのは…そこまでだ…」
話を遮ったのは部屋に入ってきた赤井さん
これ以上、知ってしまったら…
これだけ行動力のある瑛祐くんだ
取り返しがつかなくなる
「え?」
「キャメル頼む!」
「はい!」
「ちょ、ちょっと、まだ話が…」
『瑛祐くん、お姉さんは瑛祐くんを守ろうとしたんだよ…
お姉さんを信じて…』
「……っ!!」
瑛祐くんは後ろ髪を引かれながらキャメルさんに連れていかれた
そして入れ替りで入って来たのは赤井さん
本題に入る前に水無怜奈さんはなぜ父も含めてCIAだと分かったかを尋ねた
そして父の死の真相を語り始めた
彼女は組織に潜入した父に新しいつなぎ役の諜報員を紹介するはずが組織にバレてしまい
娘を守るため父は事前に用意した尋問する声の入ったMDのことを伝え
自身の顎を撃ち抜き自害したのだと
そして赤井さんは水無怜奈さんにもう一度組織に戻るように提案した
それに釣り合う条件として、水無怜奈さんは瑛祐くんの証人保護プログラムを提示した
双方の合意が得られたことで次は作戦についての話だけど
その前に私は赤井さんによって部屋を連れだされた
「どうだ…?翼」
『聞く必要ないくらいです、
あの人はとても真っ直ぐで…大丈夫です』
「分かった…
それと、しばらく連絡が取れなくなる
俺の連絡先を消しておけ」
『え?……分かりました…』
「何かあればジョディに相談しろ」
『あ、赤井さん…?』
「なんだ?」
『また、会えますよね?』
「まだ借りを返してもらっていないからな
あまり首を突っ込みすぎるなよ、翼」
『はい、赤井さん……ご無事で、また会いましょうね』
作戦会議のため歩き出した赤井さんは
こちらを向くことなく軽く手をあげ病室へと入っていった
ジョディ先生に一言声を掛けてから
変にFBIと一緒にいるよりはということで
博士にビートルで迎えに来てもらい無事に家に着くことができた
次の日私はニュースで知ることになった
病院で起こった大がかりなテロを
先に帰ってて良かった…
その後水無怜奈さんは組織に無事に戻ったらしい
それから数日後、
来葉峠で炎上した黒いシボレーの中から男性の焼死体が発見されたとニュースになっていた
急いで新ちゃんにメールを送るも
≪オメーは心配すんな≫
としか答えてくれなかった
_
FBIの人が迎え入れてくれた
そこには新ちゃんもジョディ先生も赤井さんもいなかった
ただすごくバタバタしている
しばらくして帰ってきたみんなはとても怖い顔をしていた
映像で見た楠田陸道さんがやっぱり黒の組織の一員で
この病院に水無怜奈さんがいることがバレてしまい
確保するため追いかけていた最中に拳銃で自殺したらしい
彼が組織に定期連絡を入れていたとしたら
水無怜奈の居場所は確実にバレることになる
むしろもう不審な人影を確認したためバレているようだ
水無怜奈さんを移動させるか迎え撃つか…
良い策が思いつくまで赤井さんは部屋を出てしまった
ジョディ先生とジェイムズさんによると
赤井さんはかつて黒の組織に諸星大という名で潜入していたらしい
そこで組織の科学者を妹に持つ女の人と恋人になり
コネクションを持つことでうまく潜り込んだ
ライというコードネームを与えられ
ジンとの仕事に漕ぎ着けたがFBI捜査官のミスで潜入がバレてしまった
赤井さんの恋人は、妹と共に組織を抜けることと引き替えに10億円の強奪を任されたが
FBIが彼女を引き込みこれからも連絡を取ることを恐れ
理由もなく消されてしまったらしい
その女の人の本名は、宮野明美さん…
仇をうつためにも赤井さんは組織を迎え撃ちたいと思ってるみたい
『コナン…くん…』
「ああ…」
あの時…助けられなかったことが本当に悔しい
新ちゃんはそれを打ち消すかのように
私の手を小さな手で強く、握ってくれた
▽
赤井さんの後を追って部屋を出た新ちゃんに呼び出されついていくと
そこには赤井さんがいた
なんだか新ちゃんと一緒に悪い顔をしているように見える
「翼ねーちゃん…あと一人見て欲しいんだ」
『誰を見るの?』
「水無怜奈だ」
『!!』
「今から彼女に交渉を持ちかける
それに偽りがないか確認できるか?」
『……水無怜奈さんは組織に潜入するほどの人だから
どこまで分かるかは…分からないけど…やらせてほしいです!』
「翼ねーちゃん、本当に大丈夫?
一応動画に撮って後で見てもらうことも考えたんだけど…」
『そんな危ない証拠残さない方がいいよ
何より直接見た方が少しでも分かるかもしれないから』
「決まりだな」
『お願いします!』
私と新ちゃんはこっそり水無怜奈さんの病室に入った
見回りを交代した赤井さんはその場を出ていく
その隙を見計らった瑛祐くんが病室に入ってきた
瑛祐くんを止めるため水無怜奈さんは起きて自分が姉だとばらした
血液型が違うと思っていたが新ちゃんによると
瑛祐くんは白血病治療のためお姉さんの骨髄を移植し血液型が変わってしまっていた
「でも、だったら何でそうだと僕に教えてくれなかったの?
名前まで変えて何でアナウンサーしてたんだよ!?
ねぇどうして!?」
「仕方ないよ…お姉さんの正体は…
CIAの諜報員なんだから…」
「し、CIA?ハハ…何言ってんだよ?何で姉さんが…」
「お姉さんだけじゃない…お父さんもだよ…」
「え?父さんも?」
「ああ…ある組織を探るために潜入してたんだ…そして
恐らく奴らの都合でアナウンサーをさせられるはめになり、
TVで自分の姿を見た瑛祐兄ちゃんが会いに来ないように、
あえて何も教えずに別人のフリをしたってトコロかな?
まあ結果は裏目に出て…こうやって会いに来ちゃったけどね…」
「ちょっと待てよ!わけわかんないよ!!
何なんだよある組織って!?」
「おっと…君が知っていいのは…そこまでだ…」
話を遮ったのは部屋に入ってきた赤井さん
これ以上、知ってしまったら…
これだけ行動力のある瑛祐くんだ
取り返しがつかなくなる
「え?」
「キャメル頼む!」
「はい!」
「ちょ、ちょっと、まだ話が…」
『瑛祐くん、お姉さんは瑛祐くんを守ろうとしたんだよ…
お姉さんを信じて…』
「……っ!!」
瑛祐くんは後ろ髪を引かれながらキャメルさんに連れていかれた
そして入れ替りで入って来たのは赤井さん
本題に入る前に水無怜奈さんはなぜ父も含めてCIAだと分かったかを尋ねた
そして父の死の真相を語り始めた
彼女は組織に潜入した父に新しいつなぎ役の諜報員を紹介するはずが組織にバレてしまい
娘を守るため父は事前に用意した尋問する声の入ったMDのことを伝え
自身の顎を撃ち抜き自害したのだと
そして赤井さんは水無怜奈さんにもう一度組織に戻るように提案した
それに釣り合う条件として、水無怜奈さんは瑛祐くんの証人保護プログラムを提示した
双方の合意が得られたことで次は作戦についての話だけど
その前に私は赤井さんによって部屋を連れだされた
「どうだ…?翼」
『聞く必要ないくらいです、
あの人はとても真っ直ぐで…大丈夫です』
「分かった…
それと、しばらく連絡が取れなくなる
俺の連絡先を消しておけ」
『え?……分かりました…』
「何かあればジョディに相談しろ」
『あ、赤井さん…?』
「なんだ?」
『また、会えますよね?』
「まだ借りを返してもらっていないからな
あまり首を突っ込みすぎるなよ、翼」
『はい、赤井さん……ご無事で、また会いましょうね』
作戦会議のため歩き出した赤井さんは
こちらを向くことなく軽く手をあげ病室へと入っていった
ジョディ先生に一言声を掛けてから
変にFBIと一緒にいるよりはということで
博士にビートルで迎えに来てもらい無事に家に着くことができた
次の日私はニュースで知ることになった
病院で起こった大がかりなテロを
先に帰ってて良かった…
その後水無怜奈さんは組織に無事に戻ったらしい
それから数日後、
来葉峠で炎上した黒いシボレーの中から男性の焼死体が発見されたとニュースになっていた
急いで新ちゃんにメールを送るも
≪オメーは心配すんな≫
としか答えてくれなかった
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