2つの1軍枠
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「翼…」
『はい!あ、クリス先輩!お疲れ様でした!』
練習が終わるとクリス先輩に話しかけられ、思わず口角が上がってしまった…
選手としての夏は終わってしまったけど、
捕手・投手のサポートとして動き始めていきいきしている先輩が見られて嬉しい!
けど、
少し深刻なお顔…
「翼は沢村をどうみる?」
『栄純くんですか…』
「あぁ」
『一軍昇格の発表を受けて、
やる気と決意とプレッシャーに押し潰されてしまいそうですね…
それが彼のいい所でもあるんですけど』
「そうだな…」
やる気を持って練習することはとてもいいことだけど
がむしゃらになんでもやればいいってものじゃなくて
効率よく練習して休むこともしないと
故障にも繋がりかねない…
それはクリス先輩もきっと頭をよぎってるはず…
『とても、心配です…
栄純くんのやる気も尊重したいけど…』
「そうだな」
うつむく私の頭を優しく暖かい手が撫でてくれた
「チームプレーを一緒に教えてくれないか?」
顔を上げた私の目に写ったのはやっぱり優しい瞳のクリス先輩で
『はい!』
私を一言で元気にしてくれる
そうして私たちは栄純くんのために
作戦会議をはじめた
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