太四老編
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37【誓い】
"紅の塔"の上に行くことができる抜け道を作っている
遊庵のお父さんの寿里庵さんのところへ
案内してもらうことになった
「おーい 親父ィ 生きてるかー!?」
そこにはアキラと狂と灯ちゃんとサスケくんがいた
「あ、アキラ…」
『アキラッ!!よかった…』
「翼…」
「あれ、トラは…?アキラを追いかけて行ったんだけど…」
「さぁ…見ていませんけど…」
『入れ違いになっちゃったのかな…』
「狂…元の身体に戻ったんじゃなかったの…?」
ここで自分たちに起きたことを改めてみんなで話した
梵ちゃんとゆやさんは壬生に囚われている
狂の軀は京四郎さんに奪われた
トラさんは行方不明…
そして深まる"紅い眼"の謎…
▽
とにかく前に進むことになった
最初に着いたのは「時人の居城」
ここにボンちゃんがいるはず…!!
しかしボンちゃんの姿はなく
かわりに太四老・時人の姿があった
時人は妖刀・村正の1つである"北斗七星"を抜いた
狂が応戦しようとすると
アキラが前に出た
「時人の相手は私に…
この四聖天のアキラにまかせてください」
「ア、アキラ!?」
「…必ず勝って妖刀・村正と梵を連れて追いつきますから
先に行っててください
そして軀とゆやさんを早く取り戻しておいてください」
「だめだ アキラ…
お前にはまかせられねぇ
下がってろ…」
『狂…』
「な…!?」
「な…にを…」
狂もアキラの体が『限界』にきていることに気付いていたらしい
狂はきっと信頼していないんじゃなくて
ただアキラが心配なだけ…
それでもアキラは納得できるわけもなく
狂に食い下がった
「私と…私達 四聖天とあなたとの約束は
血の"誓い"でしょう!?
私を信じて…強さを認めたっていう"誓い"でしょう!?
それなのに…オレにはまかせられないっていうのかよ!?
あんたまでオレに『限界』だっていうのかよ!?」
「…ダメなもんはダメだ…
お前は下がってろ
オレ様の下僕の四聖天なら何度もオレに同じこといわせんじゃねぇ」
「…ならオレ 四聖天やめる」
「ア…アキラ!?」
『アキラ…ッ』
「梵天丸はオレと紅虎の肩に命をあずけた…
それは「四聖天」としてじゃない…
一人の「漢」としてオレ達に
すべてをたくしてくれたんだ
この…オレの肩にーーー!!
だからオレが梵を必ず救い出すと誓った!!
…『限界』だろうと何だろうと…!!
「四聖天」のせいでその「漢」と「漢」の"誓い"を果たせないっていうんなら
オレは今この場で四聖天をやめる…!!」
アキラの強い信念がひしひし伝わってきた
あんなにも狂の背中を追いかけて
誰よりも四聖天であることにこだわり続けたアキラ…
よっぽどの覚悟なんだ…
「ごめん…狂…
オレ…もうあんたの背中を護れない…」
「ア…アキラ!!あんた何言って…」
「いいだろう…
お前から四聖天の名は剥奪だ…
お前はたった今からただの「アキラ」だ」
「狂!?」
「だからよ…
これは四聖天の血の"誓い"じゃねぇ
一人の「漢」と「漢」の魂の"誓い"だ
必ず生きてオレの所へ戻ってこい…
いいなーーー!?」
狂はアキラに委ねた
狂の想いも伝わってくる
今までずっと見てきたアキラ
狂のアキラを信じる気持ちもとても強い
「気合い入れてさっさと終わらして追いついてこい!!」
そう言って狂はアキラの背中を思いっきり平手打ちした
「ええ…必ずーーー」
みんなが次の場所へと向かおうとする中
私は動けずにいた
『私も残る!!アキラの闘いを見届けさせて…』
「翼…あなたも行ってください
あなたのやるべきことがあるのでしょう」
『私のことより、アキラの方が大事だよ!』
アキラは私に歩み寄り
そのまま頭を抱き寄せた
目の前にあるのはアキラの着物
ふしくれだったアキラの指が頬を撫でた
「この闘いが終わったら…
あなたに伝えたいことがあります
きっとあなたの元へ行きますから」
アキラは手を離して後ろを向いた
『アキラ…ッ』
「ほたる…あなたなら分かるでしょう…?
翼を連れていってください」
「…アキラ…わかった
いくよ、翼」
『アキラ…待ってるから…っ!』
ほたるに引っ張られ
アキラの姿が見えなくなるまで
後ろ姿を見続けた
_
"紅の塔"の上に行くことができる抜け道を作っている
遊庵のお父さんの寿里庵さんのところへ
案内してもらうことになった
「おーい 親父ィ 生きてるかー!?」
そこにはアキラと狂と灯ちゃんとサスケくんがいた
「あ、アキラ…」
『アキラッ!!よかった…』
「翼…」
「あれ、トラは…?アキラを追いかけて行ったんだけど…」
「さぁ…見ていませんけど…」
『入れ違いになっちゃったのかな…』
「狂…元の身体に戻ったんじゃなかったの…?」
ここで自分たちに起きたことを改めてみんなで話した
梵ちゃんとゆやさんは壬生に囚われている
狂の軀は京四郎さんに奪われた
トラさんは行方不明…
そして深まる"紅い眼"の謎…
▽
とにかく前に進むことになった
最初に着いたのは「時人の居城」
ここにボンちゃんがいるはず…!!
しかしボンちゃんの姿はなく
かわりに太四老・時人の姿があった
時人は妖刀・村正の1つである"北斗七星"を抜いた
狂が応戦しようとすると
アキラが前に出た
「時人の相手は私に…
この四聖天のアキラにまかせてください」
「ア、アキラ!?」
「…必ず勝って妖刀・村正と梵を連れて追いつきますから
先に行っててください
そして軀とゆやさんを早く取り戻しておいてください」
「だめだ アキラ…
お前にはまかせられねぇ
下がってろ…」
『狂…』
「な…!?」
「な…にを…」
狂もアキラの体が『限界』にきていることに気付いていたらしい
狂はきっと信頼していないんじゃなくて
ただアキラが心配なだけ…
それでもアキラは納得できるわけもなく
狂に食い下がった
「私と…私達 四聖天とあなたとの約束は
血の"誓い"でしょう!?
私を信じて…強さを認めたっていう"誓い"でしょう!?
それなのに…オレにはまかせられないっていうのかよ!?
あんたまでオレに『限界』だっていうのかよ!?」
「…ダメなもんはダメだ…
お前は下がってろ
オレ様の下僕の四聖天なら何度もオレに同じこといわせんじゃねぇ」
「…ならオレ 四聖天やめる」
「ア…アキラ!?」
『アキラ…ッ』
「梵天丸はオレと紅虎の肩に命をあずけた…
それは「四聖天」としてじゃない…
一人の「漢」としてオレ達に
すべてをたくしてくれたんだ
この…オレの肩にーーー!!
だからオレが梵を必ず救い出すと誓った!!
…『限界』だろうと何だろうと…!!
「四聖天」のせいでその「漢」と「漢」の"誓い"を果たせないっていうんなら
オレは今この場で四聖天をやめる…!!」
アキラの強い信念がひしひし伝わってきた
あんなにも狂の背中を追いかけて
誰よりも四聖天であることにこだわり続けたアキラ…
よっぽどの覚悟なんだ…
「ごめん…狂…
オレ…もうあんたの背中を護れない…」
「ア…アキラ!!あんた何言って…」
「いいだろう…
お前から四聖天の名は剥奪だ…
お前はたった今からただの「アキラ」だ」
「狂!?」
「だからよ…
これは四聖天の血の"誓い"じゃねぇ
一人の「漢」と「漢」の魂の"誓い"だ
必ず生きてオレの所へ戻ってこい…
いいなーーー!?」
狂はアキラに委ねた
狂の想いも伝わってくる
今までずっと見てきたアキラ
狂のアキラを信じる気持ちもとても強い
「気合い入れてさっさと終わらして追いついてこい!!」
そう言って狂はアキラの背中を思いっきり平手打ちした
「ええ…必ずーーー」
みんなが次の場所へと向かおうとする中
私は動けずにいた
『私も残る!!アキラの闘いを見届けさせて…』
「翼…あなたも行ってください
あなたのやるべきことがあるのでしょう」
『私のことより、アキラの方が大事だよ!』
アキラは私に歩み寄り
そのまま頭を抱き寄せた
目の前にあるのはアキラの着物
ふしくれだったアキラの指が頬を撫でた
「この闘いが終わったら…
あなたに伝えたいことがあります
きっとあなたの元へ行きますから」
アキラは手を離して後ろを向いた
『アキラ…ッ』
「ほたる…あなたなら分かるでしょう…?
翼を連れていってください」
「…アキラ…わかった
いくよ、翼」
『アキラ…待ってるから…っ!』
ほたるに引っ張られ
アキラの姿が見えなくなるまで
後ろ姿を見続けた
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