紅の王編
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43【最終決戦】
私に世界を、自由を意識させてくれた
ぬくもりを教えてくれた、紅の王…
あの人を失って
側にいたのに助けられなかった自分が悔しくて
私は心を閉ざしてしまった
でも私は
私にはみんながいる
辛い思い出だって、受け止められる
大事なあの人との記憶思い出せて良かったと
今なら思える
大きな音とともに意識が覚醒した
『ここは…』
記憶にある
先代様が座っていた"紅の王"の玉座の間
壊れた玉座の少し離れたところに私は座っていた
服が変わってる
側にあった鏡を見るとそこに写っていたのは
豪華絢爛な着物や装飾…
まるで花嫁衣装のよう…
そして紅き眼…
意識をなくす前、先代様が私に手をかざした
記憶と眼の封印をといたのだろうか
階段の下を見ると
ぼろぼろになった幸村さん、トラさん、サスケくん、京四郎…さん、巫女の衣装を纏ったゆやさん
それから本来の姿に戻った狂…
そして真の"紅き眼"の先代様
先代様は狂を圧倒する力でおしている
狂も負けじと真の"紅き眼"で応戦する
先代様に一撃を決めた狂…
しかし狂は先代様を斃すため超えてはならない一線を超えた
破壊と殺戮だけの"鬼神"へと変貌を遂げた
狂は痛みを感じない程我を忘れて
先代様を圧倒した
『いやだ…』
私は足を踏み出した
私は、誰を止めようとして
誰を護ろうとしているの…?
ゆやさんは身を挺して鬼神化した狂を救った
私の足は気付けば先代様のところへ向かっていた
『先代様…』
「翼起きたのか…」
『先代様、もう…』
「下がっていなさい」
『きゃっ』
私は血の呪縛に苦しんでいる京四郎さんとチンメイの近くへ飛ばされた
「…さすがに"鬼神"と化したお前は強かった…
この神を凌駕する程に…
だが それもここまでだ…」
「翼!!起きたのか!」
「き…京四郎!!
チンメイも…!!」
「…殺しはしない…
私の血肉を分け与えた子供達だ…
まだ役に立つ…
それに翼には私の花嫁となって
もらう
これからの壬生のために」
「翼を花嫁に…だって?!」
「翼は渡さねーぞ」
「そうや!」
「キサマァ…」
狂が刀に力を込めると再び鬼神化が始まった
その手を優しくゆやさんが掴むと
狂は落ち着き、我を取り戻した
「安心しな…
てめえは必ずオレが斃す…!!」
鬼神化していない狂だけど
先代様に劣らないパワーとスピードでおしていた
鬼神の血を乗り越えたの…?
『先代様…狂…』
この二人の闘いに割って入ることはできない…
なら今私にできることは…
『き、京四郎…さん…』
「…翼…」
ひどく傷ついている
灯ちゃんほどの治癒力は私にはない…けど
何もせずにはいられないっ
大きな傷に手をかざし力を込めた
『っ…』
「ど、どうして…
ボクはあのとき、紅の王を…」
『今、それは関係無いです』
「!」
『あなたは狂とともに闘ってる
同じ目的のために
それは助ける理由になりませんか?』
「翼…」
『それに、あの人は…
あの人の最期はあなたを恨んでいなかったから
私も、恨んだりしない』
「ごめん…ありがとう…」
京四郎さんは拳を握りしめた
これで、いいんだよね…
「うおおお!!」
狂が先代様の刀を飛ばした
そして狂の背中には"紅の王"の御印が光輝いた
「テメェが一番だった時代はもう終わりなんだよ…」
「せ…背中に定着しているその御印は…!!
…そうかお前は"鬼"の血を超え
今はもう伝説となった"紅の王"の御印を手にすることで
"鬼神"の力すら我がものとしたか…」
先代様は不敵に笑った
「お前が…伝説の御印をな…
クックック…面白い…
そうでなくてはお前を斃した時の悦びも
新しい未来を手にした時の達成感もない…
見せてやろう…私の…本当の力をーー!!
我が血よ…肉よ…!!
我が肉体に戻れーー!!」
京四郎さんとチンメイの体が透け
先代様に吸い込まれていく
『ま、まって…』
京四郎さんに伸ばした手は先代様に掴まれた
『!!』
「翼の力も借りるとしよう
お前を逃がしはしないよ…」
『なっ!!』
先代様は私を自分の体に押し付けた
するりと私の体は先代様の中に入ってしまった
「翼ー!!!」
▽
みんなが闘ってる
先代様と…
ぼんやりだけど、先代様の中から
外の様子が見える
じわり
胸元が熱い
取り出したのは、村正様から頂いた御守り
私は御守りから出る光に包まれている
それは私を護ってくれているみたい
先代様に取り込まれたものの
御守りは私のエネルギーを押し込め
先代様に力を貸すことはなかった
ギンッ
外では先代様と狂が闘ってる
狂は京四郎さんと私を気遣って攻撃しきれていない
すると隣にいた京四郎さんは
先代様の力を止めるべく動いた
「何もたもたしてんだよ…!!
今のうちに早く先代を斃すんだ!!
もし立場が逆ならボクは君に手加減なんかしないからな!!」
『京四郎さん…』
この二人は互いに信頼しあってる
とても強い絆がある
「…狂…護ろう
ボクらの手でみんなをーー」
「…面白ェ
借りだなんて思わねーからな!!」
刀を降り下ろす狂
しかし先代様の放った"玄武"に受け止められ
"黄龍"が狂を直撃した
京四郎さんは先代様の呪縛により身動きがとれなくなった
そして先代様はゆやさんの方へ向かった
どうして、ここからでなきゃ
ゆやさんが、みんなが…
「世界は滅び私は新たな未来を手にする…
さあ…未来見しろ!!」
「そ…そんなの知らないって言ってるでしょ!!
それにあなたの自由になんかさせない!!
狂は必ず戻ってくるわ!!
私達が勝って倖せをつかむの!!」
「…人は倖せを望むが満たされると簡単に忘れる…
何が倖せだったのか
なぜ満たされたのかもすべて忘れる…
そしてさらなる倖せを望み
満たされなければ他人の倖せさえ奪う
そのために闘いそして滅ぶのだ」
「そんなことしないわ!!私達は…」
「私達はつつましい衣食住と
愛する仲間さえいれば倖せです
二度と闘いなどしませんから信じてください…か…」
「え…!?」
「闘い すべてを失うと人は神に対し
口を揃えて同じセリフを吐く…
だが再び倖せを望み
満たされないと闘いを始め滅んでゆく…
闘いの悲惨さなど半世紀ともたずに忘れていくのだ…!!
未来もずっと同じ…
人の歴史とはつまる所
殺し合いの繰り返しにしかすぎんのだ!!」
「な…あ…」
「だが人は倖せを望み続けなければ
欲望を満たし続けなければ生きてはいけない…
なぜだかわかるか?
それが生きることそのものだからだ
生きることは醜く未来には滅びしかないのだ…
私はもう…そんなものは見たくはないのだよ…
だからすべてを無に帰すと決めたんだ」
『先代…様…』
「…心配いらないよ
"死"には痛みも苦しみもない…
もはや私を止める者はいない…
さあ…すべての者を安住の地へーー…」
先代様の言葉に応じるように紅の塔から指す光が強まり
下ではアキラと梵ちゃんと灯ちゃんがさらに苦戦を強いられている
その時飛び出したのは
黒猫と村正様の愛鳥の瑠璃だった
≪まだ終わりじゃない…≫
それらは温かな光を放ち
動かなくなっていた壬生一族を解放した
そして壬生の外では
人間界に進軍しようとする"血"の兵士が
徳川・真田・伊達の連合軍によって
足止めされていた
四方堂さんとトラさん、サスケくんは「扉」を開けるために動いている
そして狂は再び立ち上がった
みんなの声に応えるように
▽
「"紅の塔"が…先代の放っていた邪光が消えたーー!?」
「こいつら!!さっきまでと違って斃せるぜ!!」
「邪光が消え、先代の力が弱まったからのようだな…」
「狂だ…きっと狂が邪光を…
"紅の塔"を消してくれたんだ…!!」
「よっしゃあ!!ありがてえ!!」
「じゃあ一人残らずボコボコにして滅してやる…」
「…灯ちゃん…翼はどこ…?」
「…翼は…狂と同じ、真の壬生一族だったんだ
だからここにはいない…
先代に連れていかれたんだ…
今、狂たちがゆやちゃんと翼を助けに行ってるよ」
「なっ!?」
「翼が、真の壬生一族…」
「そんなコト関係ないよ…」
「えっ…」
「翼は翼だから…」
「ほたる…」
「たしかにほたるの言う通りですね」
「迎えに行くか!おてんばな嬢ちゃん達を!!」
「どうせならゲーム…しよっか
"血"の兵士を滅して一番最初に狂のトコについた人の勝ち…でどう?」
「「のった!!」」
「バ…バカ者!!
この非常時に何をふざけたことを…!!」
「勝てないからって負けおしみ?
辰伶カッコ悪い
ちなみに一位はご褒美ね」
「褒美…だと?」
「あぁ、オレらのゲームのご褒美と言えば」
「翼のキスですね」
「「!!」」
「負けられない」
「「行くぜ!!」」
「壬生はオレが護る…!!
キサマらごときに負けるオレではないわ!!
…けして翼の接吻目当てでは…」
「そーゆーセリフはオレ様を超えてから言うんだなー!!
そして翼はオレがもらう!!」
「辰伶とゆんゆんに先こされるかも」
「狂の元に一番に辿り着けぬなど(元)四聖天の名折れ…
それに翼は譲れませんね」
「アキラのサポートはまかしときなっ!!」
「そんじゃあいっちょうやっか!!」
四聖死天翔!!
みんなで決戦の地へ向かう
そして村正の最後の作「護りの小太刀」に時人が力を込め
消滅してしまった北斗七星の代わりとなり
ついに「扉」が開いた
_
私に世界を、自由を意識させてくれた
ぬくもりを教えてくれた、紅の王…
あの人を失って
側にいたのに助けられなかった自分が悔しくて
私は心を閉ざしてしまった
でも私は
私にはみんながいる
辛い思い出だって、受け止められる
大事なあの人との記憶思い出せて良かったと
今なら思える
大きな音とともに意識が覚醒した
『ここは…』
記憶にある
先代様が座っていた"紅の王"の玉座の間
壊れた玉座の少し離れたところに私は座っていた
服が変わってる
側にあった鏡を見るとそこに写っていたのは
豪華絢爛な着物や装飾…
まるで花嫁衣装のよう…
そして紅き眼…
意識をなくす前、先代様が私に手をかざした
記憶と眼の封印をといたのだろうか
階段の下を見ると
ぼろぼろになった幸村さん、トラさん、サスケくん、京四郎…さん、巫女の衣装を纏ったゆやさん
それから本来の姿に戻った狂…
そして真の"紅き眼"の先代様
先代様は狂を圧倒する力でおしている
狂も負けじと真の"紅き眼"で応戦する
先代様に一撃を決めた狂…
しかし狂は先代様を斃すため超えてはならない一線を超えた
破壊と殺戮だけの"鬼神"へと変貌を遂げた
狂は痛みを感じない程我を忘れて
先代様を圧倒した
『いやだ…』
私は足を踏み出した
私は、誰を止めようとして
誰を護ろうとしているの…?
ゆやさんは身を挺して鬼神化した狂を救った
私の足は気付けば先代様のところへ向かっていた
『先代様…』
「翼起きたのか…」
『先代様、もう…』
「下がっていなさい」
『きゃっ』
私は血の呪縛に苦しんでいる京四郎さんとチンメイの近くへ飛ばされた
「…さすがに"鬼神"と化したお前は強かった…
この神を凌駕する程に…
だが それもここまでだ…」
「翼!!起きたのか!」
「き…京四郎!!
チンメイも…!!」
「…殺しはしない…
私の血肉を分け与えた子供達だ…
まだ役に立つ…
それに翼には私の花嫁となって
もらう
これからの壬生のために」
「翼を花嫁に…だって?!」
「翼は渡さねーぞ」
「そうや!」
「キサマァ…」
狂が刀に力を込めると再び鬼神化が始まった
その手を優しくゆやさんが掴むと
狂は落ち着き、我を取り戻した
「安心しな…
てめえは必ずオレが斃す…!!」
鬼神化していない狂だけど
先代様に劣らないパワーとスピードでおしていた
鬼神の血を乗り越えたの…?
『先代様…狂…』
この二人の闘いに割って入ることはできない…
なら今私にできることは…
『き、京四郎…さん…』
「…翼…」
ひどく傷ついている
灯ちゃんほどの治癒力は私にはない…けど
何もせずにはいられないっ
大きな傷に手をかざし力を込めた
『っ…』
「ど、どうして…
ボクはあのとき、紅の王を…」
『今、それは関係無いです』
「!」
『あなたは狂とともに闘ってる
同じ目的のために
それは助ける理由になりませんか?』
「翼…」
『それに、あの人は…
あの人の最期はあなたを恨んでいなかったから
私も、恨んだりしない』
「ごめん…ありがとう…」
京四郎さんは拳を握りしめた
これで、いいんだよね…
「うおおお!!」
狂が先代様の刀を飛ばした
そして狂の背中には"紅の王"の御印が光輝いた
「テメェが一番だった時代はもう終わりなんだよ…」
「せ…背中に定着しているその御印は…!!
…そうかお前は"鬼"の血を超え
今はもう伝説となった"紅の王"の御印を手にすることで
"鬼神"の力すら我がものとしたか…」
先代様は不敵に笑った
「お前が…伝説の御印をな…
クックック…面白い…
そうでなくてはお前を斃した時の悦びも
新しい未来を手にした時の達成感もない…
見せてやろう…私の…本当の力をーー!!
我が血よ…肉よ…!!
我が肉体に戻れーー!!」
京四郎さんとチンメイの体が透け
先代様に吸い込まれていく
『ま、まって…』
京四郎さんに伸ばした手は先代様に掴まれた
『!!』
「翼の力も借りるとしよう
お前を逃がしはしないよ…」
『なっ!!』
先代様は私を自分の体に押し付けた
するりと私の体は先代様の中に入ってしまった
「翼ー!!!」
▽
みんなが闘ってる
先代様と…
ぼんやりだけど、先代様の中から
外の様子が見える
じわり
胸元が熱い
取り出したのは、村正様から頂いた御守り
私は御守りから出る光に包まれている
それは私を護ってくれているみたい
先代様に取り込まれたものの
御守りは私のエネルギーを押し込め
先代様に力を貸すことはなかった
ギンッ
外では先代様と狂が闘ってる
狂は京四郎さんと私を気遣って攻撃しきれていない
すると隣にいた京四郎さんは
先代様の力を止めるべく動いた
「何もたもたしてんだよ…!!
今のうちに早く先代を斃すんだ!!
もし立場が逆ならボクは君に手加減なんかしないからな!!」
『京四郎さん…』
この二人は互いに信頼しあってる
とても強い絆がある
「…狂…護ろう
ボクらの手でみんなをーー」
「…面白ェ
借りだなんて思わねーからな!!」
刀を降り下ろす狂
しかし先代様の放った"玄武"に受け止められ
"黄龍"が狂を直撃した
京四郎さんは先代様の呪縛により身動きがとれなくなった
そして先代様はゆやさんの方へ向かった
どうして、ここからでなきゃ
ゆやさんが、みんなが…
「世界は滅び私は新たな未来を手にする…
さあ…未来見しろ!!」
「そ…そんなの知らないって言ってるでしょ!!
それにあなたの自由になんかさせない!!
狂は必ず戻ってくるわ!!
私達が勝って倖せをつかむの!!」
「…人は倖せを望むが満たされると簡単に忘れる…
何が倖せだったのか
なぜ満たされたのかもすべて忘れる…
そしてさらなる倖せを望み
満たされなければ他人の倖せさえ奪う
そのために闘いそして滅ぶのだ」
「そんなことしないわ!!私達は…」
「私達はつつましい衣食住と
愛する仲間さえいれば倖せです
二度と闘いなどしませんから信じてください…か…」
「え…!?」
「闘い すべてを失うと人は神に対し
口を揃えて同じセリフを吐く…
だが再び倖せを望み
満たされないと闘いを始め滅んでゆく…
闘いの悲惨さなど半世紀ともたずに忘れていくのだ…!!
未来もずっと同じ…
人の歴史とはつまる所
殺し合いの繰り返しにしかすぎんのだ!!」
「な…あ…」
「だが人は倖せを望み続けなければ
欲望を満たし続けなければ生きてはいけない…
なぜだかわかるか?
それが生きることそのものだからだ
生きることは醜く未来には滅びしかないのだ…
私はもう…そんなものは見たくはないのだよ…
だからすべてを無に帰すと決めたんだ」
『先代…様…』
「…心配いらないよ
"死"には痛みも苦しみもない…
もはや私を止める者はいない…
さあ…すべての者を安住の地へーー…」
先代様の言葉に応じるように紅の塔から指す光が強まり
下ではアキラと梵ちゃんと灯ちゃんがさらに苦戦を強いられている
その時飛び出したのは
黒猫と村正様の愛鳥の瑠璃だった
≪まだ終わりじゃない…≫
それらは温かな光を放ち
動かなくなっていた壬生一族を解放した
そして壬生の外では
人間界に進軍しようとする"血"の兵士が
徳川・真田・伊達の連合軍によって
足止めされていた
四方堂さんとトラさん、サスケくんは「扉」を開けるために動いている
そして狂は再び立ち上がった
みんなの声に応えるように
▽
「"紅の塔"が…先代の放っていた邪光が消えたーー!?」
「こいつら!!さっきまでと違って斃せるぜ!!」
「邪光が消え、先代の力が弱まったからのようだな…」
「狂だ…きっと狂が邪光を…
"紅の塔"を消してくれたんだ…!!」
「よっしゃあ!!ありがてえ!!」
「じゃあ一人残らずボコボコにして滅してやる…」
「…灯ちゃん…翼はどこ…?」
「…翼は…狂と同じ、真の壬生一族だったんだ
だからここにはいない…
先代に連れていかれたんだ…
今、狂たちがゆやちゃんと翼を助けに行ってるよ」
「なっ!?」
「翼が、真の壬生一族…」
「そんなコト関係ないよ…」
「えっ…」
「翼は翼だから…」
「ほたる…」
「たしかにほたるの言う通りですね」
「迎えに行くか!おてんばな嬢ちゃん達を!!」
「どうせならゲーム…しよっか
"血"の兵士を滅して一番最初に狂のトコについた人の勝ち…でどう?」
「「のった!!」」
「バ…バカ者!!
この非常時に何をふざけたことを…!!」
「勝てないからって負けおしみ?
辰伶カッコ悪い
ちなみに一位はご褒美ね」
「褒美…だと?」
「あぁ、オレらのゲームのご褒美と言えば」
「翼のキスですね」
「「!!」」
「負けられない」
「「行くぜ!!」」
「壬生はオレが護る…!!
キサマらごときに負けるオレではないわ!!
…けして翼の接吻目当てでは…」
「そーゆーセリフはオレ様を超えてから言うんだなー!!
そして翼はオレがもらう!!」
「辰伶とゆんゆんに先こされるかも」
「狂の元に一番に辿り着けぬなど(元)四聖天の名折れ…
それに翼は譲れませんね」
「アキラのサポートはまかしときなっ!!」
「そんじゃあいっちょうやっか!!」
四聖死天翔!!
みんなで決戦の地へ向かう
そして村正の最後の作「護りの小太刀」に時人が力を込め
消滅してしまった北斗七星の代わりとなり
ついに「扉」が開いた
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