1年vs2・3年
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「おいおいなんじゃぁこりゃぁ!」
「あれ?まだ試合終わってなかったの?」
体を動かしていたレギュラーの先輩たちの声が後ろから聞こえてきた
「おい!御幸!
なーに翼ちゃんと仲良く座ってんだよー」
「こんなとこで堂々とイチャついてんじゃねぇーぞー!オラァ」
「翼ちゃんむさい男ばっかりだからあっち行ってふたりきりで見ようか」ニコニコ
「・・・・・・試合はどうなっているんだ?」
「哲さん!試合は5回ウラ1年の投手が沢村に変わったところッスよ」
『結城先輩すみませんっ・・・タオルやドリンク…』
「いや、今日はオフだからな、
お前は試合を見るよう監督に言われてるのだろう
気にするな、いつも助かってる」
『あ、ありがとうございますっ!!』
そういって私の頭を撫でてくれた
結城先輩は本当にカッコいい…さすがキャプテン!
「どうだ?沢村のヤツ活躍してるか?」
『すごい活躍でしたよ!みんな…ビックリしちゃうくらい!』
「…ある意味な」
『降谷くんもすごい活躍だったんですよ!
たった1球で明日から1軍です!ね!』
「あ、はい…」
「ほぉーう!それは楽しみだなぁ!アァ?」
「!それはぜひ打席に立ってみたいな」キラリ
そして栄純くんのピッチングが始まった
打球はつまって野手のグラブの中へと吸い込まれてゆき
最後はセカンドに入った小湊くんのファインプレーであっという間にスリーアウト!!
結城先輩たちも栄純くんのボールに気付き始め、試合も盛り上がってきた
ふと隣を見ると降谷くんが少しだけ悲しそうな顔をしていた気がした
『降谷くん?どうしたの?気分でも悪い??』
「いや…なんでもない…うん」
なんでもないとは言っていたけど降谷くんの顔は曇ったままだった
気になるけど、倉持先輩の声で私はグラウンドを見つめた
「ヒャハハハおもしれぇ!同室対決か!」
栄純くんvs増子先輩の対決
増子先輩は栄純くんの球質に気付いたらしくボールが動く前に打とうとしている
増子先輩はあわやホームランというフェンスがうなるほどのファールを放ち最終局面へ…
ふたりの気迫は十分…
ガキィッ!!
つまった!!
けどそのボールはつまりながらもグラウンドの外へ進みホームラン!
この勝負は増子先輩が力で制した
さて栄純くんはどうするのかな?あれは全力を使った勝負球だったと思うけど
「ははっ!あいつ笑ってるぜ」
『そうこなくちゃ!』
▽
結果は1-29で
2、3年生チームの勝利で試合は終了した
「沢村、まともなヒットは増子先輩のだけだったな…
セットプレーとかの課題はたくさんあるけど」
『そうだね…あとは一也たち捕手の見せ所でもあるんじゃないの?』
「おもしれぇ!さーてこれからどうなっていくかな」
『試合も終わったことだし私は監督の所へ行ってきますー
お疲れ様でした!』
鉄心さんの所へ行く途中、栄純くんに会った
『栄純くん!お疲れ様!試合どうだった…?』
「翼!俺、この学校を選んでよかった!
もっともっと投げたい!!
あのマウンドは譲りたくねぇ…誰にも!」
『そういう気持ちって大事だし立派だと私は思うよ!
まだまだ課題はあるけど栄純くんならもっと化けれる!
頑張ってね!』
「おう!1軍のマウンドを踏んでやる!」
『あはは、期待してるよ!
あと、栄純くんの試合の雰囲気良かったよ!私は好きだな♪』
「////!!(…雰囲気?)おぅ!よっしゃぁ相棒(タイヤ)と走ってくるぜ!!ありがとなー」
『あぁ…試合終わったばかりだからほどほどにね!
休める時は休むんだよーっ』
本当に栄純くんは元気だなぁ…私まで元気もらっちゃう!
今後の青道がとっても楽しみ!私も頑張ろう!
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