五曜星編
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17【決意】
後悔することばかりだ…
地獄門ではゆやさんは歳世に
私は歳子に捕まってしまった
隣にいたのにゆやさんを助けることができず
ゆやさんの命の期限は12時間になってしまった
後ろ向きな今の私の精神状況では
あれだけ特訓した力はまったく反応してくれなかった
壬生の城下町では村正様のことを知らせず
深く傷つけてしまった
どうしても言葉にすることは、できなかった…
ボンちゃんもゆやさんも村正様のことを想い、前を見据えて話してくれた
ただ後ろを向いて泣くだけの私よりも…
故郷だという壬生に到着しても懐かしさを感じることもない
みんなは狂のこと知ってるみたいだけど
私を知っている人もいないし…
それどころかゆやさんの水龍や村正様への暴言の数々…
私も腹をくくって戦わなきゃ
ゆやさんを護るために!!
記憶を取り戻すために強くならなくちゃ!
とその時…
ボゴォ
『!!』
床が崩れて地面に穴が開いた
ボンちゃんとアキラはともかく
ゆやさんを助けなきゃ!
ボンちゃんを踏み台に跳んだアキラに放り投げられたゆやさん
狂に届くように落ちないように風の力を必死に込めた
後は狂がなんとかしてくれるはず!
着地しようとするとアキラが途中で抱えてくれた
『ありがとうアキラ』
「大丈夫ですか?」
『お陰様で大丈夫だよ
とっさだったからうまく力が使えなかったみたい』
みんなの走るスピードに追いつけるよう
少し風の力を使って移動していたから
地面に穴が開いてもなんてことないけど
ゆやさんの方に力を注いだから自分をコントロールできなかった
まだまだ未熟だ…
『ボンちゃんは着地失敗したのかな?気絶してるの?おーい…』
ボンちゃんの方を向いて話しかけていると
後ろから優しい温もりが…
『アキラ…どうしたの?』
抱きしめられてるからアキラの表情は見えない…
「…翼…あまり無茶は…しないでくださいね…」
『無茶なんてしてないよ?』
「いえ、あなたは無茶しかねない
今だって…
いつか大変なことになりま…」
『アキラ、心配しすぎだよ
力の使い方も思い出しつつあるし…』
「私が言っているのは心の方です」
『え?』
「あまり無理をしすぎず頼ってくださいね
腕でも胸でもお貸ししますよ」
『…ありがとうアキラ…
なんだかとても紳士的になったんだね』
「昔からですよ」
『前は賑やかにほたるとボンちゃんと喧嘩してたでしょ?』
「…そうでしたか?
……翼はあの頃より穏やかになり魅力が増しましたね」
『えっ?//////』
「この両の眼を閉じなければ翼の顔が見れたのに…
きっと以前にも増して美しくなっているのでしょうね」
そういってアキラは私の首筋に顔を埋めた
『きゃっ、アキラ…からかわないでよ……』
「クスッ…からかってないのですが…すみませんつい…」
アキラは私から離れて顔を向き合わせた
まだちょっとドキドキしちゃう…
「さて、どうしましょうか」
『ボンちゃんとアキラを連れて上まで風の力で飛べたらいいんだけど…』
「このケモノは寝てますしね…
梵と私はこの先を進みます
翼は上へ登ってください
一人ならいけるでしょう」
『うん…』
「あなたと同じく無茶をするゆやさんの所へ急いで行ってください」
『わかった!何が起こるか分からないからアキラたちも気を付けてね!』
「えぇ、翼…くれぐれも無茶はしないように…
また後で…」
アキラたちと別れて私は地上へと急いだ
アキラは優しいな…
一緒に話すと落ち着く…
緊張が少し和らいだ
_
後悔することばかりだ…
地獄門ではゆやさんは歳世に
私は歳子に捕まってしまった
隣にいたのにゆやさんを助けることができず
ゆやさんの命の期限は12時間になってしまった
後ろ向きな今の私の精神状況では
あれだけ特訓した力はまったく反応してくれなかった
壬生の城下町では村正様のことを知らせず
深く傷つけてしまった
どうしても言葉にすることは、できなかった…
ボンちゃんもゆやさんも村正様のことを想い、前を見据えて話してくれた
ただ後ろを向いて泣くだけの私よりも…
故郷だという壬生に到着しても懐かしさを感じることもない
みんなは狂のこと知ってるみたいだけど
私を知っている人もいないし…
それどころかゆやさんの水龍や村正様への暴言の数々…
私も腹をくくって戦わなきゃ
ゆやさんを護るために!!
記憶を取り戻すために強くならなくちゃ!
とその時…
ボゴォ
『!!』
床が崩れて地面に穴が開いた
ボンちゃんとアキラはともかく
ゆやさんを助けなきゃ!
ボンちゃんを踏み台に跳んだアキラに放り投げられたゆやさん
狂に届くように落ちないように風の力を必死に込めた
後は狂がなんとかしてくれるはず!
着地しようとするとアキラが途中で抱えてくれた
『ありがとうアキラ』
「大丈夫ですか?」
『お陰様で大丈夫だよ
とっさだったからうまく力が使えなかったみたい』
みんなの走るスピードに追いつけるよう
少し風の力を使って移動していたから
地面に穴が開いてもなんてことないけど
ゆやさんの方に力を注いだから自分をコントロールできなかった
まだまだ未熟だ…
『ボンちゃんは着地失敗したのかな?気絶してるの?おーい…』
ボンちゃんの方を向いて話しかけていると
後ろから優しい温もりが…
『アキラ…どうしたの?』
抱きしめられてるからアキラの表情は見えない…
「…翼…あまり無茶は…しないでくださいね…」
『無茶なんてしてないよ?』
「いえ、あなたは無茶しかねない
今だって…
いつか大変なことになりま…」
『アキラ、心配しすぎだよ
力の使い方も思い出しつつあるし…』
「私が言っているのは心の方です」
『え?』
「あまり無理をしすぎず頼ってくださいね
腕でも胸でもお貸ししますよ」
『…ありがとうアキラ…
なんだかとても紳士的になったんだね』
「昔からですよ」
『前は賑やかにほたるとボンちゃんと喧嘩してたでしょ?』
「…そうでしたか?
……翼はあの頃より穏やかになり魅力が増しましたね」
『えっ?//////』
「この両の眼を閉じなければ翼の顔が見れたのに…
きっと以前にも増して美しくなっているのでしょうね」
そういってアキラは私の首筋に顔を埋めた
『きゃっ、アキラ…からかわないでよ……』
「クスッ…からかってないのですが…すみませんつい…」
アキラは私から離れて顔を向き合わせた
まだちょっとドキドキしちゃう…
「さて、どうしましょうか」
『ボンちゃんとアキラを連れて上まで風の力で飛べたらいいんだけど…』
「このケモノは寝てますしね…
梵と私はこの先を進みます
翼は上へ登ってください
一人ならいけるでしょう」
『うん…』
「あなたと同じく無茶をするゆやさんの所へ急いで行ってください」
『わかった!何が起こるか分からないからアキラたちも気を付けてね!』
「えぇ、翼…くれぐれも無茶はしないように…
また後で…」
アキラたちと別れて私は地上へと急いだ
アキラは優しいな…
一緒に話すと落ち着く…
緊張が少し和らいだ
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