はじまり
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ある夜、お風呂が壊れたということで蘭ちゃんと新ちゃんがお風呂に入りに来た
蘭ちゃんがお風呂に行っているとき
新ちゃんは神妙な面持ちをしていた
『どうしたの?新ちゃん』
「なーんか変なんだよな…蘭のヤツ最近…」
「あれ?それじゃったらこっそり君のセーターを編んどったからじゃろ?」
「ああ…そうだと思ったんだけどそれだけじゃないような気が…」
「どーいう事じゃ?」
「時々感じるんだよ…
蘭がオレを見る目や態度が、小学一年生の子どもに対してじゃなく…
まるで…」
「おいおい新一君…」
「まー気のせいだと思うんだけどよ…」
「バレてんじゃないの?あなたの正体…」
「………」
「あ、哀君?」
「だって翼にはすぐにバレたんでしょ?
翼はどう思うの?」
『え?うーん…』
「ほらね…
私朝まで地下室でやる事があるから邪魔しないでね」
『哀ちゃん、適度に休んでね?』
「おい、翼…」
『怪しんでるのは間違いないと思うよ
どこまでかはわからないけど』
「おい、もし哀君と翼の言った通りだったとしたら…」
「バーロ、だったら何でオレにそう言わねーんだよ?
蘭にかぎってんな事ねーって」
「なに?わたしがどーかした?」
「あ、いや…」
『蘭ちゃん、お風呂が直るまでいつでも入りに来てね』
「あ、うん!ありがとう!」
『コナンくん今度は一緒にお風呂入ろうね』
「だ、だめ!!!」
「「!!」」
『どうしたの?蘭ちゃん』
「いや、コナンくんしっかりしてるから一人でもお風呂入れると思うよ…」
『そっか…』
「それより!!博士が預かってるって女の子…どこにいるの?」
これは…やばいかもしれない…
▽
次の日、博士と新ちゃんたちがキャンプから帰ってくると
新ちゃんは事件に巻き込まれ
銃で撃たれて病院へ搬送されていた
そこで蘭ちゃんはコナンくんと同じ血液型だと言い張ったらしい
確か蘭ちゃんと新ちゃんは同じ血液型…
蘭ちゃんは確信しているようだった
いっそばらした方がいいのか
でも蘭ちゃんに危険が及ぶことは避けたい
どうにかうまくごまかせないかな…
▽
その十日後、大阪から平次くんと和葉ちゃんが新ちゃんのお見舞いに来てくれた
平次くんは新ちゃんと話がしたいから
わざと縁起の悪い花を買ってきて人払いまでしていた
「んで、ホントは何しに来たんだよ」
平次くんは博士が新ちゃんの相談にのって欲しいと連絡をしていたみたい
新ちゃんも思い当たる節はやっぱりあるようで…
蘭ちゃんが気付いているのに言い出さない訳は
新ちゃんの口から直接話を聞くのを待ってるからだと平次くんは言った
「バーロ…
人の苦労をしょい込んで
自分の事のように心配して
泣いちまうようなお人好しに…
んな事いえるわけねーだろ?」
『今更ごまかしようもないよね
新ちゃんとコナンくんが一緒にいる状況が少しでも作れたらいいんだけど』
「それができたら苦労しねーよな」
『言うにしろ言わないにしろそれを決めるのは新ちゃんだから
手伝えることは何でも言ってね』
なんだか収まりが悪くその場は解散することになった
▽
その日の夜病院に忍び込んだ哀ちゃんは
新ちゃんに最後の選択肢を与えてくれた
白乾児の成分を参考にして調合した
APTX4869の解毒剤の試作品を服用し
その間に哀ちゃんがコナンくんに変装して2人が揃う場面を見せる、というもの
うまくいきますように
私はできる限り元に戻った新ちゃんのサポートを手伝うことになった
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