五曜星編
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22【第3の門】
『一本道だったし、こっちであってるよね…』
木々におおわれた道を抜けると広場に行き着いた
門は2つあり、1つは開かれている
それに
『この冷気は…アキラの?』
まだ溶けていないからさっきまでここにいたのか…
と広場を見渡していると背後に気配を感じた
「おばんどすー」
『あなたは…あの時ほたるを連れていった…』
「そう、鎭明どす」
『あなたこんな所で何を…』
「翼はんにきっちり見届けてほしいと思いまひてね」
『私に…?あなたも私の過去を知っているの?』
この人は笑っているのに嫌な感じがする
警戒心を高まらせながらも記憶について尋ねる
「翼はんの過去でしたら知っとります」
『え…』
「壬生で何をしてたか
なんで…心を閉ざしたかまでね…」
『ほ…ほんとに…?』
「なんやったら…
思い出させてあげまひょか?」
『!!』
気付いたときには
あんなに警戒していた距離も縮まり
着物の襟を掴んで引き寄せられた
「あんさんはあの日…
大切なものを失った……
それを思い出すといい」
鎭明のサングラスの奥の眼と合った
ドクンッ
あの眼は…
《どうか…しあわせに……いきて……》
《いやっ!だれか…助けてっ!だれか…
いやあぁぁぁぁっ!!》
《お前を逃がしはしないよ…》
頭の中にいろんな映像が浮かび上がる
『い…や………』
そこで私の意識は途切れた
▽
次に気が付いた時は
ぼろぼろで気を失っている狂とみんなの姿
サスケくんとトラさんの姿もある
「翼気が付いたのか?」
「ほんまや!大丈夫かいな翼はん」
「翼!!大丈夫?どこも痛くない?」
『大丈夫だよ…
どうしてここに…?
ってゆーか、ここどこ』
「どうしてはこっちの台詞よ!
鎭明の待つ第3の門に着いたら
ほたるさんの所に残ったはずの翼が
門の前にはりつけられていたんだから!!」
「そうだぜ…てっきりほたると一緒に後ろから来ると思ってたからよ…」
そうだ、鎭明…
私は気を失う前に鎭明と話をして
何かを思い出したはず…
あれ?なんだったっけ…
思い出せない…
「翼?大丈夫ですか?
いきなり黙りこんで…」
『あ、うん…ごめん…
じゃぁ私、鎭明に捕まってたんだ』
「本当に気を付けなさいよ!
そういえばあいつ…翼のことをどうするつもりか尋ねたら
《今はどうもしまへん
戦いを見届けてもらうだけどす
翼はんは壬生にとっても大事なお方どす》
って言ってたわ…」
『私が…壬生に…?』
いろいろ考えたいことはあるけど
私はここで何があったのか状況をききながら
狂の熱を下げるべく力を使った
やがて狂は目を覚まし
ゆやさんの期限は残り一時間…
私たちは先を急いだ
_
『一本道だったし、こっちであってるよね…』
木々におおわれた道を抜けると広場に行き着いた
門は2つあり、1つは開かれている
それに
『この冷気は…アキラの?』
まだ溶けていないからさっきまでここにいたのか…
と広場を見渡していると背後に気配を感じた
「おばんどすー」
『あなたは…あの時ほたるを連れていった…』
「そう、鎭明どす」
『あなたこんな所で何を…』
「翼はんにきっちり見届けてほしいと思いまひてね」
『私に…?あなたも私の過去を知っているの?』
この人は笑っているのに嫌な感じがする
警戒心を高まらせながらも記憶について尋ねる
「翼はんの過去でしたら知っとります」
『え…』
「壬生で何をしてたか
なんで…心を閉ざしたかまでね…」
『ほ…ほんとに…?』
「なんやったら…
思い出させてあげまひょか?」
『!!』
気付いたときには
あんなに警戒していた距離も縮まり
着物の襟を掴んで引き寄せられた
「あんさんはあの日…
大切なものを失った……
それを思い出すといい」
鎭明のサングラスの奥の眼と合った
ドクンッ
あの眼は…
《どうか…しあわせに……いきて……》
《いやっ!だれか…助けてっ!だれか…
いやあぁぁぁぁっ!!》
《お前を逃がしはしないよ…》
頭の中にいろんな映像が浮かび上がる
『い…や………』
そこで私の意識は途切れた
▽
次に気が付いた時は
ぼろぼろで気を失っている狂とみんなの姿
サスケくんとトラさんの姿もある
「翼気が付いたのか?」
「ほんまや!大丈夫かいな翼はん」
「翼!!大丈夫?どこも痛くない?」
『大丈夫だよ…
どうしてここに…?
ってゆーか、ここどこ』
「どうしてはこっちの台詞よ!
鎭明の待つ第3の門に着いたら
ほたるさんの所に残ったはずの翼が
門の前にはりつけられていたんだから!!」
「そうだぜ…てっきりほたると一緒に後ろから来ると思ってたからよ…」
そうだ、鎭明…
私は気を失う前に鎭明と話をして
何かを思い出したはず…
あれ?なんだったっけ…
思い出せない…
「翼?大丈夫ですか?
いきなり黙りこんで…」
『あ、うん…ごめん…
じゃぁ私、鎭明に捕まってたんだ』
「本当に気を付けなさいよ!
そういえばあいつ…翼のことをどうするつもりか尋ねたら
《今はどうもしまへん
戦いを見届けてもらうだけどす
翼はんは壬生にとっても大事なお方どす》
って言ってたわ…」
『私が…壬生に…?』
いろいろ考えたいことはあるけど
私はここで何があったのか状況をききながら
狂の熱を下げるべく力を使った
やがて狂は目を覚まし
ゆやさんの期限は残り一時間…
私たちは先を急いだ
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