今日は市大三高との試合の日

選手や鉄心さん達は早くに球場に向かった

私は部活に関する用事があったので後から向かう予定だった

けど結構遅くなってしまったので間に合うか心配

しかも相手は市大三高だ

試合が気になる…

あとでスコア見ながら一也に話してもらおう

今から行けば９回には間に合うかな…


なんて考えながらグラウンドの横を通ると

誰かが話している…誰だろう？

部員？応援行かなかったのかな？



･････よく見てみると栄純くんと降谷くんだ！


『栄純くん！降谷くん！試合行かなかったの？』

「翼！なんでここに?!」

「桜井さん…バス行っちゃったから…」

『ふふ、なんか降谷くんらしいなぁ…
あっ！降谷くん！前の約束覚えてる？(キャッチボール)』

「え？桜井さんきっと僕の受けれないかも…(危ないし)」

『それはまかしといてよ！』

「(な、なんの約束？俺忘れられてないか…)あ、あの…！」

『栄純くんも！キャッチボールしようね！
あ、オフの日にでも一也とか集めて野球しようよ！
きっと楽しい！私も入れてね♪』

「おうッ！(キャッチボール////)それよか翼試合行かなくてもいいのか？」

『あ、そうだった！
間に合うか分からないけど今から行ってくる！
栄純くんも降谷くんも練習頑張ってね！』

「翼も気をつけて行けよ！」

「(呼びすて…)前みて走ったほうがいいよ…」


栄純くんと降谷くんに手を振りつつ私は試合の球場へ向かった





残されたふたりは…


「(…約束するほど仲がいいのか？)」

「(なんでふたりとも名前呼びなの？)」

ひそかに火花をちらしあっていました






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―球場―


私が着いたとき試合は見事に終わっていて整列しているところだった


『(やっぱり間に合わなかった…試合は16－10?!)』


春乃ちゃんがお疲れ様とかけてくれた声に

曖昧に返しながら私は礼ちゃんと鉄心さんの元へ走った





「･･････せん。一年生を含めた全選手を対象に早急な投手陣の建て直しが必要かと…」

『監督お疲れ様です。
丹波先輩の士気も高まるように全てを含めて投手の見極めをしたいです！』

「今度1年生にも試合の機会を与える。丹波も含めて」


そういい残して鉄心さんはその場を去り

私はマネの仕事のためにみんなのところへ戻った



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