約束と課題
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練習が終わると翼の姿が見当たらなかったので
翼の部屋の前に来た
でもまだ帰ってきてないらしい
自販機で飲み物でも買って飲みながら待とうと思って立ったとき
ちょうど翼が帰ってきた
「よぉ、おつとめごくろーさん!」
『一也!お疲れ様ーどうしたの?』
「いや、マニキュアを借りようと思ってな」
『なに?女装でもするの?スカートも貸したげようか?』
「そ、そんなわけねぇだろ!マニキュアは降谷に…」
『あはは、冗談だって!わかってるよ』
「お前の場合、冗談か天然か区別しにくいんだよ…」
『んーなんか言った?』
「ははは、いやなにも…」
『えーっとケアの道具どこにあるかなー?
ちょっと入って待ってて?』
翼は自分の部屋のドアを開けて入っていった
「だーかーらーお前は…!
警戒しろって言ってんだろ…」
『なにがー?…あ、あったよ!マニ…
ドサッ
俺は翼をベットに押し倒した
こんくらいしねーと口で言ってもわかんないだろう
コレで少しは警戒するようになって
俺のことも男としてみるようになるだろう…
「警戒しろってば…こんなことされても文句言えねーんだぞ?」
『どしたの…一也…?』
「これで分かったか?もう部屋に男いれんなよ?」
『あ、かず・・や・・・』
翼も困った顔してるし
今日のところはこれくらいでいいか
あまりやり過ぎて避けられてもやだしな
これ以上スイッチ入って止めらんなくなってもヤバ…
『一也…思い出した、
爪やすり一也に貸してからまだ返してもらってない…
なくしてないよね?』
は?
え…いやいやいや…ちがうだろ
『はい、これマニキュアとかケアセット!
爪やすりは一也から直接渡してね?
なくしてたら怒るよ?
あと、渡すならケアの仕方きちんと教えておいてね』
「ぉ、おぉ…」
『あ、そうだ!大輝がお菓子送ってくれたんだー♪
一緒に食べようよ』
そう言いながら翼は笑っていた
「ぁ、うん…もらう…」
いやいやいやいや…
さすがにヘコむぞ俺っ
そう思った瞬間
俺がちゃんと閉めてなかった半開きの扉がコンコンと音をたてて開いた
「おい!開けるぞー!」
「翼、さっき言ってた通りきたぞ」
「お菓子ももらいにな」
『あ、先輩達どうぞー!』
「「「!!!???」」」
「げッ…;」
先輩達に返事をすると翼は俺の下から
見事にスルリと抜け出して机の方に行った
「御幸…これは一体どういうことだ…!」ゴゴゴゴ
「テメェ…何してやがる!!」
「うがぁ…」◎口◎
「哲さんと純さんと増子さんも、どうしてここに…?」
「さっきキャプテン・副キャプテンで話し合いをしていて
翼の意見も聞こうとしたら…」
「うむ、お菓子があるから部屋で話そうと誘われたんだ」
「それなのに、なんでお前がここにいるんじゃァ!」
「いやぁちょっと用が…」
『もしかして一也も話し合いに参加したかったの?
じゃあみんなで食べながら話しましょー?
これ食べてくださいね』
「そう、今後の青道について…ははは」
ちょうどいいタイミングで翼が帰ってきた
そんなわけねぇだろ!
話し合いなんて今聞いたとこだよ
てかそれまでの流れはどこ行ったんだよ
そんな俺の気持ちは知られることなく話し合いは始まった
そして俺は先輩達の視線をひしひし感じていた…
―その後―
私は布団に入りながら今日一日を振り返った
いろいろあったなぁ…
そういえば今日一也が大きく見えた…
小学生のときはちょっとしか背が変わらなかったのに…
とそこまで意識してなくても
まったく意識してないわけではなかったとか(一也に限らずだけど
ちなみに幼い頃から男の子に混じって野球をしてたので
男の子と寝るのに抵抗はないんだとか…
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