2.不穏
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あぁもう最悪、意味がわからない。
自室に戻った雅はゴロンとだらしなく畳に寝そべり、七松に怒鳴り散らしたことを後悔していた。
なんであんなにキレたのよ。
七松はただ単に情報が欲しかっただけだ。揶揄ってなんかいない。
そんなこと誰だってわかったはずだ。
馬鹿ね、私。
きっと私、悔しかったんだわ。
雅は七松と共に忍務なんて、行ったことがなかった。
だから、七松と共に忍務へ行ける後輩が羨ましかったのだ。
男の子に生まれてたら、一緒に忍務に行けたのかしら。
いや、それはないわね。男の子だったら文官の勉強させられたに決まってる。忍術学園なんて入学してないわ。
女の子に生まれて忍術学園に入ってよかったなんて思っていれば、入室の許可を求める声が聞こえたので許可をだせば、やってきたのは、雅に忠告した同級生だった。
「お説教しに来たの?悪いけど後にして。そういう気分じゃないわ」
ゴロンと寝返りをうち同級生から顔を背ければ、同級生は文机に何かをおいた。
「速達で来た手紙だ。早めに目を通しといた方がいい。内容しだいでは、協力するからさ。」
その言葉を聞いて雅は、急いで身体を起こし、手紙に目を通す。
そして一言呟いた。
「協力頼むわ。」
同級生はコクリと頷いた。
自室に戻った雅はゴロンとだらしなく畳に寝そべり、七松に怒鳴り散らしたことを後悔していた。
なんであんなにキレたのよ。
七松はただ単に情報が欲しかっただけだ。揶揄ってなんかいない。
そんなこと誰だってわかったはずだ。
馬鹿ね、私。
きっと私、悔しかったんだわ。
雅は七松と共に忍務なんて、行ったことがなかった。
だから、七松と共に忍務へ行ける後輩が羨ましかったのだ。
男の子に生まれてたら、一緒に忍務に行けたのかしら。
いや、それはないわね。男の子だったら文官の勉強させられたに決まってる。忍術学園なんて入学してないわ。
女の子に生まれて忍術学園に入ってよかったなんて思っていれば、入室の許可を求める声が聞こえたので許可をだせば、やってきたのは、雅に忠告した同級生だった。
「お説教しに来たの?悪いけど後にして。そういう気分じゃないわ」
ゴロンと寝返りをうち同級生から顔を背ければ、同級生は文机に何かをおいた。
「速達で来た手紙だ。早めに目を通しといた方がいい。内容しだいでは、協力するからさ。」
その言葉を聞いて雅は、急いで身体を起こし、手紙に目を通す。
そして一言呟いた。
「協力頼むわ。」
同級生はコクリと頷いた。