キール編
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本堂瑛祐はちょくちょく毛利探偵事務所に顔を出し
おっちゃんから水無怜奈の情報を探り出そうとしている
ドジを装って事件の証拠となる写真を撮ったり
水無怜奈と同じ方法で嘘を見分ける姿も見られた
そして日曜日
朝早くからまた本堂瑛祐が現れた
とりあえず探偵事務所下の喫茶店ポアロに行く事になった
店を開けるとそこにいたのは
『いらっしゃいませ…あ!』
「へ?翼…ねーちゃん?」
「あれ、翼じゃない!」
「あ、おはようございます翼さん」
「何してんだ?」
ポアロのエプロンに身を包んだ翼がいた
なんでここに…?
『ポアロで働かせてもらうことになったの
あ、こちらのお席へどうぞ』
「びっくりした!いつから?」
『少し前に梓さんに働かないかって誘ってもらってね
この間初めて瑛祐くんが探偵事務所に来たときに
面接してもらって、働かせてもらうことになったんだ』
いつの間にそんなことに…
驚きで固まっていると翼の後ろから
ポアロの店員である梓さんがやってきた
「そーそー!今度旅行に行く事になってね
入ってくれる人探してたのよー!」
「翼おねーちゃん身体は大丈夫なの?」
『うん、最近は調子がいいし
少しずつ慣らしてもらってるしね』
「翼ちゃんが来てくれて助かってるわ!ただ…」
「ただ?」
「翼ちゃん目当てでお客さんが増えててね、
逆に忙しくなってるのよ…」
『そんなことないですよ梓さん!
さあ、ご注文は何になさいますか?』
翼が近くにいることは安心かもしれない
灰原にバレずに話しやすくなる
変な客に絡まれなきゃ…だが…
それよりも問題は本堂瑛祐だ
おっちゃんに面白そうな事件を持ってきたと話した
それはとあるHPの日記からの情報で
とある場所のゴミの回収で一回5万円もらえる仕事をしていると
そのゴミ置き場があるのは鳥矢町3丁目の公園のそば…
それはキールが事故を起こした場所の近くだ
本堂瑛祐に言いくるめられその現場に行く事になった
現場につくと高木刑事と目暮警部に遭遇した
なんでも一昨日の夜、女性の遺体がみつかったらしい
その事件はなんとか解決することができたが
その被害者の子どもは
「ママを殺したのは真っ黒なカッコした外国の女の人だよ」
と言った
その子はキールの事故現場に居合わせた少年だったようだ
少年はバイクで事故に遭った人の顔が水無怜奈だったこと
その事故の様子を聞きに来た黒ずくめの外国人の女がいたことを話した
恐らくその黒ずくめの女はベルモットで
水無怜奈が重体で病院に運ばれたってことはバレたようだ
それは恐らく本堂瑛祐にも…
▽
本堂瑛祐はともかく、水無怜奈のことを探ることにした
10年以上前に大阪で撮られた水無怜奈そっくりの女の写真がみつかったからだ
大阪のことならと服部に調査を依頼した
すると本堂瑛祐の子どもの頃を知る手がかりを見つけ
小さい頃の本堂瑛祐とその父親の写真を手に入れた
その男はカンパニーに雇われていると言っていたらしい
カンパニー…つまりはアメリカ合衆国の国力遂行のために情報収集や対外工作を行う大統領直属の諜報機関で
通称CIA…
ジョディ先生によると本堂瑛祐の父親はイーサン・本堂
日系2世のアメリカ人で30年前にCIAに入った諜報員
その3年後日本で結婚しそのまま黒の組織に潜伏
そして4年前に亡くなっていた
本堂瑛祐は病院を回り10年程前に家出した水無怜奈似の姉を探していた
しかし冬休みに入り杯戸中央病院で父親の会社の仲間の手がかりをみつけたと言った後に
音信不通になっているらしい
ジョディ先生と情報を擦り合わせた上で
CIAが潜伏しているかもしれない
杯戸中央病院へ本堂瑛祐を探しに行く事になった
しかしよく考えると本堂瑛祐はかつてCIAの仲間に会ったことがないかもしれない
蘭の話では「手がかりを見つけた」と言っていたので
その真意を知るために蘭に電話をした
すると会社の上司に打っていたメールアドレスと同じ番号を打っている人が杯戸中央病院にいて
そのプッシュ音が「七つの子」だったようだ
つまり杯戸中央病院に潜伏しているかもしれないのは
CIAではなく黒の組織の仲間だと
本堂瑛祐が目をつけられる前にみつけなくてはいけない
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