太四老編
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33【近衛隊士】
しばらく塔を上がっていくと
ものすごい気を感じた
もしかしたら狂が本物の軀に戻ったのかもと…
ほたるも同じ意見
微かな記憶の中だけの本物の狂
早く会ってみたい
またほたると辰伶の痴話喧嘩が始まると
複数の気配を感じた
この気配は…
辰伶が走り出すのをほたるが止めて
炎で確認してみると
「ほたるはーん!
翼はーん!」
『トラさん!アキラ!無事でよかった!』
「いやー!!無事再会できて良かったわー!!
シンレイはんもいろいろ大変やったんやなぁ
でもこうして異母兄弟仲良くできてよかったやないか」
2人に会えたのはホッとしたけど
なんか様子が変…
『…アキ
「さあはやく行きましょう!!
こんなところでグズグスしてはいられません
ことは一刻を争うんです…!!
のんびりと話をしているようなら
私は先に行きますから!!」
「お…おい!!
アキラ待ちや!!」
「アキラどうしたの?何か変」
『冷静なアキラらしくない…何かあったの?』
「実はな…」
穴に落ちたあとアキラとトラさんとボンちゃんは
太四老の一人、時人に会ったらしい
全然歯が立たず、ボンちゃんはひとり残って
アキラとトラさんを助けるため逃がしたのだと
強くて優しいボンちゃん
無事だと信じたい
でも辰伶は時人の残忍さを告げる
助けに、いかなきゃ…
アキラと辰伶が口喧嘩してる
アキラはそれだけボンちゃんを助けに行きたいんだね
アキラと辰伶が戦い始めそうになると
ほたるが2人を止めた
「やっぱり2人ともそうやってオレを叱ってた方がらしいと思う
…いろいろあってムシャクシャするのもわかるけど…
とにかく今は進むしかないワケだし」
『そうだね
それこそ時間も体力ももったいない
早く行こう!ボンちゃんの無事を確かめに』
2人が落ち着いたと思ったら
「2人とも単純で頭カタイ所そっくり」
そう煽るものだから同じ繰り返しだったりする…
この状況でも落ち着いていられる
仲間っていいな
ピリッ
『?!』
一瞬にして空気が変わったと思ったら
周りにたくさんの仮面が浮かんでいた
出てきたのは時人の近衛隊士達
身構えると
「翼はんは後ろ下がっとき!」
「お前は出てくるなよ!」
と辰伶に壁際まで連れてこられた
怪我人の辰伶より戦えると反論しようとしたとき
アキラとほたるはすでに攻撃を仕掛けていた
が、その攻撃もまったく効かず
返り討ちにあってしまった
『みんなっ!』
「来るな!!」
ビクッ
でも、
みんながボロボロになっていく姿を見ているだけなんてイヤだ
「クズともどもまとめて殺してやるー!!」
「…あれえ?
ライン…越えちゃったね…」
境目を越えたことに慌てている隊士達
今のうちに…
「とりあえず…さっさと死ねー!!」
『させない』
みんなの前に出てで愛刀の脇差を抜いた
『畢宿、護って』
ゴオオォォッ
防御の風を纏った畢宿で隊士達の攻撃を防ぎ動きを止めた
『私の大切な人達に危害を加えるのは許さない』
反撃しようとした瞬間
鈍い音と共に隊士3人の首が180度回転した
そして側に現れた黒くてラフな服の人
その人は針で襲いかかってきた
「ここは太四老・遊庵の『領土』…
境目を越えこの地を侵す者は何者であろうと
ここ太四老・遊庵の近衛隊士が許しはしないーー!!」
微かに反応し攻撃を防げたものの振り向くと
みんな針で刺されて倒れていた
『み、みんなっ!』
護り、きれなかった…
動揺していた私は新たに来た隊士の歩みに反応できなかった
「オレの針を防いだか
お前は…」
あごをすくいとられ近距離でみつめあった
あれ、なんだか懐かしい?
『あなたは…』
「やっぱり、翼か?
オレだ、庵曽新だ」
『庵曽新…?
そうだ、確かほたると一緒に…
思い出した…』
「じゃぁやっぱりあいつはケイコクか」
『庵曽新、見違えちゃった…
ますますカッコよくなったね』
「ばっ…お前な…//////
天然が…」ボソッ
『久しぶりだね、みんな元気?』
「あぁ、みんなお前らに会いたがってたよ
とりあえずこいつらうちまで運ぶか」
庵曽新は針を抜き、みんなを担いで連れていってくれた
_
しばらく塔を上がっていくと
ものすごい気を感じた
もしかしたら狂が本物の軀に戻ったのかもと…
ほたるも同じ意見
微かな記憶の中だけの本物の狂
早く会ってみたい
またほたると辰伶の痴話喧嘩が始まると
複数の気配を感じた
この気配は…
辰伶が走り出すのをほたるが止めて
炎で確認してみると
「ほたるはーん!
翼はーん!」
『トラさん!アキラ!無事でよかった!』
「いやー!!無事再会できて良かったわー!!
シンレイはんもいろいろ大変やったんやなぁ
でもこうして異母兄弟仲良くできてよかったやないか」
2人に会えたのはホッとしたけど
なんか様子が変…
『…アキ
「さあはやく行きましょう!!
こんなところでグズグスしてはいられません
ことは一刻を争うんです…!!
のんびりと話をしているようなら
私は先に行きますから!!」
「お…おい!!
アキラ待ちや!!」
「アキラどうしたの?何か変」
『冷静なアキラらしくない…何かあったの?』
「実はな…」
穴に落ちたあとアキラとトラさんとボンちゃんは
太四老の一人、時人に会ったらしい
全然歯が立たず、ボンちゃんはひとり残って
アキラとトラさんを助けるため逃がしたのだと
強くて優しいボンちゃん
無事だと信じたい
でも辰伶は時人の残忍さを告げる
助けに、いかなきゃ…
アキラと辰伶が口喧嘩してる
アキラはそれだけボンちゃんを助けに行きたいんだね
アキラと辰伶が戦い始めそうになると
ほたるが2人を止めた
「やっぱり2人ともそうやってオレを叱ってた方がらしいと思う
…いろいろあってムシャクシャするのもわかるけど…
とにかく今は進むしかないワケだし」
『そうだね
それこそ時間も体力ももったいない
早く行こう!ボンちゃんの無事を確かめに』
2人が落ち着いたと思ったら
「2人とも単純で頭カタイ所そっくり」
そう煽るものだから同じ繰り返しだったりする…
この状況でも落ち着いていられる
仲間っていいな
ピリッ
『?!』
一瞬にして空気が変わったと思ったら
周りにたくさんの仮面が浮かんでいた
出てきたのは時人の近衛隊士達
身構えると
「翼はんは後ろ下がっとき!」
「お前は出てくるなよ!」
と辰伶に壁際まで連れてこられた
怪我人の辰伶より戦えると反論しようとしたとき
アキラとほたるはすでに攻撃を仕掛けていた
が、その攻撃もまったく効かず
返り討ちにあってしまった
『みんなっ!』
「来るな!!」
ビクッ
でも、
みんながボロボロになっていく姿を見ているだけなんてイヤだ
「クズともどもまとめて殺してやるー!!」
「…あれえ?
ライン…越えちゃったね…」
境目を越えたことに慌てている隊士達
今のうちに…
「とりあえず…さっさと死ねー!!」
『させない』
みんなの前に出てで愛刀の脇差を抜いた
『畢宿、護って』
ゴオオォォッ
防御の風を纏った畢宿で隊士達の攻撃を防ぎ動きを止めた
『私の大切な人達に危害を加えるのは許さない』
反撃しようとした瞬間
鈍い音と共に隊士3人の首が180度回転した
そして側に現れた黒くてラフな服の人
その人は針で襲いかかってきた
「ここは太四老・遊庵の『領土』…
境目を越えこの地を侵す者は何者であろうと
ここ太四老・遊庵の近衛隊士が許しはしないーー!!」
微かに反応し攻撃を防げたものの振り向くと
みんな針で刺されて倒れていた
『み、みんなっ!』
護り、きれなかった…
動揺していた私は新たに来た隊士の歩みに反応できなかった
「オレの針を防いだか
お前は…」
あごをすくいとられ近距離でみつめあった
あれ、なんだか懐かしい?
『あなたは…』
「やっぱり、翼か?
オレだ、庵曽新だ」
『庵曽新…?
そうだ、確かほたると一緒に…
思い出した…』
「じゃぁやっぱりあいつはケイコクか」
『庵曽新、見違えちゃった…
ますますカッコよくなったね』
「ばっ…お前な…//////
天然が…」ボソッ
『久しぶりだね、みんな元気?』
「あぁ、みんなお前らに会いたがってたよ
とりあえずこいつらうちまで運ぶか」
庵曽新は針を抜き、みんなを担いで連れていってくれた
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