はじまり
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まさか高校で殺人事件が起こるなんて思いもしなかった
客席にはなんと新ちゃんに変装してごまかそうとしてくれていた平次くんがいた
関西弁混じりだったのですぐにバレてしまったけど…
そして新ちゃんは仮面を脱いで正体を現し、事件を解いてしまった
その後倒れてしまった新ちゃん
大勢の前ではごまかしきれないと思ったが
大きい姿のまま倒れ、そのまま保健室に運ばれていった
意識を取り戻した新ちゃんは
「あれ?」
と不思議な表情…
心配するみんなをよそに
正体がバレなかった安心感と元に戻るかもしれない不安感の入り交じった私と目が合った
▽
結局はそのまま元に戻ることなく一夜が明け
蘭ちゃんはここ最近で一番機嫌がよくて
新ちゃんとコナンくんが同一人物とはもう思ってないみたい
哀ちゃんのお陰だね
2人の時間が少しでも作れるように
一緒に登園するよう誘ってもらったけど
丁重に断った
昨日の晩に新ちゃんと作戦会議した通りに
米花センタービルの展望レストランで
蘭ちゃんと新ちゃんがうまくいきますように…
教室に入ると久しぶりに新ちゃんがいる風景が懐かしくて
薬は完成していてずっとこのままならいいのに…
▽
その夜哀ちゃんから連絡が来て
米花センタービルまで博士とビートルで向かった
駐車場に現れたのはコナンくんじゃない哀ちゃんで
それは新ちゃんが元に戻ったことを意味していた
『新ちゃんは…?』
「私の計算より24分オーバーして元の江戸川くんに戻ったわ」
『そっか…
哀ちゃんが最近地下室にこもってたのはこれだったんだね』
「結局時間制限ありの失敗作だったけどね」
『でも私、少しだけ安心しちゃった』
「あら…どうして?」
『元に戻っちゃったら哀ちゃんここを離れていってしまうでしょ?』
「……」
『元に戻るまでここにいてね哀ちゃん…』
いつかいなくなってしまいそうな
小さな彼女を私はそっと抱き締めた…
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