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今日はツユカミの住んでいる七つ森の祠に出向くことにした
ついていきたいという翼も一緒に
すると蜜柑を落としたおばあさんと出会った
「落ちましたよ 大丈夫ですか?」
「あらあらご親切にどうも
痛んでなければもらってくださいな
ひとりでは食べきれなくて」
「…あ、ありがとうございます
頂きます」
「良いお天気ですね」
「そうですね」
『暖かくなるのが待ち遠しいですね』
そう言って笑う翼を見てついため息が出た
こういう時口下手なのが嫌になる
〈あのばあさんそう長くないな〉
「は?」
『どうして分かるの?』
〈あまり美味そうな匂いじゃなかった〉
どうやら先生は人を喰べる系の妖らしい…
『私はどんな匂い?』
〈翼の家に住み着いていた妖の匂いがしなければ
それは極上の匂いだな…〉
その言葉に思わず先生から翼を遠ざけた
『そうなんだー』
なんて軽く話す翼におれは頭が痛む気がした…
頼むから危機感を持ってほしい…
「…あんた神サマだったのか!?」
〈いやいやそう呼ばれているが
元は祠に住みついた宿なしの物怪だよ〉
聞けば旱魃カンバツの時に村人が祈りに来た所偶然にも雨が降り
それ以来露神様として崇められたらしい
信仰するものが多いと体は膨らみ
信仰が薄れると縮んでいったという
いまだに続くその信仰が
先ほど蜜柑をくれたハナさんというおばあさんだった
それからツユカミさまは自分の次に名を奪われた妖怪をみたことがあるようで
似顔絵を書いてくれたのだが、、、
なんとも言えないキュウ太郎感で…
ほんとにいるのか、こんな妖が…
その日から三ノ塚でキュウ太郎(仮)探しが始まった
翼にも知り合いの妖に声をかけてもらって調査をしてもらい
探したのだがなかなか見つからなかった
どうして皆には見えないんだろう
羨ましく思いながら
ツユカミさまの祠へ行くと
ハナさんが拝みに来ていて
それを見つめるツユカミさまの雰囲気は温かかった
そんなときにはふと思う
どうして見えないんだろう
お参り後のハナさんと話ができ、
一度ツユカミさまを見かけたと言っていた
確かニャンコ先生が天候や相手の気分で
見えてしまうこともあると言ってたからそのせいかもしれない
たった一度の本当かどうかもわからないことを
宝物のようにハナさんは話してくれた
_
ついていきたいという翼も一緒に
すると蜜柑を落としたおばあさんと出会った
「落ちましたよ 大丈夫ですか?」
「あらあらご親切にどうも
痛んでなければもらってくださいな
ひとりでは食べきれなくて」
「…あ、ありがとうございます
頂きます」
「良いお天気ですね」
「そうですね」
『暖かくなるのが待ち遠しいですね』
そう言って笑う翼を見てついため息が出た
こういう時口下手なのが嫌になる
〈あのばあさんそう長くないな〉
「は?」
『どうして分かるの?』
〈あまり美味そうな匂いじゃなかった〉
どうやら先生は人を喰べる系の妖らしい…
『私はどんな匂い?』
〈翼の家に住み着いていた妖の匂いがしなければ
それは極上の匂いだな…〉
その言葉に思わず先生から翼を遠ざけた
『そうなんだー』
なんて軽く話す翼におれは頭が痛む気がした…
頼むから危機感を持ってほしい…
「…あんた神サマだったのか!?」
〈いやいやそう呼ばれているが
元は祠に住みついた宿なしの物怪だよ〉
聞けば旱魃カンバツの時に村人が祈りに来た所偶然にも雨が降り
それ以来露神様として崇められたらしい
信仰するものが多いと体は膨らみ
信仰が薄れると縮んでいったという
いまだに続くその信仰が
先ほど蜜柑をくれたハナさんというおばあさんだった
それからツユカミさまは自分の次に名を奪われた妖怪をみたことがあるようで
似顔絵を書いてくれたのだが、、、
なんとも言えないキュウ太郎感で…
ほんとにいるのか、こんな妖が…
その日から三ノ塚でキュウ太郎(仮)探しが始まった
翼にも知り合いの妖に声をかけてもらって調査をしてもらい
探したのだがなかなか見つからなかった
どうして皆には見えないんだろう
羨ましく思いながら
ツユカミさまの祠へ行くと
ハナさんが拝みに来ていて
それを見つめるツユカミさまの雰囲気は温かかった
そんなときにはふと思う
どうして見えないんだろう
お参り後のハナさんと話ができ、
一度ツユカミさまを見かけたと言っていた
確かニャンコ先生が天候や相手の気分で
見えてしまうこともあると言ってたからそのせいかもしれない
たった一度の本当かどうかもわからないことを
宝物のようにハナさんは話してくれた
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