ハリネズミ
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「よこせ」
「why……?」
これが朝一番に私がした会話だった。
~名前side~
「…と、いう事があったのだけど友人よ。どう思う」
「朝一に碧棺さんの顔を拝むのはキツイッす。
動じない先輩まじ憧れます。結婚を前提に結婚して」
「急展開に名前さんついていけないのだわ」
「…まぁ今日の朝にその一言っていったらバレンタインでしょ?」
「……そうだよねぇ。」
「どうやって逃れてきたの?」
「貴殿に渡す予定だったチョコでなんとか…」
「Oh…私のチョコが…」
「いやなんかさ…今まで見たことない目しててさぁ…怖くて」
「HAHAHAどんな目~?可愛い彼女いるくせにねぇ~」
「ほんとよねぇ~。なんていうか…こう…徹夜で、「お~い、苗字~。恋人様がいらっしゃったぞ~」あ、ごめん。いくね」
「おうおう行け行け。私の屍を堂々と踏みつけてな」
「粉々にしてやんよ。じゃ!」
「(……どんな顔してたのよ。これ以上名前を傷つけて何がしたいの?碧棺 左馬刻…)」
~左馬刻side~
これじゃねぇ。
これじゃねぇ。
違う。これじゃねぇ。
これは本命の方じゃねぇ。
昨日カメラで見たやつじゃねぇ。
違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
これじゃねぇこれじゃねぇこれじゃねぇこれじゃねぇこれじゃねぇ
なんでだよ俺が欲しいのはこれじゃねぇ違う違う違う
なんでだよなんでなんでなんでなんでなんでなんで…
じゃあ本命は誰に渡すんだよ最近電話でよく話してる野郎か?あいつの彼氏だとかぬかしてたがそんなわけあるはずねぇ。
あいつは俺が好きなんだ俺だけ好きなんだあんな踏みつぶしちまえば一発で終わるようなゴミがあいつの彼氏なわけねぇ。
そもそもあいつの最初の恋人も最後の恋人も最初の旦那も最後の旦那も俺って決まってんだよ
何邪魔してやがんだクソがあいつに近づいていいのは俺と芳乃だけなんだよどいつもこいつも邪魔しやがって
名前は騙されてんだ優しいやつだからそこにつけこまれたんだぜってぇそうだじゃなきゃあいつが俺以外を見るなんてありえねぇんだ
忌々しい野郎だ俺の名前を傷つけようとしやがって許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ
許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ許さねぇ
「―――わからせてやんねぇとな。」
「それにアレは俺に渡すはずだったもんだ。取り返さねぇとな」
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