合宿
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合宿が始まるとレギュラーである20人以外の選手が
レギュラーの補佐に回るため
練習量がまるで違う
1年の3人は早くもへばり気味…
その上時間も長い
サポートできることはなんだってする…!
マネジのみんなで夜食の準備をすることになった
貴子先輩を始めみなさん可愛らしくってほんわかするなぁ…
昔は野球漬けの日々は大抵泥まみれの男の子達とつるんでいたから
マネジの女の子達に癒される…
「それにしても翼ちゃんも一緒にゆっくりマネジの仕事するの久しぶりだね」
『春乃ちゃん…そうだっけ?』
「たしかにそうね、翼はいつも走り回っているし」
「監督と話したりコーチしたりね」
『マネジの仕事あまりしなくてすみません』
「気にしないで、翼しかできないことがあるんだから…
それに私たちと違って寮の分、残ってしてくれてるでしょ」
『いえ…
合宿中はバッピとかもしないから
マネジの可愛い先輩達とおにぎり作りとかきっとみんな羨ましがりますね』
「翼ちゃんって発想がなんか男の子…」
「可愛いのに…鈍感なのがね…」
『?』
「翼ってレギュラーの1年と仲良いわよね、それから御幸くんも…
誰か気になる人はいないの?!」
みんなおにぎりを作る手を止めて私を見てる
急にどうしたんだろう…
『気になる人、ですか…?』
「「「うん!」」」
『うーん、そうですね…』
「誰なの?」
『丹波先輩、ですかね…』
「え…」
「うそ…」
「本当に?」
「だって御幸くん、幼馴染みでずっと一緒なんでしょ?」
『…?そうですけど』
「沢村くんだってすごく仲いいし」
『まぁ…』
「降谷くんと、だ…抱き合ってたって…」
『抱き…?そんなことしてないですよ?』(あれは抱き合うよりもよしよーしって感じにとらえている)
「どうして、丹波くんのどこが…」ドキドキ
『だって調子戻ってきてはいるけど
打たれ始めると崩れてしまう
エースとしてはまだ…
丹波先輩ももっと自信を持って…』
あれ?なんか固まってる…
丹波先輩のこと言い過ぎたかな
「はぁ…あんたはもう…」
「野球バカね…」
「なんだ、びっくりした…大穴かと…」
「翼ちゃん、さすがに鈍いよ…」
『え、鈍くないよ!これでも走ってるし!』
「「「「…はぁ…」」」」
いや、何でため息?汗
「なんか、あの子達…浮かばれないわね」
「この子を射止めるのは誰なんですかね」
「それは楽しみかも」
「翼ちゃんはそのままでいいよ…」
『?ありがとう春乃ちゃん…?』
おにぎり作りは謎の雰囲気で終わった
それにしても青道のマネジさん達は可愛い
みんな力入るだろうな…!
合宿まだまだ頑張ってもらわないと!
▽
夕方になり休憩の時間
マネジの作ったおにぎりやバナナを食いながら一息ついていた
沢村のバカはまだまだ元気そうで
倉持にどんどんおにぎりをすすめられて食ってる
あいつはこの後、吐くな
そういえば翼の姿が見えない
バナナをくわえてキョロキョロしていると
貴子先輩と目があった
「翼ならナイターつけに行ってくれてるわ」
「あ、いや、探してないっすけど…」
「クスッ…そうだったかしら?
そういえば御幸くん」
「なんですか?」
「翼って気になる人がいるんですって」
「!?気になる…人?」
「そ、意外だったなぁ」
「…ちなみに、誰ですかそいつ…」
「気になる?」
「べ、別に…」
「素直になった方がいいわよ、
ライバルも多いみたいだから」
本人にはバレる気はしないんだけどな…
ま、鈍いし
黙って考えていると貴子先輩は笑いながら片付けに行ってしまった
「気になる人は投手よ、頑張ってね」
この言葉を残して
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