1年vs2・3年
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この前鉄心さんが言ってたとおり1年対主力を除いた2、3年の試合をする
とりあえず見ていろって鉄心さんに言われたから
私はグラウンドの隅でスコアをつけながら見学することにした
ひとつ気になるのは栄純くん…
今日の試合…出るのかな?
最近頑張って走ってるし、鉄心さん鬼じゃない…はず
あと、この静けさとぴりぴりした感じはなんなんだろう…?
2、3年の先輩たちガンとばしてる気がする…
「あ、翼!試合ここで見るんだな!」
『あ、栄純くん!試合は…?』
「もちろん出るぜ!
まぁ俺の出番は最後のほうだろうけどな!」
『そうなんだ!!よかった!
チャンスだね!応援してるよー!』
「お、おう!////頑張るぜ!
俺はやるぞーこのチャンス絶対逃してなるものかぁ――――!!」
相変わらず元気一杯!
栄純くんも出るみたいで気合十分な様子
ますます試合が楽しみになっちゃった!
するとそこに一也がやってきた
「翼!と沢村じゃん!
やっと練習参加できるようになったんだって?」
「あんたは向こうのベンチじゃねぇのか?」
『レギュラーは今日オフなんだって!
ところで、今日のみんなの空気…
すっっごくピリピリしてる気がしない?』
「そういやお前いなかったな…
昨日の夜、食堂で降谷が
今日の試合誰にも打たれなかったら俺に球を受けてくれ
ってみんなの前で言ったからだよ」
『うわぁー降谷くんおもいっきりケンカ売ったんだね…なるほど』
今日の試合は見どころがいっぱいだなぁ
楽しみ楽しみ♪
一也は自主練に、栄純くんはアップに行き、
試合は始まった
▽
いきなりの三者三振…丹波センパイの調子は絶好調!
カーブのキレもよく決まっている
前の試合でそのピッチングだったらな…
そして先輩たちの怒涛の攻撃が始まった
1回終了 0-12
1年の中では有名なシニア出身の東条くんも1回でかなりバテたみたい
先輩たちはみんな気合が入っている
逆に1年生はみんなぐったりしてる…
「「まだまだ試合は始まったばっかだぞ!気合入れていこーぜ!!」」
1年のベンチから栄純くんの声が聞こえた
栄純くんのそーゆートコ好きだな♪
トンッ
「1年生苦しんでるみたいだなぁー
沢村ひとりで盛り上がってるし」
頭の上に重みを感じ上を見上げると
ランニングを終えたのか少し汗をかいた一也が私の頭に腕を乗せていた
持っていたタオルを手渡すと隣に腰をおろした
『おかえり一也!栄純くん元気があっていいね』
「まわりが暗いから余計にあいつが浮き上がって見えるな」
『1年生と2、3年生じゃやっぱり違うね』
「そりゃぁ野球の知識や経験が違うしな…
中学出たばかりとじゃぁ差があり過ぎる」
『一番分かりやすいのはハングリー精神だよね』
「そうだな…
あいつらからは2、3年くらいの気迫がまったく感じられねぇ
レギュラー奪ってやるってくらいのやつはいねぇのかな」
『どうせ勝てないとかタカくくってんのかな…
私そーゆーのホント嫌だなぁ
グラウンド入んないでほしい…』
「はっはっはっ!翼は野球のことになるとホント鬼だな」
『きっとお父さんの血だね』
「大輝さんの血か、まちがいない!」
「「キタァ―――――!!」」
ビクッ!
「お、沢村試合出るみたいだぜ」
『びっくりしたっ…栄純くん出るんだ!』
栄純くんが出るってだけで楽しみだ!
が、栄純くんのポジションはライトに…
『あらら』
「はっはっはっ!監督もそう甘くは行かせないってことか!」
『ライトやったことあるのかな?
でも、さすがに大丈夫かな…』
カキーン
軽快な音を立て打球はライトへ
守備変わったばっかりのとこって飛ぶよね
これはライトフライかな
そのままボールは栄純くんの頭上を越えて…
あっバンザイした(汗)
ランナーは三塁まで走ろうとしている
ギリギリアウト取れるかも!
勢いよく栄純くんの手を離れたボールは良いスピードで進んだ
でも送球は曲がりそのままランナーへ直撃…(汗)
『うわぁーいったぁっ…』
「ははははは…!あーハラいてぇー」
『一也笑いすぎ…インパクトはあるけど…
あ、鉄心さん怒ってる』
「さっすが注目株!期待を裏切らねぇな!!」
その後も先輩たちの攻撃は止まることを知らずこの回で9点をもぎ取り
2回が終了し0-21となった
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