1年vs2・3年
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やっぱり丹波さんの調子はイマイチ上がらなかった
故障明けでも問題ないって言ってたしあのカーブが決まれば…
後3ヶ月でどれだけ調子を戻せるか…
「おい!人の部屋来といてスコア見ながら固まってんなよ!」
「悪ィ倉持…スコア見てたらつい試合よみがえってきた」
「ったくどうしようもねぇ野球バカだな・・・まぁ青道にいる奴はたいていそーか」
コンコンッ
『御幸先輩はいますか?』
会話を縫うように入ってきたノックをしたやつの声は
俺がよく知っているものだった
「ヒャハッ野球バカがここにももうひとりいたな」
倉持が扉を開けると予想通りの人物がいた
「翼!なんでここにいんだよ?!」
『一也の部屋に行ったら倉持先輩のとこいるって聞いたからきたのー
あのね…』
「俺がいない間に俺んとこの部屋といい
この部屋といいむやみやたらに男の部屋に入るんじゃねぇ!」
『む…何よ!
大体部屋にいないのが悪いんでしょ!』
「あのなぁお前…」
「まぁまぁ…
んで翼ちゃんはコイツになんの用があったんだ?」
『あっそうでした!』
倉持の介入のおかげで俺と翼の睨み合いに終止符が打たれた
『市大三高との試合を詳しく教えてもらおうと思って!
礼ちゃんにスコア借りに行ったら一也が持てるっていうから丁度いいし!』
「あぁ、翼整列んときに来てたもんな」
『一也気付いてたの?』
「まぁな!すげぇだろ」
「翼ちゃん熱心だなぁー
オレのショートのファインプレーも詳しく教えてやるぜ」
『倉持先輩さすがですね!』
「……翼ちゃん洋一せn
「コホン!はい翼話すぞー」
『あっうん!お願いします』
「…(このやろ邪魔しやがったな…)」
こうして俺と倉持とで試合経過を話すことになった
まぁ俺ひとりでじっくりこってり教えてやりたかったけどな…
▽
『なるほど…それで結局16-10で青道が勝ったんですね
ありがとうございます倉持先輩!』
「なに?翼俺にお礼は?」
『一也はなんか自分のプレーを自慢気に話すんだもん
たくさんきいて聞き飽きるよ』
「それだけいいプレーが多かったってことだろ♪」
「ヒャハハハもっとケンキョに生きろよ!」
「お前ケンキョの意味知ってんのか?
お前に言われたかねぇよ」
『とりあえず、まだ丹波先輩調子戻ってないんだね…』
「キッカケさえあれば丹波さんは大丈夫だと思うんだ」
『キッカケ!
鉄心さんがね、投手陣建て直しのために1年生と試合を組むんだって!』
「…へぇ監督もやることがさすがだな!」
「お前らは本当に…まぁ面白そうな試合だな!楽しみだぜ」
翼と俺の会話に若干倉持は呆れてたみたいだけど
この部屋に来たときとは違い
翼の顔も心なしほっとした表情になった
ホッとしたついでに宿題思い出しちゃったと言って
翼は俺らに礼を言って自分の寮へと帰っていった
それにしても倉持…
気にしないつもりでいたけどなんだかんだんで翼に触りすぎだ…
最近は沢村もなんか仲良くなってるみてぇだし
要注意だな…
_