ベルモット編
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リビングで遊んでいると
メイドさんが晩餐会の準備ができたことを教えてくれた
食堂にはマントを被った依頼主がいた
そして、私達に命を懸けて財宝の隠し場所を探し当ててほしいと言った
その直後に駐車場から爆発音が聞こえ
ここに来るまでの橋を落としたということでここは陸の孤島となった
依頼主の席にあったのはマネキンで
依頼主は怪盗キッドだとみんな口をそろえた
隣の新ちゃんはあきらかににやけてる
『喜びすぎじゃない?』
「しょーがねーだろ?
…まさか、翼!!」
『ふふ、教えないよー』
そして食事か始まると
再び依頼主が話だした
この館は半世紀前に謎の死を遂げた大富豪、烏丸蓮耶のものであると
40年前の夜、99歳で他界した「烏丸蓮耶を偲ぶ会」という集まりで
二人の男が持ち込んだマリファナにより
客たちは混乱しやがて殺し合いが始まったと
そして二人の男は美術品と共に消えた
この事件は公にされることなく
解明される前に握りつぶされたという
この事件になぞらえて宝探しをしてほしいとのことだった
そして大上さんが殺された
依頼主のスピーカーにはカセットとタイマーがついていて
犯人はこの中にいることが予想された
▽
駐車場に行くとみんなの車が燃えていて
メイドさんの車は無事ということで小五郎さんと茂木さんと千間さんが橋を見に行くことになった
車を見送った後、新ちゃんが私に話しかけてきた
「おめー、また顔色悪ぃぞ…」
『そんな気がしてたよ…』
「おい…
何かあったら呼びに行くから部屋で寝てろよ…
しっかりカギはしとけよ」
『わかった、ありがとう』
久々に見た事件現場に気疲れしたようで
部屋に戻るとすぐに睡魔が襲ってきた
▽
新ちゃんに起こされ
ヘリコプターへの道を歩きながら
事件のことを尋ねると
依頼主は千間さんだったようで
殺害した大上さんは共犯者だったようだ
実際にこの館で起きたことは
40年前、百歳を越える大富豪が館に隠された財宝の手がかりをみつけ
暗号を解くよう、学者などに依頼した
しかし、死期が迫り業を煮やした烏丸が見せしめのために
学者達を一人ずつ殺していったそうだ
そのことを大上さんに漏らしてしまい
彼が考えたのは怪盗キッドの名を使って名探偵を集めて解かせるということ
みんなが本気になるようメイドを殺すと言い出した大上さんは
最終的にみんなを殺害して宝を一人占めしようしていたようで
それを止め暗号解読を続行させるために
大上さんを殺害したという
なんともお金ってこわいものだなぁ…
▽
ヘリコプターに乗り景色を眺めていると
「…どうやら烏丸蓮耶に取り憑かれていたのは…
私の方だったかもしれないねぇ…」
そういって千間さんはヘリコプターのドアを開けた
その後ろのドア横に座っていた私は
飛び降りようとする千間さんの服を掴んだ
しかし左手が滑ってしまい
一緒に空へと投げ出されてしまった
「バアさん!?」
「翼!!」
みんなの声が遠くから聞こえる
きっとあの人なら…助けてくれる
「ったく、本当に無茶するなぁ」
『よかった…助けてくれると思ってたよ』
「っ!……」
『ありがと』
「…//////
おいバアさん!死に急ぐには年食い過ぎてんじゃねーのか?」
「バカ言ってんじゃないよ!
あなたを助けてあげたのさ…」
「『え?』」
「あなたの名前を語って晩餐会を開いたお詫びにね…
こーでもしなきゃ、あなた逃げられなかったよ…
あの子達から…
特に妙な時計であなたを狙ってた
あのおチビちゃんからはね!」
『そうだったんだ…よかった』
「あなたは計算外だったよ、まさか私を救おうと一緒に落ちるとは…」
『邪魔しちゃってすみません…』
「いや、実に君らしいですよ」
『…そーですか』
怪盗キッドは千間さんをヘリコプターから吊るしたヒモにくくりつけて離れた
金に輝く黄金の館を目にしながら
『あの、なんで私まだあなたの腕の中なんですか?』
「あのひもに二人吊るすのは心許ないでしょう」
『はぁ…』
「まぁ、役得ってやつですよ」
『役得??』
キッドは素早く私の腰に命綱をつけ
後ろから抱き締め
首筋に顔を埋めた
『ゃ、くすぐったい…っ!』
「あなたの腰はつい引き寄せたくなる」
『離して…』
「強気なあなたもいいですが
こんな弱々しいあなたも素敵ですよ」
『///////』
「おや、照れてしまいましたか」
『耳元で話さないでください!』
「今度会うときはホテルの最上階でディナーでも頂きながら愛を確かめ合いましょう」
『そんなことしません!』
「それは残念…
いつか実現するのを楽しみにしてますよ、お姫さま」
相変わらず掴み所のない人だ
結局小五郎さんと入れ替わったと思われるガソリンスタンドでおろしてもらい
小五郎さんと店員さんを起こすことにした
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