ベルモット編
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哀ちゃんの息遣いが荒くなってきた
なんとか出る方法はないかな…
すると側にいた新ちゃんに博士が話しかけた
「おーい…」
「大人しくしてろって言ったろ…」
「じゃがのう…哀くんの容体がどうも思わしくなくて…
早く医者に診せんと…このままでは…」
「しゃーねーな…
念のために高木刑事に頼んでパトカーでこっそり出るか…
もしかしたら奴らが外で待ち伏せているかもしれねーから…」
『っ!コナンくん!!』
「え?」
「奴らって誰ですか?」
「やっぱり事件に巻き込まれていたのね?」
『蘭ちゃんに園子ちゃん、ジョディ先生も…?!』
「Hi!こんにちは!」
「翼休みの日までガキンチョ達の世話なんて大変ねー」
『好きだからね♡』
「あら?哀ちゃんも来てたんだ!」
「そ、そういえば園子姉ちゃん名探偵だよね!」
なんとか新ちゃんが3人を連れていくことに成功した
ジョディ先生が哀ちゃんをみたときの
目を見開いた表情が少し気になった
▽
哀ちゃんは起き上がるのもしんどいみたい
そんな様子を見た博士がどこかに電話しようとしている
『博士、どこに電話を…』
「ダメもとで新出先生にじゃ!」
『え?!ちょっと、』
トゥルル
「はい…新出ですが…」
「あ、新出先生か!?」
「その声は阿笠さんですね?」
「こりゃーラッキーじゃ!!コナンくんが電話した時は留守だったそうじゃから…」
「コナンくんが…?
変ですねぇ…今日は一日中家にいましたけど…
ああ…そういえば、トイレに入っている時に電話がありましたから、きっとそれでしょう…
それより、どうかされたんですか?」
「実は病気の女の子を一人抱えておってのォ…」
博士は新出先生、智くんに事情を話した
最近妙な違和感を感じるんだけど…
背に腹は変えられない
でも注意しておかないと
智くんの提案で、
警察と面識のある博士が病気の子がいるので出してほしいと申し出て
駐車場から出してもらうとのこと
新ちゃんもいないし哀ちゃんさえ私の上着で隠せば
あとはタクシーを拾うかパトカーを出してもらうか…
とりあえず博士が交渉に行き了承がでた
私の上着で哀ちゃんを隠して駐車場から出ると
クラクションが鳴った
振り向くと車に乗ったジョディ先生…
「おうちまで送りましょうかー?」
「おお、ジョディ先生いいところに!
じゃぁお願いします!」
『…ジョディ先生?どうしてここに…?』
「通りかかったのは偶然でーす!
さ、早く乗ってくださーい」
「じゃぁ、よろしく頼みます」
『…』
家に着き、哀ちゃんの診察が終わる頃に新ちゃんから連絡が来た
なんで家に帰ったのかととても怒っている…
今の現状を軽く伝え詳しいことはみんなが帰ってから伝えることにした
とりあえず哀ちゃんの側に着き口にいれるものは全て私が準備をすることにした
『おにーちゃん?哀ちゃんの容態はどうですか?…』
「心配いらないよ、ただの風邪だね
この薬を飲めば熱は下がるだろうし
ゆっくり休ませてご飯も食べられるものを少しずつあげてね」
『はい、ありがとうございます…』
「翼ちゃんも看病しすぎて体調崩さないようにね」
智くんは…
この前、おにーちゃんと呼ばないようにと釘を指した
プライベートな時間に敬語を使うと今さらだからやめてくれって言ってた
智くんは
どこ?
▽
次の日灰原の熱は無事に下がった
翼は出掛ける用事があるということで
蘭が玉子粥を作りに来てくれたあとで
博士は宮野博士の友人と連絡を取っていた
気になるけど
灰原の体調は完治してねーし
奴らがどこで目を光らせてるかわからねぇ…
と思ったが
灰原の提案ですぐに行くことになった
早く行ってみたいという気持ちと
今ならいない翼を巻き込まないようにするためだということだった
結局
みつかったのは
黒ずくめの男たちに、ばれないように
宮野明美さんが隠していた
灰原に当てた母親からのカセットテープだった
やつらの情報ではなかったけど
これで灰原の元気が少しでも戻ったならいいか…
その頃翼はある人物とコンタクトをとっていた
_