はじまり
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【黒衣の騎士】
園子ちゃんの提案で私達のクラスは演劇をすることになった
脚本園子ちゃんでヒロインは蘭ちゃん!
騎士の役は新ちゃんをイメージしたみたい!!
2人が演じるのをみたいなぁ…
新ちゃんが小さくなければ騎士役とか似合うのに
「翼!お願いがあるんだけど」
『なあに?園子ちゃん』
「今日の内科検診の時、新出先生に騎士役してほしいって頼んでくれない?」
『いいけど、私でいいの?』
「新出先生は翼の主治医で仲が良いでしょ!」
『もともとの主治医は新出先生のお父さんだけどね、まぁお話はよくするけど』
「翼のお願いならきっと聞いてくれるって!」
『そんなにうまくいくかなぁ
期待しないで待っててね』
私は内科検診終わりの新出先生を廊下で捕まえた
『新出先生』
「どうしましたか?桜井さん」
『あの、お願いがあるんですけど』
「その前に、ホクナリンテープは持ってますか?」
『はい…?』
「聴診器を当てたときに少し喘鳴が聞こえました
早めに気管支を拡張しとかないとひどくなったらどうするんですか」
『まだ大丈夫な範囲ですよ』
「その自信はどこからくるんだか
とりあえず保健室にいきましょうか」
新出先生…智明おにーちゃんは昔から体調を崩しやすかった私を小さい頃からよく見てくれていた
かかりつけの新出医院の先生の息子で頼りになる8個上のお兄さん
いつの間にか先生になってしまった
新ちゃんからきいたけどお父さんの新出先生は奥さんによって、殺されたらしい
それでも待っている患者さんのためにと新出先生のあとを継いで頑張ってる
自慢のおにーちゃんだ
▽
どうやら保健室の先生はいないみたい
保健室に入るなりもう一度ホクナリンテープを貼るように急かされた
『わかりましたよー』
胸の辺りに貼ろうと制服の前のボタンをあけるとおにーちゃんの声が飛んできた
「こら、なんのために保健室に連れてきたと思ってるんだ
カーテンの裏で貼っておいで」
『大丈夫だよ別に
いつも検診のときに見られてるし』
「…はぁ」
『ため息!なんか失礼ですけど』
「君は分かっていないね」
『?』
「で、お願いってなんだい?」
そういえば…
お願いのことをすっかり忘れていた
『あの、今度私達のクラスは劇をするんだけど
おにーちゃんにヒロインの相手役をお願いできないかと思って…』
「僕に?」
『うん!
男子はみんな照れてしまって…
おにーちゃんは学生の時に主役もしてたでしょ!
ちなみにこれが台本ね』
「ふぅん…」
『どう…?』
「ちなみにヒロインは翼ちゃんがするのかい?」
『私なんかしないよ、蘭ちゃんがするの!』
「そうか、、いいよと言ってあげたいところだけど
劇ならやっぱりクラス内で割り振った方がいいんじゃないかな?」
『やっぱりそうだよね』
「でも劇の練習を見に行くくらいなら手伝えるよ」
『本当!ありがとう!』
本当におにーちゃんは面倒見がいいなぁ
「それより翼ちゃん、ちゃんと鉄分はとってるかな?」
『う、、レバーは苦手で…』
「そんなこと言っているとまた体調を崩しかねないんだから…」
2人きりのときは砕けてくだらない話もするけど
健康に関する小言は多めだったりする…
_
園子ちゃんの提案で私達のクラスは演劇をすることになった
脚本園子ちゃんでヒロインは蘭ちゃん!
騎士の役は新ちゃんをイメージしたみたい!!
2人が演じるのをみたいなぁ…
新ちゃんが小さくなければ騎士役とか似合うのに
「翼!お願いがあるんだけど」
『なあに?園子ちゃん』
「今日の内科検診の時、新出先生に騎士役してほしいって頼んでくれない?」
『いいけど、私でいいの?』
「新出先生は翼の主治医で仲が良いでしょ!」
『もともとの主治医は新出先生のお父さんだけどね、まぁお話はよくするけど』
「翼のお願いならきっと聞いてくれるって!」
『そんなにうまくいくかなぁ
期待しないで待っててね』
私は内科検診終わりの新出先生を廊下で捕まえた
『新出先生』
「どうしましたか?桜井さん」
『あの、お願いがあるんですけど』
「その前に、ホクナリンテープは持ってますか?」
『はい…?』
「聴診器を当てたときに少し喘鳴が聞こえました
早めに気管支を拡張しとかないとひどくなったらどうするんですか」
『まだ大丈夫な範囲ですよ』
「その自信はどこからくるんだか
とりあえず保健室にいきましょうか」
新出先生…智明おにーちゃんは昔から体調を崩しやすかった私を小さい頃からよく見てくれていた
かかりつけの新出医院の先生の息子で頼りになる8個上のお兄さん
いつの間にか先生になってしまった
新ちゃんからきいたけどお父さんの新出先生は奥さんによって、殺されたらしい
それでも待っている患者さんのためにと新出先生のあとを継いで頑張ってる
自慢のおにーちゃんだ
▽
どうやら保健室の先生はいないみたい
保健室に入るなりもう一度ホクナリンテープを貼るように急かされた
『わかりましたよー』
胸の辺りに貼ろうと制服の前のボタンをあけるとおにーちゃんの声が飛んできた
「こら、なんのために保健室に連れてきたと思ってるんだ
カーテンの裏で貼っておいで」
『大丈夫だよ別に
いつも検診のときに見られてるし』
「…はぁ」
『ため息!なんか失礼ですけど』
「君は分かっていないね」
『?』
「で、お願いってなんだい?」
そういえば…
お願いのことをすっかり忘れていた
『あの、今度私達のクラスは劇をするんだけど
おにーちゃんにヒロインの相手役をお願いできないかと思って…』
「僕に?」
『うん!
男子はみんな照れてしまって…
おにーちゃんは学生の時に主役もしてたでしょ!
ちなみにこれが台本ね』
「ふぅん…」
『どう…?』
「ちなみにヒロインは翼ちゃんがするのかい?」
『私なんかしないよ、蘭ちゃんがするの!』
「そうか、、いいよと言ってあげたいところだけど
劇ならやっぱりクラス内で割り振った方がいいんじゃないかな?」
『やっぱりそうだよね』
「でも劇の練習を見に行くくらいなら手伝えるよ」
『本当!ありがとう!』
本当におにーちゃんは面倒見がいいなぁ
「それより翼ちゃん、ちゃんと鉄分はとってるかな?」
『う、、レバーは苦手で…』
「そんなこと言っているとまた体調を崩しかねないんだから…」
2人きりのときは砕けてくだらない話もするけど
健康に関する小言は多めだったりする…
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