樹海編
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2【覚醒】
落人の隠れ里ではまた鬼眼の狂が現れた
京四郎が翼を知っているのだとすれば
鬼眼の狂も翼を知っているんじゃぁ…と思ったけど
鬼眼の狂が現れた時ちょうど翼は美佳ちゃんのお父さんの傷の手当てをしてたからその場にはいなかった
けれど鬼眼の狂は何も言わずに、心なしかあたりを見回し
誰かを探しているようにも見えた
どこかに行ってしまった見聞屋の阿国さんももしかしたら知っていたのかもしれない…
翼の正体って一体…
▽
『ゆやさん!怖い顔してどうしたの?』
「!!い、いえっ?何でもないわよ!」
『そう?それより、京四郎さんに荷物持たせすぎてないかな…?』
「そうでもないわよ!少ないくらいだわ」
「え″…これで少ないんですかぁ…」
『もう少し何か持ちます??』
「いや、翼に持たせられないよ!…ゆやさん怖いし…」
『?』
そんな会話をしながら歩いていると
おばあさんが大男に絡まれているところに遭遇した
それを見た瞬間ヨクが走り出してしまった
『ちょっと!おばあちゃん相手によってたかって何人も!恥ずかしくないんですか?!』
「なんだぁ?お前は…ん?よく見ると可愛いじゃねぇか!」
「後で可愛がってやるからこっちに来いよ!」
そういって翼の腕を掴んだ男に
私は蹴りを入れて全員を退治した
▽
そして私たちはおばあちゃんの家に招待され
家の前には季節外れの桜が咲いていた
『キレイ…まるで夢か幻をみてるみたい』
「ほんとね…なんてキレイなの」
桜を見ながらおじいさんと桜の思い出を聞いていると
そこに現れたのは三彩衆の一人白鴉
三日後までに立ち退かなければ三彩衆があいさつにくると言い残して去っていった
狙われている理由は山に隠されたと言われている財宝のため…財宝?!
そして私たちはコレを見逃すわけにはいかないので
おばあちゃんの用心棒になることにした
▽
おばあちゃんと翼とお団子を食べていると外が騒がしくなった
家に入ってきたのは薪拾いにいった京四郎と知らないトラ柄の人…
そいつが翼に絡み始めた
「えらいべっぴんさんやなぁ…名前なんていうん?
わいの名前は紅虎や♡よろしゅう頼むわ」
『私は翼と言います』
「翼はんかーかわえぇなぁ」
「ちょっと!翼に近付くんじゃないわよ!
だいたいね!京四郎ォ!あんたが拾ってくるのは人じゃなくて薪でしょーが!!」
京四郎をしばりあげながら紅虎って人につっこんだら
飛び付いてきていろいろ大変なことに…
実はそいつは三彩衆でこちら側につくという…
なんてアバウトな…
▽
結局紅虎が仲間になった
非常食ならぬ非常金(50両+200文)が増えたわ!
そして鬼頭厳馬が現れた
奴らの本当の目的は鬼眼の狂の覚醒だった
そして阿国さんの言った“朔夜”の一言で京四郎と鬼眼の狂が入れ替わった
“朔夜”って一体何者なの?!
白鴉と狂が戦い、紅虎と鬼頭厳馬が戦い見事に勝ちをおさめた
そして紅虎は狂に戦いを挑み、戦わずして紅虎は敗けを認めた
全てを終えると鬼眼の狂は翼のほうへと歩いていき、前に立った
ビクッ…
「ちょっと待ちなさい!翼に手出ししたら許さないわよ!」
『ゆやさんっ…』
「テメェはどいてろ…おい、記憶喪失っていったな…俺様を思い出せ…」
『ぇ………』
「まぁ知りたきゃ俺についてこい!いやでも思い出させてやるけどなぁ!ククク」
やっぱり!鬼眼の狂は翼を知っているらしい…
どんな関係なのかしら…?
そしてアイツの翼を見る眼は
あの冷たい眼が少し柔らかく温かい眼に見えた
ズキッ
『鬼眼の狂…(私は知ってる…この人を、思い出したい)』
鬼眼の狂が刀を鞘に戻しても京四郎に戻ることはなかった
今までとは逆に京四郎が深い眠りにつき狂が身体を支配する
表と裏が入れ替わったのだと
京四郎は、
鬼眼の狂の名を謳って数多くの人間を殺した上に
狂を裏切り狂の軀をどこかに封印したのだと
二人の関係に謎が増すばかりだ
_
落人の隠れ里ではまた鬼眼の狂が現れた
京四郎が翼を知っているのだとすれば
鬼眼の狂も翼を知っているんじゃぁ…と思ったけど
鬼眼の狂が現れた時ちょうど翼は美佳ちゃんのお父さんの傷の手当てをしてたからその場にはいなかった
けれど鬼眼の狂は何も言わずに、心なしかあたりを見回し
誰かを探しているようにも見えた
どこかに行ってしまった見聞屋の阿国さんももしかしたら知っていたのかもしれない…
翼の正体って一体…
▽
『ゆやさん!怖い顔してどうしたの?』
「!!い、いえっ?何でもないわよ!」
『そう?それより、京四郎さんに荷物持たせすぎてないかな…?』
「そうでもないわよ!少ないくらいだわ」
「え″…これで少ないんですかぁ…」
『もう少し何か持ちます??』
「いや、翼に持たせられないよ!…ゆやさん怖いし…」
『?』
そんな会話をしながら歩いていると
おばあさんが大男に絡まれているところに遭遇した
それを見た瞬間ヨクが走り出してしまった
『ちょっと!おばあちゃん相手によってたかって何人も!恥ずかしくないんですか?!』
「なんだぁ?お前は…ん?よく見ると可愛いじゃねぇか!」
「後で可愛がってやるからこっちに来いよ!」
そういって翼の腕を掴んだ男に
私は蹴りを入れて全員を退治した
▽
そして私たちはおばあちゃんの家に招待され
家の前には季節外れの桜が咲いていた
『キレイ…まるで夢か幻をみてるみたい』
「ほんとね…なんてキレイなの」
桜を見ながらおじいさんと桜の思い出を聞いていると
そこに現れたのは三彩衆の一人白鴉
三日後までに立ち退かなければ三彩衆があいさつにくると言い残して去っていった
狙われている理由は山に隠されたと言われている財宝のため…財宝?!
そして私たちはコレを見逃すわけにはいかないので
おばあちゃんの用心棒になることにした
▽
おばあちゃんと翼とお団子を食べていると外が騒がしくなった
家に入ってきたのは薪拾いにいった京四郎と知らないトラ柄の人…
そいつが翼に絡み始めた
「えらいべっぴんさんやなぁ…名前なんていうん?
わいの名前は紅虎や♡よろしゅう頼むわ」
『私は翼と言います』
「翼はんかーかわえぇなぁ」
「ちょっと!翼に近付くんじゃないわよ!
だいたいね!京四郎ォ!あんたが拾ってくるのは人じゃなくて薪でしょーが!!」
京四郎をしばりあげながら紅虎って人につっこんだら
飛び付いてきていろいろ大変なことに…
実はそいつは三彩衆でこちら側につくという…
なんてアバウトな…
▽
結局紅虎が仲間になった
非常食ならぬ非常金(50両+200文)が増えたわ!
そして鬼頭厳馬が現れた
奴らの本当の目的は鬼眼の狂の覚醒だった
そして阿国さんの言った“朔夜”の一言で京四郎と鬼眼の狂が入れ替わった
“朔夜”って一体何者なの?!
白鴉と狂が戦い、紅虎と鬼頭厳馬が戦い見事に勝ちをおさめた
そして紅虎は狂に戦いを挑み、戦わずして紅虎は敗けを認めた
全てを終えると鬼眼の狂は翼のほうへと歩いていき、前に立った
ビクッ…
「ちょっと待ちなさい!翼に手出ししたら許さないわよ!」
『ゆやさんっ…』
「テメェはどいてろ…おい、記憶喪失っていったな…俺様を思い出せ…」
『ぇ………』
「まぁ知りたきゃ俺についてこい!いやでも思い出させてやるけどなぁ!ククク」
やっぱり!鬼眼の狂は翼を知っているらしい…
どんな関係なのかしら…?
そしてアイツの翼を見る眼は
あの冷たい眼が少し柔らかく温かい眼に見えた
ズキッ
『鬼眼の狂…(私は知ってる…この人を、思い出したい)』
鬼眼の狂が刀を鞘に戻しても京四郎に戻ることはなかった
今までとは逆に京四郎が深い眠りにつき狂が身体を支配する
表と裏が入れ替わったのだと
京四郎は、
鬼眼の狂の名を謳って数多くの人間を殺した上に
狂を裏切り狂の軀をどこかに封印したのだと
二人の関係に謎が増すばかりだ
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