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次の日
学校へ行こうと家から出ると
昨日の妖たちが待ち構えていた
〈おはようございます〉
なんともにぎやかだが遅刻してもいけないので
気にせず歩くことにした
〈そこのけーそこのけー
夏目様のお通りだー
下にー下にー〉
「お…お前達…?」
傘をもち、太鼓を鳴らしながら歩く妖たち
他の人に見えない、見えないのはわかるけど…
なんだこれ、はずかしい!
「こら聞け やめろ!!」
〈いえいえ せめて我等の誠意を示すため送り迎えをさせて頂きます〉
「!! よせ!!めーわくだっっっ!!!」
騒いでいると後ろから声がかかった
『おはよ、貴志くん、ニャンコ先生
そらから昨日の妖たちだ…』
「!あ、翼か、おはよう…」
『朝からお疲れみたいだね…』
「あぁ、通りかかったのが翼でよかったよ」
〈やや!昨日お会いした翼様ですな〉
〈それではご一緒に!
そこのけーそこのけー
夏目様と翼様のお通りだー〉
『あはは、朝から賑やかだね
とりあえず学校行きながら話聞くよー』
気にせずおれたちは学校へ行くことにした
うまいこと翼は気にせず歩くためおれも落ち着いて歩くことができた
ただ、授業中もなにかしらどこかしらで騒いでいるため気になる…っ
気になるといえば昼間見かけた奴も変な感じがしていたな…
下校の時間になってもあいつらは元気よくおれを待ち構えていた
そういや送り迎えって言ってたな…
〈お待ちしておりました
ささ帰りましょう♡〉
『やる気あるよね、
お話だけでも聞いてあげたら?』
できることなら関わりたくないんだけど、
これが続くとなるとな…
「………わかった…とにかく話だけは聞こう」
〈ありがとうございます!夏目様!!〉
「受けてはいないぞ!聞くだけだ!」
仕方がなく八ツ原に向かいながら話を聞くことにした
〈この八ツ原には森や沼があって細々と暮らしている妖怪がたくさんいるのですが〉
「で、どんな奴だ?」
〈いつも突然強力な霊波を放ってくるので近寄れず
姿はよく見えぬのです
人の匂いはするのですが…〉
『そうなんだ』
「何か恨みでもあるんだろうか」
『そっちの人と話してみたいね』
ガサッ
『!?貴志くん!』
足元に違和感が…
そう思った瞬間に妖たちに囲まれた
〈人間だ〉
〈人間がいる〉
〈おのれ人間め〉
〈こっちの人間は近寄りにくいな…〉
周りは見えないがどうやら翼は大丈夫らしい
ニャンコ先生に助けを求めるものの、
役に立たない…
『わ、貴志くん!ど、どうしようニャンコ先生!!』
〈小物ばかりだ そろそろ自分で払えるようになれ
でも早くしないと鼻の穴や耳から脳を吸われるぞ〉
「ヒッ…わーーやめろセクハラ妖怪共ーっ」
呑気な先生の声に苛立ちが勝った
「やめさせろってんだ このエセニャンコ!!
次は、どいつだ」
なんとか自力で抜け出すことができた
確かに小物くらいどうにかしなきゃな…
などと思っていると
山の向こうから何かの気配を感じた
その場のみんなが何かしらに気付き
〈夏目、翼つかまれ〉
大きな力が辺りを飲み込む前に
ニャンコ先生が背中に乗せてくれた
『わ、ありがとうニャンコ先生、貴志くん』
「大丈夫か、翼」
『うん、それよりも妖たちは…?』
〈高い霊力の者は清めの一波を放つことが出来るという
どっからか我々に向けて霊波が放たれたんだ
見ろ、下等な連中 見事に払われてる〉
『いなくなってる…もしかして…』
「み、皆…消されてしまったのか…?」
〈びびって逃げただけだ〉
『そっか、よかったー…』
〈しかしここは清められ下等連中はしばらく帰ってこれんのさ〉
「居場所をおわれたってことか
いきなりの攻撃…随分一方的だな」
『妖たちの話くらい聞いてあげてもいいのに』
「とりあえず、相手の顔は拝んでみたい。」
〈おお やるか〉
乗り掛かった船だ
とにかくその人間を探すことにした
_
学校へ行こうと家から出ると
昨日の妖たちが待ち構えていた
〈おはようございます〉
なんともにぎやかだが遅刻してもいけないので
気にせず歩くことにした
〈そこのけーそこのけー
夏目様のお通りだー
下にー下にー〉
「お…お前達…?」
傘をもち、太鼓を鳴らしながら歩く妖たち
他の人に見えない、見えないのはわかるけど…
なんだこれ、はずかしい!
「こら聞け やめろ!!」
〈いえいえ せめて我等の誠意を示すため送り迎えをさせて頂きます〉
「!! よせ!!めーわくだっっっ!!!」
騒いでいると後ろから声がかかった
『おはよ、貴志くん、ニャンコ先生
そらから昨日の妖たちだ…』
「!あ、翼か、おはよう…」
『朝からお疲れみたいだね…』
「あぁ、通りかかったのが翼でよかったよ」
〈やや!昨日お会いした翼様ですな〉
〈それではご一緒に!
そこのけーそこのけー
夏目様と翼様のお通りだー〉
『あはは、朝から賑やかだね
とりあえず学校行きながら話聞くよー』
気にせずおれたちは学校へ行くことにした
うまいこと翼は気にせず歩くためおれも落ち着いて歩くことができた
ただ、授業中もなにかしらどこかしらで騒いでいるため気になる…っ
気になるといえば昼間見かけた奴も変な感じがしていたな…
下校の時間になってもあいつらは元気よくおれを待ち構えていた
そういや送り迎えって言ってたな…
〈お待ちしておりました
ささ帰りましょう♡〉
『やる気あるよね、
お話だけでも聞いてあげたら?』
できることなら関わりたくないんだけど、
これが続くとなるとな…
「………わかった…とにかく話だけは聞こう」
〈ありがとうございます!夏目様!!〉
「受けてはいないぞ!聞くだけだ!」
仕方がなく八ツ原に向かいながら話を聞くことにした
〈この八ツ原には森や沼があって細々と暮らしている妖怪がたくさんいるのですが〉
「で、どんな奴だ?」
〈いつも突然強力な霊波を放ってくるので近寄れず
姿はよく見えぬのです
人の匂いはするのですが…〉
『そうなんだ』
「何か恨みでもあるんだろうか」
『そっちの人と話してみたいね』
ガサッ
『!?貴志くん!』
足元に違和感が…
そう思った瞬間に妖たちに囲まれた
〈人間だ〉
〈人間がいる〉
〈おのれ人間め〉
〈こっちの人間は近寄りにくいな…〉
周りは見えないがどうやら翼は大丈夫らしい
ニャンコ先生に助けを求めるものの、
役に立たない…
『わ、貴志くん!ど、どうしようニャンコ先生!!』
〈小物ばかりだ そろそろ自分で払えるようになれ
でも早くしないと鼻の穴や耳から脳を吸われるぞ〉
「ヒッ…わーーやめろセクハラ妖怪共ーっ」
呑気な先生の声に苛立ちが勝った
「やめさせろってんだ このエセニャンコ!!
次は、どいつだ」
なんとか自力で抜け出すことができた
確かに小物くらいどうにかしなきゃな…
などと思っていると
山の向こうから何かの気配を感じた
その場のみんなが何かしらに気付き
〈夏目、翼つかまれ〉
大きな力が辺りを飲み込む前に
ニャンコ先生が背中に乗せてくれた
『わ、ありがとうニャンコ先生、貴志くん』
「大丈夫か、翼」
『うん、それよりも妖たちは…?』
〈高い霊力の者は清めの一波を放つことが出来るという
どっからか我々に向けて霊波が放たれたんだ
見ろ、下等な連中 見事に払われてる〉
『いなくなってる…もしかして…』
「み、皆…消されてしまったのか…?」
〈びびって逃げただけだ〉
『そっか、よかったー…』
〈しかしここは清められ下等連中はしばらく帰ってこれんのさ〉
「居場所をおわれたってことか
いきなりの攻撃…随分一方的だな」
『妖たちの話くらい聞いてあげてもいいのに』
「とりあえず、相手の顔は拝んでみたい。」
〈おお やるか〉
乗り掛かった船だ
とにかくその人間を探すことにした
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