プロポーズしてみた
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今日も今日とてバレー部の練習を見に来た。
ハイキューキャラが目の前で動くところが見たいと思ったのが最初。
今は純粋に、彼らの応援をしたいと思っての見学だ。
『うわ、あんなとこから速攻…!』
ちなみに見学には1人で来ている。
普段教室で話す女子クラスメイトは部活があるからだ。
だから1人で来ている。
もちろん独り言である。
周りの女の子にヒソヒソされても負けないという強い気持ちを持って。
『うわっ!?』
「悪い!」
「大丈夫か!?」
2階のギャラリーで見ていたというのに、ブロックで軌道が変わったボールが突っ込んできた。
顔面スレスレで飛んできたボールをギリギリで避けると、ボールは壁に当たって悠桐の足元へ転がった。
『びっ…くりした…。平気!ボール持って降りる!』
こちらを見ているバレー部に声を掛けて、悠桐はギャラリーから下へと向かう。
練習を再開したコートを横目に見ながら、ボールを取りに来た1年生に手渡した。
ぺこりと頭を下げて戻っていく1年生。うん、かわいい。
「あ、やべぇ!」
『えっ』
避けろと声が聞こえてそちらを見ると、またしても悠桐にボールが突っ込んでくるところだった。
『(当たるっ…!)』
思わずギュッと目を瞑ったとほぼ同時に、ボールが弾かれる大きな音がする。
『…?』
恐る恐る目を開けると、どうやらボールを追いかけてきた岩泉が、間一髪でボールを弾いてくれたようだった。
「伏見、大丈夫か!?」
『えぁ、あ、はい…』
「怪我は!?」
『してないっス!』
悠桐の返答を聞いて、岩泉はニッと笑う。
顎から滴る汗が、ぽたりと床に落ちた。
「良かった」
ぽすりと頭に乗せられた手が熱い。
釣られるようにして、悠桐の体温も上がる。
『岩ちゃんくそかっけぇ…』
「あ?」
『旦那にするなら絶対岩ちゃん…』
「だ、旦那!?」
『結婚しよぉ…』
「は、な、…こ、断る!!」
『顔真っ赤だよ岩ちゃん』
擦れてない感じ、とっても好印象です。